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子ども食堂オープンに向けて喫茶を開業します

初めまして、京都市下京区にある特定非営利活動法人クリエイター育成協会の藤井です。

私たちは、働きたいという気持ちを持った障害のある方々の就労サポートをしている団体です。

障害者就労移行支援事業所、そして障害者就労継続支援B型事業所の2つを運営し、WebデザインやFTP、プログラミングなどのIT分野に特化した事業所として、障害のある方々のスキルアップを支援しています。

そんな私達が、子ども食堂を始めることになりました。

その理由は。

障害を持つ人の働く場として、受け皿になるような場所を作りたいと思ったからです。私たちは、「一般企業への就職を目指す」という形で就労移行支援を行なっていますが、どうしても一般企業での型にはまった働き方では合わない、という方がおられます。

そのまま無理をして一般企業で働き続けると、また心と身体を崩してしまうかもしれません。

だから、身近で支援を続けてきた私達が、その受け皿となる働く場を作ろう、となったわけです。

一方、社会の大きな問題としてあげられるのが、子どもの貧困です。

平成28年度京都府母子・父子実態調査によると、子どもの5人に1人が1人で食事をしているそうで、家で十分にごはんを食べられていなかったり、いつも1人で寂しく食べていたり、カップ麺やコンビニ弁当などで栄養に偏りがあるなど、様々な問題があります。

また、学校に馴染めない、家にいることも辛い、そんな思いを抱えている子どもたちもいます。

そんな子どもたちの居場所として、障害のある人が運営するお店でごはんを食べて宿題をしたり、お話をしたりできれば良いのではないか、そう考えるに至りました。

子どもたちにとっては、安心と学びそして教育を提供します。

・ごはんが食べられる
・居てもいい場所がある
・話を聞いてもらえる
・色々な人と出会える

私たちは、挨拶を徹底しているのですが、それは子どもたちに対しても変わりません。

・挨拶の徹底
・感謝の気持ちを持つ
・自分が使ったお皿は必ず自分で洗う
・お店の片付けを手伝う
など、家庭で十分にできていないなら、そうした教育も徹底していきます。

一方で、お店の運営に携わる方々には、こんなお仕事をお願いしていきます。

・食材の下準備
・調理(補助)
・配膳をする
・掃除をする
・子どもたちの話を聞く
・宿題を教える
・イベントを企画する

子どもたち、そして障害を持つ人々がお互いにお互いを思いやり
当たり前のことも感謝の気持ちを持てる、そんな心を育むことが、この子ども食堂を取り組む意義だとおもっています。

いよいよ、お店の物件の契約が終わり、今週は引き渡しです!
子ども食堂は、子どもたちがいつでも来れるように常設にしていきますが、初めての取り組みなので、私たちも少しずつ試しながらやって行くことになります。

まずは、11月1日に誰でもご利用いただけるようランチ営業のお店をスタートさせます。メニューは開発中ですが、大きなエビフライがどどんっと乗ったワンコインランチを提供予定です。
その他、日替わりで美味しいメニューを予定しています。

お近くに寄られた際は、ぜひ一度覗いてみてください。

コーヒーは、KEY COFFEEさんのものをハンドドリップでご提供予定です。


お店の場所は、
京都市下京区大工町106-1 エルアブラリ1 階。

これから、このnoteにて活動報告をしていきますので
よかったらお読みいただけると嬉しいです。

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