冥府魔道映画紹介365日‥2020年6月下旬

1997年の6月21日は、勝新太郎さんがお亡くなりになった日。 

そこで本日のおすすめ映画は勝新太郎が渋沢栄一(次の1万円)を演じた『帝都物語』(1988)。監督は実相寺昭雄。 

バブル時代の、豪華キャスト、豪華ビジュアル。帝都東京の霊的防衛! 脚本も演技も不親切なので、観る側は想像力が必要!

6.21帝都物語

6月22日は「ボウリングの日」。 

おすすめ映画は『ビッグ・リボウスキ』(1998)。コーエン兄弟の作品です。 

IQ高そうな人が出てこない、オフビート映画。私の好きなジョン・グッドマンも出演しているのです。

6.22ビッグ・リボウスキ

2011年の6月23日は、ピーター・フォークさんがお亡くなりになった日。 

そこでおすすめ映画は『カリフォルニア・ドールズ』(1981)。監督はロバート・アルドリッチ。 

思い通りにならないまま年齢を重ねてしまった男と女の、やるせなさと闘いと愛情と。複雑な感情が沁みますなぁ。

6.23カリフォルニア・ドールズ

6月24日は「UFO記念日」。 

そこでおすすめ映画は『マーズ・アタック!』(1996)です。監督はティム・バートン。 

豪華キャストを集めて、「無垢で残酷な遊び」を最後までやりきる、ティム・バートンの責任感。

6.24マーズ・アタック

6月25日は「住宅デー」。 

そこでおすすめ映画は『逆噴射家族』(1984)です。監督は石井聰亙(現・石井岳龍)。 

一軒の家の中で繰り広げられる、家族同士の殺し合い。間違いなく一時代の空気が閉じ込められているし、すこぶる面白いのです。

6.25逆噴射家族

6月26日は「拷問の犠牲者を支援する国際デー」。 

そこでおすすめ映画は『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)。監督はマーティン・キャンベル。 

椅子に座らされたボンドのキ○○マに、ロープの結び玉を叩きつける。何度も何度も。まさに地獄の拷問であります。勘弁してくださいよ〜。

6.26カジノロワイヤル

6月27日は「演説の日」。 

そこでおすすめ映画は『ディープ・ブルー』(1999)です。監督はレニー・ハーリン。 

サメ映画の傑作のひとつですが、見終わってみると、ストーリーはあまり記憶にありません。覚えているのはサミュエル・L・ジャクソンの演説の場面ばかり……ということに。

6.27デュープブルー

6月28日は、キャシー・ベイツさんのお誕生日。 

そこでおすすめ映画は『ミザリー』(1990)です。監督はロブ・ライナー。 

原作は自分の作った小説世界によってヒドい目に合う話だけれど、映画はまた違った怖さがあります。キャシー・ベイツさん、いいお芝居をしていますよ。

6.28ミザリー

6月29日は「ビートルズ記念日」。 

おすすめ映画は「Let It Be」がエンディングで流れる『悪霊島』(1981)。監督は篠田正浩、脚本は清水邦夫。 

鹿賀丈史金田一は悪くないけれど、失敗作。「青春の終わり」という余計な物語のせいで、逆に「あの時代のロマンチシズム」が終わってることが明らかに。

6.29悪霊島

6月30日は「トランジスタの日」。 

そこでラジオから流れてきたベンチャーズが青春を変える映画『青春デンデケデケデケ』(1992)をおすすめします。監督は大林宣彦。 

若いというのは、「時間が無限にある」と感じられることなんだなぁ……としみじみ考えてしまいます。

6.30青春デンデケデケデケ

読んでいただき、ありがとうございます。

映画紹介7月上旬は、こちらに。


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