映画館に行きました
映画館に行きました
20代の頃と比べて…映画館に行くとまず二時間超、尿意を気にするようになりました。
ようし、見るぞ。その前にトイレに行かなければ。連れは大丈夫かな。
と、尿意に対する意識が高まる。これが加齢か(嫌な自覚。できれば忘れたい)
さて、YouTube原作、間宮祥太朗と佐藤二朗主演の変な家を見に行きました。
ーあらすじとちょっとだけ感想ー
※ネタバレあり。肝心な部分もありますので、恐れ入りますが視聴予定のある方はブラウザバックをお願いします。
間宮祥太朗は、怪談語り系のユーチューバーだが、マンネリによる再生数減で、ネタに飢えていた。
事務所所長にせっつかれるも、突然アイデアが浮かぶわけもなく、曖昧に返事を濁す。所長は、雑談として購入を検討している家の間取り図を間宮に見せる。
なぜか嫁が気持ち悪いと渋る・違和感の正体が分かるか?と聞かれたため、知り合いの建築士・佐藤二朗に話を持っていくと、
「子供部屋が二重扉で囲われている上に、二階・子供部屋の風呂と車庫に隠し通路があると思われる。子供が風呂で反抗に及び、車庫に遺体を隠すー自分なら、こんな不気味な家は買わない」
佐藤二朗の話は飛躍しすぎだと、懐疑的な間宮だが、所長から電話が来る。
「近くの雑木林でバラバラ死体が見つかった。聞いといてなんだが、気味が悪いから購入はやめる」と。
その話をユーチューブにアップすると、予想以上の反響で、所長も喜び「二段三段を出そう」と言い、間宮も満更ではないが、それ以上の情報がない。
どうしたものかと悩む間宮は、「人を殺す家に心当たりがあります」というダイレクトメッセージに興味を惹かれる。
え、ここからザックリネタばらしです。
間宮にメッセージを送った川栄李奈は、被害者の妻を装いますが、実はかつて「人を殺す家」に住んでいた女性の妹。
姉が行方不明で消息を追っていたものの、「加害者サイド」だと警戒されると考えたため、間宮に被害者の妻と騙り、一緒に調査をしようとしていたのでした。
結局、長野にある川栄李奈の実家が怪しいってことで向かうのですが、その実家にも隠し通路があります。
実は川栄の実家は、明治時代に主が手を付けた女中の呪いに怯えていて、左手首を祭壇に捧げないと祟りが起こると思い込んでいるらしいです。
ちなみに地元の名士であった川栄の実家付近の村は、その親戚演者が多く、クライマックスでは蓬髪の女面みたいなのをかぶって、村人全員で襲いかかってきます。
高嶋政伸は川栄李奈のおじさん役ですが、因習村におもねるふりをして遺産を狙う強欲ジジイだったのですけど、
不気味さを演出するための荒れた畑や鋤などの時代遅れ甚だしい農具、老朽化した家、「明治時代に栄えた」という設定から、人殺しに荷担してまでリターンがあるようには到底見えなかったのが、残念なポイントのひとつです。
酷い言い方ながら、たかだか女中の呪いに村人全員が狂うという設定はどうなのか、女中は貞○かなんかだろうか、とか、ボケているらしい川栄の祖母が、クライマックスでチェーンソーを振り回して主人公たちを追い回したり、怖い!っていうより滑稽で、後半になるにつれ、冷めていきました。
建築士・栗宮こと佐藤二朗は、甘いもの好きでいちごパフェをぐちゃぐちゃにかき混ぜながらいただき、本好きで、まるで水平かどうか確かめるような奇妙な姿勢で本を読む。
佐藤二朗の怪演技は、とても良かったです。
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