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祝詞と呪詛

密教では「印」と真言という「言霊」を使った覚醒術が用いられています。
神経と連結した「印」と、脳に連結した「言霊」を用いて、意識と感覚と身体能力を覚醒させ自身をコントロールする体術だという認識です。
「呼吸法」や「瞑想」も体術です。
当然のようにヨガとも酷似しています。
最近知ったのは、古神道でも取り入れられているそうです。
「ふるべ、ゆらゆらと、ふるべ」
振動が体を調整し、また、共鳴することで周りにも影響を与えます。
スピリチュアル寄りの話に聞こえますが、理にかなった術なのです。

神道では「祝詞」や「祓詞」を用います。
祓詞とは、邪念や穢れを払う「言霊」です。
祝詞とは、親愛を伝える「言霊」です。
親しみのある人を喜ばしてあげたい。という率直な気持ちのこもった「言霊」であれば「祝詞」です。
邪念や悪意をこめて伝え、意図的に穢れを生じさせる言葉は「呪詛」です。

「祝詞」は波長が合えば、お互いの精神を育みます。霊的なものに作用した場合も同様です。
「呪詛」は波長が合えば、お互いの精神を穢します。霊的なものに作用した場合も同様です。

波長が合わなかったらどうなるでしょう。
波長が合いすぎたらどうなるでしょう。

言霊は認識したしたとき、意識、無意識
どちらも、精神(内なる神様)に言霊として伝わり、発した人に必ず帰っていくのです。

人は過ちに気付き穢れを生じることがあります。しかし祓い省みることができます。
禍事を正しく直すことは成長なのです。
しかし、意図的に禍事を起こすことは良しとしません。結局は生み出される禍を制御はできず、自らに帰るためです。

過ちを生む言葉、正しくない言葉である「過言」も「嘘」も「曲・禍・魔」を生みだす「毒」です。微量なら「薬」になることもありますが、穢れを必ず生じさせます。

青人草は育つ土壌が大事です。
清明であれば成長の活力と、虚でない正しい道が見えてきます。そして真っ直ぐに成長できるのです。
感覚も清く明らかに正しく直に。
気持ちも清々しく、明るく、正確に、真っ直ぐに。

神道は祖霊信仰といわれます。
霊と神様はイコールではありません。
でも崇める存在です。
よく上位霊とか上位神とか階層で分けて説明されていることがありますが、
現世に近しく、現世に求めるものがあるような縛りがある霊、そして祖霊からは、良い影響だけでなく、悪い影響も受けやすいと思います。
日月神示では「めぐり」と表現されています。

これは呪いかなと思ったら、「これは呪いですか?」と声を出して問いてみましょう。そして祓ってください。簡単な防御法です。

以上、個人的な神道の解釈です。

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