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負け犬上等

ああ夢が無いな
希望も無いな
生きるので精一杯だ
放ったままのワイシャツ
埃を被ったテーブル
不安を肴に強めの酒を一杯呷る


僕らは明日のために今を生きていて
時々それがどうしようもなく
くだらなく思える夜がある
いつか何かを成し遂げたくて
なのに現状を壊す勇気もなくて
やけになってくすぶって眠る


何もかもを捨ててしまいたくて
誰も知らない土地に行きたくて
やってやると息巻いたその姿は
まるでいつかの誰かのよう
何番煎じだと言われても
仕方ないようなこの有様


朝が来ればまたいつも通り
淡々と生きるにはちょっと辛い
グレーな日常がお出迎え
置いてきぼりを喰らわぬように
今日も自分を奮い立たせる


相変わらず夢は無い
残念ながら希望も無い
それでも僕らは生きるのさ
苦い塊を飲み込みながら
泥水を啜りながら
這いつくばってでも生きるのさ




あとがき
こんにちは。新山栞です。
今回はえらく退廃的な詩になりました。きっとここ数日心がやさぐれていたせいですね(笑)おかげでなんかまとまりがないというか、納得の行くレベルまでブラッシュアップできませんでしたねー。言葉が浮かんでこない…。インプットの時期にアウトプットするのは難しいですね。まあそれでも頑張るのですが!

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ではまた来週!

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