理解できなくても関心を持つ
こんにちは、にじ工房です。🌈
自分には理解できないことは、この世にたくさんあります。でも、だからと言って拒否しなくても関心を持つことはできます。
●鬼滅の刃、観ました
先日、映画「鬼滅の刃」を観ました。平日の昼間、おばちゃん一人で恥ずかしい…とも思いつつ(^_^;)、次男に励まされて。
その前に、事前情報を仕入れるため、Amazon Primeでシーズン1のアニメを観、基礎を固めてから映画を見に行きました。
と言うのも、シーズン1の続きが映画になる、と言うことを息子から聞いていたからです。
教室に通っている小学生たちも、もちろん話題にしていますし、
大人の方でも身近で「すごいすごい!」という人は複数います。
でも、なんとなくあまり関心が持てていませんでした。
以前いちど、(漫画が売り切れで手に入らない、と話題になったころ)知人に勧められアニメの第一話だけ見てみたのですが、その時もどうにも興味を持てずにそれ以降しばらく封印していたんですね。
それでも、ニュースになり多くの人がひきつけられている物語です。
私自身に関心が無くても、私が大事にしている、常日頃教室に通っている子どもたちが関心を持っているなら、私には知る必要があると思いました。
大急ぎで集中してシーズン1全26話を観、それから映画館へ行きました。
アニメも映画も映像は美しく、兄弟や家族の愛、試練を乗り越えていくストーリーも良いと思いました。しかし、感動する、熱狂する、のめりこむというほどではなかったです。
たとえば、「指輪物語」や「モモ」「果てしない物語」「ナルニア国物語」のような古典的な物語の感動のほうが、わたしには親しみやすいということで、決して鬼滅の刃が劣っているということではありません。
でもでも、私にとってこのストーリーを見る事はとても大切なことだったのです。
●関心が薄くても観た理由
わたしには息子が二人います。もう大きくなりましたが、まだ小さい頃、テレビゲームやアニメに子供が強く興味を持ってやりたがるのを私はいい気持ちがしませんでした。
特に長男の時はその気持ちが強く、あれこれ理由をつけては制限をしていました。ゲームやテレビが成長に良くない、ということ以外に、自分が良いと思わないものを子供が好きなことが不快だったんですよね。
しかし、理由はどうであれ、ゲームやアニメには子供を惹きつける魅力があります。
「子どもが好きなものを否定する」ことは、その子自身のことも受け入れていないことにつながる、拒絶ではなく、子どもの関心を理解するために私はもっとあの当時知る姿勢を子どもに示すべきだったなと、今は思います。
鬼滅の刃も、
私自身がそのアニメの魅力が分からないとしても、私が大事にしている常に関心を持って接している教室の子供たち、出会う子供たちが強い興味を持って心を動かしているものだったら、私にはそれに関心を持ち、知ろうとす必要があります。子どもを理解し、受け入れるために。
誰かを理解しようとするなら、その人を深く知ろうとすれば、
その人の関心を持つものを知る必要があります。
自分がそれを好きになる必要はありませんが、「なぜ?」という問いを持つことは大切です。
そして、知ろうとする姿勢は相手に関心を持つことにつながります。知らなくてはその人を知ることができません。
知ろうとしない、というのは「無関心」を作りますよね。好き嫌いより、無関心の方が人は辛い。
好みかどうかと言うことと、知るか知らないかと言うこと、理解するか理解しないかと言う事は、すべて全く別のものだとシュタイナー教育を学ぶ中で知りました。
例えば異文化、知らない国、知らない動物、知らないアニメ、知らないゲーム、知らないスポーツ、それを好む人々、子どもたち。
それをわからないけれど理解しようとする、誰かを理解しようとする姿勢が「つながり」ではないかと思います。
私の周りでは、善逸さんが好きと言う子供が結構多いです。子供たちが好きなキャラクターそして好きな場面を笑顔で話しているのを聞いて、そこにちょっとだけでも参加できるるのはとても楽しい時間です。
よろしければ、コメントや感想など、お聞かせいただけたら嬉しいです。(^_^)
*お人形っていつも笑ってますね。子どもが悲しい時にはお人形はどうしたらいいのかな?よろしければこちらもご覧ください。
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