地方公務員と外資系企業

 地元の役所に勤めて気がつけば22年経とうとしています。勤務を始めて6年目でパワハラでうつ病を発症。その後、病気休暇で持ち直し7年間頑張ったものの、人事異動をきっかけにまた再発。断続的に病気休暇を繰り返し、いま病気休暇中です。

 去年1月から復職したものの3ヶ月でダウン。4月からいまに至るまで、また病休です。上長に呼ばれて「君の病はいつになったらなおるのか?」「来る気はあるのか?」と言われるも、そんなこと分かるわけもなく、ただただ先を案じている毎日です。

 うつ病に加え、てんかん、自閉スペクトラム症も一昨年診断を受け、このままではどこにも勤められず人生終わったのかと思うこともあります。ただ、仕事をおわって家に帰り、外国語の勉強をしてみたり英文会計を勉強して投資の役に立てたり、法律の勉強をしていると頭が回ってみたりということもあり、自分の脳がどうなっているのかわからないというのが実際です。バカなのか賢いのか、自分でもわからないし、環境が変わるとどっちかの評価に振れてしまうので、正直持て余しています。つくづく、平均が羨ましいです。

 物は試しと、数カ所の転職サイトに登録しています。数年前にはスカウトされたこともあり、中には外国人からのものもありました。ありがたくもありましたが、そのときに思ったことは、「田舎の役所が務まらない人間に、他で務まるわけがない。いわんや、外資系なんて・・・」というもの。その旨を書いて、スカウトは丁重にお断りしました。つとめたところで1週間でクビになったらその時点で路頭に迷わなくてはならず、加えて地に落ちた自尊心が這い上がれなくなるのではないかと恐ろしく思えたのです。

 僕がもし公務員でなかったら、いまごろどうしていただろうと思うと、背筋に氷が走ります。かといって、病をもらったのも公務員の職場。ジレンマです。

 どこに自分の道があるのか。考える日々です。

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