見出し画像

Halló journal 2019 / 8月のこと

Halló journalと題して、アイスランド・フィンランド旅行記のZINEを発行したのがもう約4年以上前。Vol.2を制作したいと思いながら時は過ぎ…今年から、ひと月ごとに日々の生活雑記を”Halló journal”として綴ってゆきたいと思います。
とりとめのない内容になると思いますが、ドイツ・ベルリンでの生活しながらおもうことあれやこれや、もしご興味があればお付き合いください。

8月、後半が仕事などでみちっとスケジュールが埋まってしまっていたので、月の前半の記憶があまりありません。仕事に追われて…と言い訳をするような日々を過ごしてしまうと、あとになって少し後悔します。毎日を意識的に過ごしていきたいものなのですが…。
私事ですが、8月にまた一つ歳をとりました。せっかくだから自分に良いことをしようと思って歯医者さんに検診に行ってきました。恥ずかしながらドイツに来てから一度も検診を受けておらず、重い腰をあげて…。結果は特に虫歯も目立った異常なし、ということで一安心でした。

◇ ◇ ◇

下旬にはフィンランドへ一泊二日の小旅行をしてきました。一番の目的は、タンペレにある「ムーミンミュージアム」に行くこと。あとはヘルシンキ 〜物欲解放の街歩き〜 という身も蓋もない旅です。
初めてフィンランドを訪れたのは、ZINEの”Halló journal”でも書いたように2014年のこと。当時はレンタルWiFiも持っておらず(貧乏学生旅行には贅沢品だった)あらかじめ印刷してきたgooglemapの紙を握りしめてガチガチに緊張しながらヘルシンキの街を歩いたことを覚えています。
今回の旅は、友人と二人(女子旅)だったということもあると思いますが、終始ゆるっと力の抜けた時間を過ごすことができました。そのおかげか前回の一人旅よりもフィンランド語に意識を向けられたり、町の雰囲気を観察できたりしたのかなと思います。
タンペレへ向かう途中の電車でまず、木々が色とりどりであることにビックリしました。ドイツでそこまで気に留めなかった緑色も、フィンランドに入ってから"緑色"の種類が明らかにたくさんあったように見えました。植生に詳しくないのが悔しいです。この色の違い、森の多様性からくるものなのか、もしくはもうこちらは少しずつ紅葉の時期へと移り変わっているのでしょうか…。
タンペレで一泊したコテージは周囲が木々に囲まれていて、空気がとてもきれいででした。久々に深呼吸が気持ち良い!と身体が喜ぶのを実感。ムーミンミュージアムは想像以上にボリュームたっぷり、かつ日本語の解説も充実していてとことん楽しむことが出来ました。
翌日ヘルシンキでは色々ないわゆる観光スポットは回らずに、行きたいお店に行ったりカフェを回ったり。marimekkoのファクトリーストアは店内を見るだけでも楽しかったです。
中心地しか歩き回っていませんが、街中や公共交通機関もとてもきれいで広々していて市の豊かさが伝わってきました。そして老若男女オシャレな方が多いこと…!ジャンルは問わず、それぞれ自分に合った服装をしているところががまさに”ファッションを嗜んでいる”という印象。しっかりと自分で選んでいる感じ…。
私は身長が170cmを超えていて日本では自分に合うサイズの服や靴がなく、選択肢は比較的サイズ展開の広い外資系・ファストファッションにお世話になっいて、”大切な一着"を選ぶという感覚を持てずにいました。しかし今、ヨーロッパにおいて自分は”M”または”S”サイズということは、それだけ選択肢が広がるということ…。「サイズがあればまず合格」という選択肢の狭さからぬけだして、”良い物を選ぶ”ということをしたい。クローゼットを整理して、ファストファッションからゆっくりと抜け出してゆこうと決意しました。

◇ ◇ ◇

先日、近所で電子レンジを拾いました。ベルリンの街中にはよく「差し上げます(zu verschenken)」の張り紙をして本だったり生活用品、家具だったりが置いてあります。あまりに使えないものは不法投棄として問題になったりもしていますが、ある程度この「差し上げます」文化が機能していたりして面白いです。ドイツ人の友人は「誰にも持って行かれない場合、最後は自分で処分するという責任感を持っているなら良いんじゃないかな」との意見。捨てるのにはまだもったいないというものが新しい持ち主と出会えるのならいいサイクルですね。
私が拾った電子レンジは実はコンセントがどうやらスイス国内用の形だったのですが、友人がドイツ型のものに付け替えてくれて、無事に我がキッチンでも使えるように!3年間電子レンジなしの生活に終止符が打たれました。これでご飯も炊き溜めができます!
電子レンジくらい値が張るものでもないので買えばいいのに買っていなかった…ということを顧みると、自分のなかの「借りぐらし精神(いつまた引っ越すかわからない)」が無意識に働いているんだなあと気づきます。

◇ ◇ ◇

8月から9月へ。この9月という響きは一瞬にして秋を連れてくるような気がしますね。8月最後の一週間は、ベルリンは30℃超えのとても暑い日が続いていましたが、週明け9月最初の週からは一先ず気温も落ち着きそうです。

こちらに越してきて丸3年、日数にして1095日。明日から4年目が始まります。ベルリンは、様々な人生を背負った人がそれぞれのペースで生きているというような空気を感じます。決まった時間の流れなどなく、だからこそ「自分のペース大事にする」ということをよく鍛えられる場なのかもしれません。自分の決断の責任を自身できちっと負っていられること、これはとても恵まれていることなのだなあと思います。
旅立ちの前には必ず見ていた、ジブリの「魔女の宅急便」また見返しています。
日本は急に秋めいた天気になったと聞きました。みなさま、どうぞよい9月をお過ごしください。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

目に留めていただいてありがとうございます!

ありがとうございます!
7
イラストレーター・ダイモンアヤカによる雑記"Halló journal online" 。2016年秋からドイツ・ベルリンで暮らしています。/国内外問わずイラスト制作のご依頼承っています。お気軽にご相談ください。Email: info@ayakadaimon.com
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。