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やっぱり大好き「天使にラブソングを」

最近我が家では、週末の夜に家族で映画を観ます。AmazonプライムとかNetflixとか本当に便利ですよね。何を観るかは家族で順番に決めます。先週は私の番だったので、「天使にラブソングを」を観ました。

久しぶりに観たのですが、やっぱり大好きな映画だなぁと思いました。基本的に笑える内容なんだけど、泣きそうになるポイントが幾つかあって、そのシーンにくると涙が込み上げてきます。(基本的に私は、涙もろい人間です。)家族に気づかれないように涙をこらえるのに必死でした。

(ここからはネタバレありです。)

私が1番グッとくるシーンは、主人公のデロリスが聖歌隊のみんなに歌を教えるシーンです。その中でもシスターの1人、マリアロバートが歌を教わって自分の歌声に驚くところ。ここが私としては、すごく感動するシーンなんです。自分が既にもっている素晴らしい歌声に気付いていなかったマリアロバート。デロリスとの出会いによって可能性が引き出されたのですよね。

自分が教員だからでしょうか。このシーンは本当に印象的です。子どもたち1人1人に違う良さや魅力がある。でも、本人もみんなもそれに気づいていない。そういうことってきっとあるはずです。誰かとの出会いや、何かのきっかけにそれが表に出てきて、みんなで喜び合ったり、一緒に楽しめたりしたら素敵ですよね。教室がそんな場所になったらいいなぁと思います。

デロリスも歌によって、また、歌を教えるという行為によって救われました。聖歌隊で歌を教える役に就くまでは、嫌で嫌で仕方なかった修道院での生活。しかし、歌をきっかけにして味気ない毎日が輝き出します。歌声で礼拝に訪れる人を魅了しただけでなく、修道院の慣例を越えて新しいチャレンジに踏み出します。

映画の中で、シスターという職はつまらない仕事というように捉えられている描写があります。真面目さを象徴するような。学校の教員も職業に対する社会のイメージが強い仕事であるように感じます。昔よりも学校が組織的な対応をすることが増え、親しみにくい雰囲気を感じさせてしまうことが多くなっているせいかもしれません。

このお話に出てくる修道院のように開かれた親しみやすい存在になれたらどんなにいいかなぁという思いも湧いてきました。(自分を重ね過ぎですね。。。)

「天使にラブソングを」は聖歌隊の歌もすごく魅力的。静かに歌うシーンもいいし、ノリノリで歌うシーンも大好きです。今週は、「天使にラブソングを」に出てきた曲がずっと頭の中に流れています。みなさんも、冬の夜の楽しみに昔の映画鑑賞はいかがですか?

最後までお読みいただきありがとうございました!