畔柳恭介@禍話

禍話にまつわる何者か。こんな画像を選んでおいてなんですが、何につけても摘み食いばかりし…

畔柳恭介@禍話

禍話にまつわる何者か。こんな画像を選んでおいてなんですが、何につけても摘み食いばかりしている為、系統的な知識がごっそりと抜け落ちております。その辺は期待しないで下さい。

記事一覧

河童川の流れ、或いは河童憑きの後遺症について(余寒)

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。 大学時代の終盤、僕は河童に狂っていた。 こういう風に書くと、知人友人か…

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majiな人に出会うと良くない、という話(加藤よしき)

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。 『禍話』の相槌役の加藤よしきです。この度はご参加いただき、ありがとうご…

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とりとめもない話

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。 どうも、禍話をやっている中年男性、かぁなっきです。最近は職場のストレス…

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禍話 二次創作に関して

1 禍話は青空怪談を標榜しています。語り手である中年男性かぁなっきは、非営利目的による、いかなる二次創作も許可します。文章化、イラスト化、漫画化、ゲーム化、朗読、…

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禍ジナリア 「ぼーだーについて」

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修…

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禍ジナリア 「内田百閒について」

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修…

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禍ジナリア 『信号手』

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修…

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禍ジナリア 恐怖のツボについて

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修…

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『ロフト』

山村:さて、意外と読んでくれる方が多くて、禍話の語り担当も戸惑っているこの企画だが、もうすぐお蔵出しが尽きちゃうんだな。 西脇:内幕を言わなくていいんですよ。 …

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『猫の舌』

山村(原稿確認中):あれっ?この前書き、メッチャ怖いよ? 西脇:ただでさえ架空のキャラクターの会話って古い形式なのに、そこで自画自賛とか本当に気持ち悪いんで、止め…

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『群夢』

山村:さあ、通信量をオーバーして手足を捥がれたバカな語り手が、唯一出来る事をやって許しを請うコーナーが始まりました。 西脇:許してあげて下さいよ! 山村:これは…

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ご挨拶

山村先生(以下、山村):それでは、メンバーが集まったところで、今日も姫桜高校心霊ホラー研究会として活動していきたいと思うんだけども……ん? なに、そのジトッとした…

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河童川の流れ、或いは河童憑きの後遺症について(余寒)

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。

大学時代の終盤、僕は河童に狂っていた。
こういう風に書くと、知人友人からは「お前はいつもそうだろう」などと言われるのだけれども、河童は恐るべき大河にして大海である。真にそれを愛し漕ぎ出さんとする人々に比べれば、ふだんの僕など、その広さ深さと黝い流れに圧倒され、水際で足を濡らして騒いでいるばかりのものだ(それ

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majiな人に出会うと良くない、という話(加藤よしき)

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。

『禍話』の相槌役の加藤よしきです。この度はご参加いただき、ありがとうございました。せっかくの機会ですので、私の体験談を書きたいと思います。私は『禍話』の放送で、町中で出会った変な人/変な瞬間の話をします。どうも私は「奇人変人との遭遇率が高い」のですが、これは町に限った話ではありません。職場でも、そういう人を

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とりとめもない話

※これは東京のイベントで配布した、怪しい茶封筒に入っていた手紙の一つを再現したものです。

どうも、禍話をやっている中年男性、かぁなっきです。最近は職場のストレスなのか何なのか、白髪が酷くなって (親父から受け継いだのですが) 困ります。
昨今は新たな作り手がどんどん出てきて、ホラー文化も順風満帆!みたいなネット記事を散見しますが、これは孔明の罠というか、怪物マチコミお得意の持ち上げて落とすやり方

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禍話 二次創作に関して

1
禍話は青空怪談を標榜しています。語り手である中年男性かぁなっきは、非営利目的による、いかなる二次創作も許可します。文章化、イラスト化、漫画化、ゲーム化、朗読、映像化、舞台化、etc。
発表する際に、何処かに「出典・禍話」と明記して頂ければ、それで構いません。当方への連絡も必要条件ではありませんので、気軽な気持ちで己の禍を深めて下さい。
1-2
二次創作されたものは、二次創作した方の創作物です。

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禍ジナリア 「ぼーだーについて」

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修正した断片です。題名はポーの「覚書(マルジナリア)」を捩りました。

1 (余寒)

(前略)この間のメールでも書きましたが、先日、皮肉屋文庫君と久々に会い、話に花を咲かせつつ二人で小倉を彷徨しました。
その中で、思いがけず気が付いたこ

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禍ジナリア 「内田百閒について」

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修正した断片です。題名はポーの「覚書(マルジナリア)」を捩りました。

1 (余寒)

(前略)恐怖のツボについて、百鬼園先生こと内田百閒が神懸っているという話、大いに賛同しますし、他ならぬかぁなっきさんが怪談表現において百鬼園先生を重視

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禍ジナリア 『信号手』

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修正した断片です。題名はポーの「覚書(マルジナリア)」を捩りました。

1 (余寒)
チャールズ・ディケンズ「信号手」を、かぁなっきさんが何度かオススメ作品に挙げていらして、深く納得しておりました。
私も大学時代に「怪奇小説傑作集」で読ん

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禍ジナリア 恐怖のツボについて

※これはnote用の企画として、「禍話」語り担当の中年男性かぁなっきと、怪談手帖シリーズの執筆者である余寒によるメールのやり取りから切り抜いて若干読みやすいように修正した断片です。題名はポーの「覚書(マルジナリア)」を捩りました。

1 (余寒より)

先日の配信、「舞と神棚」での、地下道で目撃されるダンス・グループについての「逆再生みたいな~」という表現、何という事もない、ほんのちょっとした表

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『ロフト』

山村:さて、意外と読んでくれる方が多くて、禍話の語り担当も戸惑っているこの企画だが、もうすぐお蔵出しが尽きちゃうんだな。

西脇:内幕を言わなくていいんですよ。

山村:あ、でもね、この作品は怖いよ。流石に実話じゃないんだけど、当時、後輩の住んでいたアパートをモデルに書いちゃったもんだから、もう彼女から怒られたり恨まれたり、そりゃあ、もう大変だったそうな。

西脇:やっぱり、この時期の語り担当は病

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『猫の舌』

山村(原稿確認中):あれっ?この前書き、メッチャ怖いよ?

西脇:ただでさえ架空のキャラクターの会話って古い形式なのに、そこで自画自賛とか本当に気持ち悪いんで、止めてもらっていいですか。

山村:いや、これ、ホラー系の冊子用に前書きとして書かれた原稿なんだけど、FEAR飯の語り手によると、ここまでキッチリと書いた記憶が無いんだって。

西脇:ちょっと……やめて下さいよ。普通に怖いじゃないですか。

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お蔵出し!文芸研究会・実話系ホラーシリーズ『群夢』

山村:さあ、通信量をオーバーして手足を捥がれたバカな語り手が、唯一出来る事をやって許しを請うコーナーが始まりました。

西脇:許してあげて下さいよ!

山村:これは語り手が所属していた文芸研究会で、適当な筆名で発表した原稿を再録したものです。荒い部分はご容赦下さい。あと、そんなに創作してません。

西脇:ヤバいじゃないですか。

山村:禍話で話したかどうかも覚えてません。

西脇:いや、そこは確認

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ご挨拶

山村先生(以下、山村):それでは、メンバーが集まったところで、今日も姫桜高校心霊ホラー研究会として活動していきたいと思うんだけども……ん? なに、そのジトッとした目つき、通称ジト目は。

西脇真奈美(以下、西脇):色々と言いたい事があるんですけど……まず、此処は先生が不当に占拠している空き教室じゃなくて、その「心霊ホラー研究会」とかいう非公認サークルの部室なんですね?

山村:えっ、説明したでしょ

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