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応用情報技術者試験合格までの勉強記録

令和6年度春期 応用情報技術者試験に合格しました!
3/29から勉強を始め、合格するまでの23日間の勉強法を記録しました。
短期間で合格を目指す方の参考になれば幸いです。


スペック

IT未経験&非情報系の理系大学院生(M2)です。
対策していた23日間の内訳として
・平日は研究室
・うち13日間は4~5時間バイト
・1泊2日で旅行
と充実した日々だったので丸1日勉強したのは1回のみで毎日の勉強時間は平均2~4時間程度でした。
「学生で時間に十分余裕があり、23日間みっちり勉強したから合格した」というわけではないと思うので、試験1か月を切って慌てて勉強を始めた私のような方に届けばと思います。

午前対策

勉強法

過去問を合計19回分解きました。
基本1日1回分解き、解けない日は前後で2回解いています。
解き方は以下の通りです。

  1. 応用情報技術者過去問道場(下記サイト)で1回分を通しで解く

  2. 間違えた問題のみ2周目を行う。その際、意味の分からない単語が出てくる度に、基本情報の参考書を読み、自分で説明できるようにする。(単語周辺を読み直しても他の知識とつながらず点の知識になっていると感じる場合はその章を読み直す)

  3. 再度間違えた問題のみ解く…を正答率が100%になるまで繰り返す。

サイトの解説を読んでもわからない場合は必ず基本情報の参考書を読み、自分の言葉でその選択肢になるか説明できるように解きなおしていました。
時間が足りなかったため、ノートにまとめることは行っていません。
選択肢や用語を暗記しようとしても(私は)忘れてしまうため、脳内で小学生に対して解説する想像のみを行っています。
午前は過去問と同じ問題が出題されることも多いため、脳内解説を通じて考え方の道筋を作った作業は正解を選ぶ助けになったと感じています。

成績推移

成績は下記グラフのように推移しました。
6回目から合格ラインを超え、以降6割を切ることはありませんでした。
5回以上解くことで同じ問題にあたることも増え、正答率が上がったように感じます。
したがって過去問は19回も解く必要はなく、10回程度解くだけでよかったのではないかと思っています。

午後対策

問題決め

はじめに解く問題を決めました。
午後の対策を始めたのが4/9、試験まで残り12日だったため対策する大問は6個まで絞りました。
下記URLの動画とnoteを参考に、大問1,2,7,9,10,11に決めました。

勉強法

過去問の大問1回分を30分通しで解き、解説を読み直しを行いました。
合計で大問31問分解いています。内訳は下記の通りです。

大問1 R5秋・R5春・R4秋・R4春・R3秋 5回分
大問2 R5秋・R5春・R4秋・R4春・R3秋 5回分
大問7 R5秋・R5春・R4秋・R4春・R3秋  5回分
大問9 R5秋・R5春・R4秋・R4春・R3秋・R3春・R2秋・R1秋 8回分
大問10 R5秋・R5春・R4春 3回分
大問11 R5秋・R5春・R4秋・R4春・R3秋 5回分

午後は同じ問題は出ないため再度解きなおすことはせず、知識が不安な箇所のみ基本情報の参考書を読み直して、模範解答を見ずに自分の言葉でまとめなおしたら直しを終わりにしていました。
雰囲気をつかみ、30分以内にとけるよう解き方に慣れることで精いっぱいで過去問を回す以上の勉強はしていません。
また、大問3,4,5,6,8は一問も解いていません。

基本各大問5回解くことを目標としていましたが、大問9は5回解いても正答率があがらなかったため、比較的解きやすかった大問10を3回で辞め、大問9を解く時間に回しました。
本番では問題を見て解きやすそうな大問1,2,7,10,11を選択しました。


最後に

自分がしていた勘違い

・午前に受かれば午後で落ちても、次回午前免除だと思っていた
午後の対策を始めるのが遅くなったのはこれが理由です。
基本情報合格からブランクがあるとキツイと思い全力で午前合格だけをとりに行っていました。
午後は10月に受かればいい、と思い記念受験のつもりで勉強を始めています。
6割安定してとれるようになり、せっかくだから午後も対策しようと調べた際に午前免除がないことを知り、慌てて午後の対策を始めました。

・午前の試験時間は1時間30分だと思っていた
基本情報と同じで、午前は90分だと思い過去問に取り組んでいたので、毎回時間が足りず、困っていました。
試験3日前に2時間30分あることに気がついたときはものすごく安心しました。
結果として短い時間で判断できるよう鍛えられたとポジティブに受け取っています。

・午前試験はPCを使うと思っていた
試験3日前に問題用紙を印刷して初めて表紙を読み、午前も筆記だと気が付きました。

・午前の過去問は遡るにつれ易化しているのではなく過去問から5割でる
午前の過去問が6割安定して超えるようになっても、自分の勉強に自信がなく、午前の過去問は遡るにつれ易化しているのだろうからもっと解く必要があると思い解き続けていました。
実際は直近2回を除いた過去問から約5割出ていると知り、そりゃ繰り返せば解けるようになるなと納得しました。

取得した感想


上記にあげた勘違いに関してはすべて、調べれば正しい情報が出てくることなので、受ける際は必ず自分で調べてから勉強を始めることが一番重要だと思いました。
勘違いがなければ午前の対策にここまで時間を割くこともなく、午後の対策をしっかり行い、本番をもう少し自信をもって望めたのではないかと思います。
また合格はしましたが、突貫工事で取得したため、入社前にIT知識を身に着け少しでも自信をもつ、という目標に関しては未達成なままです。
研究と同じで、未知の事象に対して仮説を立て、それを証明する実験手法を組み立て、正しく実験を行い解析を行えるようになるために多くの知識とアンテナ、経験が必要なように、今回の資格取得はIT用語や仕組みをほんの少し勉強したに過ぎず、実際に役に立つようになるまで実務経験やさらなる知識が不可欠なのだろうと思いました。
資格取得に奢らず、たゆたえども沈まずに学び続けていきたいです。



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