見出し画像

学級編成への思い【史上最も醜い学級会】

④「今日の学級会ではセックスの相手を決めてもらいます。」史上最も醜い学級会が始まった!政府のとんでも政策、少子化対策案とは?T県中学校2年1組の生徒の運命は・・・

学級編成

2年1組①

 教育委員会からの特別授業のお達しを受けた担任の川中聖一は、ちょうど一年前のクラス替えの会議を思い出していた。最初に学年主任から、黒岩弼と平百合香を担任として持つよう頼まれたときにはどうしようかと思った。学年一の問題児二人だからである。それならばリーダー性のある生徒を多く入れてほしいと私は嘆願した。その結果次期生徒会長の上村四海、私と相性のいい谷亮介、野原希咲を入れてもらえることになった。普通クラス替えはこのようにリーダーと問題児、不登校から決めていくものだ。どちらのリーダーも二人の問題児と相性は悪くないはずだ。そして、黒岩弼が怖がっている、東幸平と、若林千尋も同じクラスに入れてもらった。こちらも、どちらとも私と相性のいい生徒だ。東幸平は無駄な喧嘩はしないが、幼少期から、全て圧勝で負けたことがない。若林千尋はなかなかの不良だが学校ではあまり迷惑をかけない。さらに二人は、中二には思えない男気の持ち主だ。これでかなりやりやすくなった。さらにリーダー格の今井達樹と中橋桜も入れてもらえることになった。ますますいい感じだ。ついでに最後に、いつも笑顔でいてくれる、かわいい女子生徒を多く入れてもらうようお願いした。女子がかわいいと男子はモテようとして悪いことをせず、女子に優しくすることになる。当然女子も気分がいい、笑顔が多くなる。必然、クラスが落ち着いてくることになる。これは予測ではなく、経験則によるエビデンスだ。間違いはない。仮に私が異動になっていたとしても、後任者もずいぶん楽になったことだろう。その場合は色々入れ替えを行ったかもしれないが。

一気読みしたい方、ありがとうございます!こちらへどうぞ↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?