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シンジュサンのおはなし~いつも思うこと、心を寄せること

夕方、裏庭に回ったら壁に大きな美しいガがとまっていました。
神樹蚕(シンジュサン)です!
シンジュサンに出会えたのは二度目です。

2020.615 シンジュサン2

羽化したばかりなのか、羽根を大きく広げています。
右側の一部の羽根が欠損していましたが、
飛ぶのには支障がなさそうでよかったです。 

前に訪れてくれたときは、山の神様からのお使いでした。

前回のにじのえほんの記事です。 

☆神樹蚕(シンジュサン)のおはなし~森からのメッセージ

https://nijino-ehon.blog.ss-blog.jp/2018-06-05

今回も大切なメッセージを持ってきてくれた気がします。
シンジュサンとおはなししてみました。

シ「私はあなたに伝えに来たんだよ。
  山の神さまのお使いだよ。
  虫が話したがっているよ。
  ひとつひとつ言葉を紡いで、
  森の言葉を伝えてごらん。
  そしてそれが歌になる。
  今、自然に起こっていることが。

  私たちの数は減っている。
  だからメッセージを拾ってごらん。
  あなたの耳に届くその声。
  それは私たちからのメッセージ。
  今起こっていることを伝えよう。
  訪れた虫には耳を傾けてごらん。
  地球のメッセージが聞こえるよ。」

私「どうもありがとう。  
  シンジュサンはモスラに似ていますね。」

2020.615 シンジュサン9

最近NHKの番組で、モスラのテーマ曲を作曲した
作曲家のことを放映していました。
モスラの曲はインドネシア語で、歌詞の内容は
平和を大切にしようというメッセージでした。

☆モスラの歌の歌詞は映画オリジナルの創作言語かと思いきや本物の“インドネシア語”だった「モスラを崇め尊ぶ心溢れる詞で震えた」

https://togetter.com/li/1202285

シ「私たちは愛情深いガの仲間。
  毛がフサフサなのも、優しい外見なのも、
  気持ちが温かいのも、私たちが自然を愛しているから。
  
  なんだか命が小さく乏しくなっているく。
  以前のように活気がない。
  私たちは取り戻したい。
  虫に自然に仲間
  鳥にけものに人間
  以前のように活気があったらいいと思う。」

 私「そうだね。虫も少なし、燕の渡りも遅かったし、
   自然に活気がないと思うよ。」

 シ「私たちは取り戻したい。以前の活気を。」

 私「それにはどうしたらいいと思う?」

 シ「私たちの美しさを知ってほしい。
   外からの美しさでもいいの。
   きれい、かわいい、面白い。
   心を寄せて興味を持ってほしい。
   夜の夕べに窓に止まった虫の美しさ、音色、
   心を寄せてくれたらそれでいいよ。
   関心を持たれないのが一番悲しい。

   森の隣人は今日も生きている。あなたの隣で。
   そう思ってくれているだけでもいいんだよ。

   シンジュサンは森に帰る。
   今日話せて嬉しいよ。
   心の中で話しかけてくれたらそれでいいんだよ。」

私「ありがとう。読んでくださる方にお伝えするね。

シ「シンジュサン、森へ帰る。
  嬉しい。たくさんの虫が喜ぶよ。
  綺麗な姿を見せに来るよ。
  そうしたら褒めて、可愛い、綺麗って思ってね。  
  それだけで充分力になる。
  
  自然は相互のエネルギー。
  お互いを思いやって力になる。
  虫も人も自然もけものも
  お互いが力の輪になる。
  思いの輪が力になる。
  
  シンジュサン、ありがとう。
  森に帰るね。」

  シンジュサンは夜の間に森に帰ったようです。
  朝になったらなくなっていました。
  
  シンジュサンの言葉で、「M・エンデのはてしない物語」のことを思い出しました。
  「はてしない物語」に出てくる登場人物は、人々や子供たちが童話や物語に 興味を失い忘れ去られてしまうと、その存在が虚無に飲み込まれて
いなくなってしまうということでした。

私たちが自然やいきものたちに関心を失ってしまうと、
自然や生き物たちの 活気がなくなってしまうとシンジュサンは言いました。

彼らの存在に目を向けて、常に心を寄せていること。
彼らにどんな変化が起きているか気にかけること。
それが自然や生き物たちをまもり、活気づかせていくことかもしれません。

自然を守るということは、難しく大変なことではなく、
自分の家族を見守るように、 常に思い、
心を寄せ関心を持ち続けることだと思います。

そしてそれがお互いを思いやること、想いが力の輪になること、
エネルギーが循環して、お互いを生かし合うことに繋がっていくのかもしれません。

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