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温水洗浄便座は免許制にしてほしい

「よし、今日は帰りに本屋によって帰ろう。目当ての本を買うのと、気になってる本をチラ読みしつつ、面白そうな本を見つけてみよう。30分くらいぶらぶらできるかな。たまには大量にインプットしないとな」と、滅多に本を読まないし、本屋にもなかなか行く事がない私でも、ただの思いつきで本屋に行こうと思う時があります。
本を買うといったら、購読しているマンガの新巻が出た時か、たまたま目に入った「Amazonで買って良いもの、ダメなもの。辛口レビュー!(広告一切なし)」と表紙に書かれた雑誌を衝動で買う時くらいです。大抵、この手の雑誌は、買った時点で満足してしまっていて、適当に読んで終わらせる事がほとんどです。

これ系の雑誌を読んで実際に何かを買った事がないですし、広告がないと言いながら、表紙に出ている特集は全体の1/3程度しか使われておらず、あとは中途半端な芸能人のインタビューや、薄っぺらい生活の豆知識がつらつらと書かれている事が多いです。

でもそんな本屋に意気揚々と入っても、十中八九すぐに本屋を出ることになります。なぜか、本屋に行くと便意が襲ってくるのです。これは俗に青木まりこ現象と呼称されている、あるあるの様です。

本の匂いが脳を刺激するだとか、綺麗に並んでいる本を見るとそれが便意を刺激するだとかいろいろ仮説はあるみたいですね。

私は特にお腹がそんなに強くないので、急に便意を催す事があります。大人になってから何度も未遂を犯しています。警視庁漏らし犯特定課には確実にリストアップされてますので、いつか現行犯で捕まるかもしれません。

そんなトイレにまつわる事で、許せない事があります。オフィスにいる人たちの温水洗浄便座の使い方です。

男子トイレの個室に入ると、確実に便器が濡れているのです。便器を上から見た時に、マイナス二次関数の上に凸グラフの頂点の辺りが、ビッシャビシャに濡れているのです。

照明のあたり具合で濡れていないと思いこんだり、こちらの焦り具合からよく確認せずに座ってしまった時に「あ、やってしまった」という自責の念に駆られます。

基本的には、備え付けの便座消毒用のアルコール的なスプレーをトイレットペーパーに含ませて、おじさんのハムストリングスとの間接キスを防ぐのですが、お腹がのっぴきならない状況の時はやむなく間接キスをしてしまう事があります。

便座が濡れるっておかしいんですよ。温水洗浄便座は、人それぞれ体型が違っても的にきちんと当たる様に、メーカーが何千何万回と試行錯誤を重ねてできた発明品なのです。普通に座っていれば、的にクリーンヒットするはずなのです。
それで便座が濡れるということは、水の勢いが強いのが嫌なのか自分の体を浮かして当たる角度をずらしてるわけですよね。

的に対して直角ではなく、鋭角にすることで刺激を抑えているのでしょうが、その分無駄死にしている水たちがいるわけです。その散っていった彼らが、下水に流されていくでもなく、ペーパーで拭かれるわけでもなく便座の上で何も出来ずにただただ蒸発するのを待つしかないわけですね。
そして次来た気がつかないおじさんに吸着して、不快な顔をされて強めにトイレットペーパーで拭かれていくわけです。不憫すぎませんか。自分のせいではないのに。

てか、拭けよ。使ったら。水ワッシャーって、なってるんだから吹いてってよみんな。なんで、おじさんの成分を含んだ水というこの世で触れたくないものトップ10に入る液体に、日常的に触れなきゃいけないんだよ。

こんな気持ちをいつも抑えて水に流して堪えてるんですけどね。

ちなみに、個室に長めに入ってる時に外側で人の出入りがあまりなくて静かになると「あれ?ちゃんと男子トイレはいったっけ?」って一瞬あせることありますね。


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