仏教の勉強

歴史を教える際に必ず出てくるのが仏教です。そこで仏教をお坊さんが持っているような詳細な知識までとはいきませんが、表面的な説明がしたいと思い仏教の本を買いました。(5年前位の話です。)如来ー菩薩ー明王ー天部ー羅漢・高僧の区別を初め、釈迦如来、薬師如来、阿弥陀如来、毘盧遮那如来、弥勒菩薩(56億7千年後に如来になり人々を救済する)、聖観音など様々な仏がいて覚えるのが大変でした。しかし、ある程度日本史で勉強していましたので徐々に覚えることが出来ました。その中でも本地垂迹説での、本地と垂迹で「大日如来(本地)」と「天照大神(垂迹)」や、「大日如来」は金剛界、胎蔵界に存在するという問題が大学入試に出題されますので、私の中では大日如来が1番身近な存在でした。この大日如来はその他の如来とは違い装飾をしていることもあり、一層私は大日如来のことが好きになりました。これも単純接触効果なのかもしれません。最澄・空海の密教には大日如来が絡んできますので、大日如来関係の情報は教科書以上に伝えています。こういうときはしっかり「覚え込む用の知識」と「なるほどと思うだけの知識」に線引きの指示はしています。時代が進み、鎌倉仏教でも「そういえば、大日如来は・・・。」と勝手に私が追加説明をしてしまいますので、きっと私の受け持っている生徒は大日如来に関しては強いです。

「阿弥陀如来」を勉強してからは「南無阿弥陀仏」をより理解できたと思います。極楽浄土に連れていってくれるのが阿弥陀如来、なるほどとなりました。また「往生する」という言葉は、「死ぬ」という意味と思っていましたが、「極楽浄土にいって生まれ変わる」とありましたので良い意味でもあるんだなと新しい発見をしました。
千手観音、如意輪観音など観音様もたくさんいましたが、聖観音が姿・形を変えている、まるで孫悟空、フリーザみたいと思ったものです。聖観音が十一面観音、これはフリーザの背が高くなったバージョンと勝手にイメージ。十一面観音から千手観音、フリーザが第3形態になった。馬頭観音になったら、第4形態。准胝観音はゴールデンフリーザだな。変身系は大好きですので勝手にドラゴンボールと結びつけて楽しんでいました。

仏教の単元で、例えば「観心寺」と来たら「如意輪観音像」と暗記しなさいと指示することは簡単です。しかし、生徒からしたらつまらない暗記作業になってしまいます。そもそも仏教に興味のある中学生、高校生はレアです。興味のない単元をいかに興味を持たせるかが定期試験得点アップ、受験突破の鍵となりますので全ての単元を面白おかしく話が出来ればと思っています。私の授業を通じて歴史に興味を抱いてくれればこの上なく喜ばしいことです。

バナナを購入したいと思います。メロンも食べてみたいです。