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イチゴノキ

イチゴノキ(Arbutus unedo)は、ストロベリーツリーとも呼ばれ、名前に「イチゴ」と付きますが、バラ科のイチゴとは種類を異にするツツジ科イチゴノキ属の植物です。
その名の通り、果物の苺のような赤い実をつけます。果実は食べられますが、あまり美味しいものではないようです。

アイルランドから地中海沿岸に掛けたヨーロッパ地域が原産の小型常緑樹で、最近は日本でも広く見られるようになりました。

開花から実を結んで熟す迄に年を越し、一年半程の時間が掛かります。
秋頃に咲いた花が果実になり、翌年の冬に色づく頃には、また次の年の花が開いていて、花と実を同時に楽しむことが出来ます。

(見出し画像撮影:6月初旬)
薄緑の花はうっすら紅を帯びています
(撮影:9月初旬)
雨に濡れて色濃く見えるピンクの花
(撮影:11月下旬)
花の奥には柑橘類のような黄色い実
これからまだまだ赤くなります
(撮影:11月下旬)
熟しているのは前の年の実
苺のように見事に真っ赤です
(撮影:11月下旬)
赤い実の奥に見える花
よく見ると次の実の気配が
(撮影:11月中旬)
花の後、膨らみ始めた小さな実
(撮影:3月下旬)
初夏には明るい日の中で
次の年の緑の実がうっすら赤くなって来ています
(撮影:6月下旬)


-2020.12. 公式サイト初出-