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「お酒」をたしなむ

本記事は、ニードスタッフが業務や趣味について思うままに書き綴るアドベントカレンダー企画「nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar」の第5日目です。
nide.inc ライトニングトーク部 Advent Calendar 2020


こんにちは。
ニードでweb修行中の 由水(よしみず)です。
突然ですが、お酒は好きですか?
こんな制度があるくらい、ニードのひとはお酒が好きなひとが多いのですが

御多分にもれず、わたしもお酒が好きです。
初めて、美味しいなと思ったお酒はワイン。(おしゃれでしょう!)
今は弊社のクラフトビール通販サイトgoodbeerの運営も担当させていただいていることもあり、クラフトビールの世界がたのしいです!

さて、私の「好きなお酒」。
ワインとクラフトビールの間、
8年住んでいた札幌にもうひとつ大きな出会いがありました。
そう、THE 日本のお酒「日本酒」です。

①北海道の素材を活かしたお料理には
 日本酒がとても相性が良かったこと。
②札幌で紹介してもらった友人が、酒豪だったこと。
 さらにその友人の日本酒人脈が豊富だったこと。

主にこの2つの理由で、日本酒沼に
ズブズブとハマっていくことになりました。
とはいえ、毎日のように、ただ飲んでいただけなのですが
毎回ちょっとした発見があったりして、今も大好きです。

ニードに来て、割と飲み会はあれど
日本酒を飲む人は少ないな…と感じていたので
今回は、
日本酒に興味があるけどあまり飲んだことのない方が
「飲んでみようかな」と思ったときに
思い出してほしいお酒のお話
をしようと思います。

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よく知らないものにチャレンジするって
ドキドキしますよね


そもそも、日本酒ってどんなお酒でしょう?

日本でつくられた米の酒!
と思った方、ほぼ正解です。

でも実は日本酒の定義、というのは思いのほか厳密にあって、
ちゃんと法律で定められているんですよ。

基本的には

①米  ②米麹  ③水

を原料としていて、
決まったもの以外の
余計なものを入れてはいけませんよ、とか
そんな感じのルールがあったうえで
アルコール度数が22度未満であることが「清酒」の定義です。
「日本酒」とは
日本国内で作られた「清酒」にのみ与えられる称号のこと。
一応、海外で「日本酒」は作れないということです。
シャンパンみたいですね。

日本酒の面白いところは、
弥生時代には今の日本酒の原形である
「口噛み酒」(『君の名は。』のアレです!)があって、
そこから今もなお進化し続けているところや、
基本的に原料は3つなのに、
組み合わせや作られる土地によって
全く違った趣のお酒ができてしまうところにあると思っています。

ちなみに、酒造りに使われているお米は
酒造好適米と言って、普段たべるお米ではなく
酒造り用に改良されたものが多いです。
良くラベルに、山田錦とか五百万石とか雄町とか書いてあるのは
お米の名前です。

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さて、いろいろウンチクを知るだけでは
難しいな〜、なんかめんどくさそうだなぁ〜
と思ってしまうので、色々すっとばします。

お店に行って、
今日は日本酒、飲んじゃおうかな♡
となったとき、

できれば好みに近いものが飲みたい!
でもお店の人に、
なんて言っていいかわからない!!

という大きなハードルを超えるために思い出していただきたい
選び方のポイントをご紹介していきますね。


選び方 その1
《直感を信じる》

ワインやクラフトビールも
こういった選び方をされている方が多いと思いますが、
エチケットやラベルを見て選ぶ”ジャケ買い”
旅先やゆかりのある地域で選ぶ”地もの買い”、
ガンダム好きだから
「作(ざく)」<三重・清水醸造>、
名字が山本だから
「山本」<秋田・山本酒造店>
銘柄の名前で買う”名前買い”

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のように、直感や雰囲気で
飲んでみたいと思うものを選んでみましょう。

こちらの選び方はまずまずのチャレンジ度合いではありますので、
苦手な味だったときに代わりに飲んでくれる人と一緒に行ったときや
試飲できる環境にあるときにおすすめです。

相手の好みがわからないときに
こういう贈り物の選び方も、
私はアリだと思っています。

選び方 その2
《自分の好みの方向性をさがす》

日本酒の面白いところは、
原料自体は同じはずなのに
素材や造りや場所(すべて日本なのに!)などで全然味が違うところ。
なので、自分が美味しいと思える銘柄に出会うこと自体が「出会い」です。

いい出会いのためには
”基準”をもつことが大切。

友達にいい人いない?誰か紹介して!
って言われたら、
多少なりとも好みをリサーチしますよね?

どちらかというと塩顔?ソース顔?
にぎやかな感じの人?落ち着いてる人?
みたいな。

お店の人におすすめを聞く場合も、
この基準が決まっているだけで
ぐっといいものを選ばれやすくなります!

よく基準の参考にされているのが
こちらのマトリクス。
実際にメニューとして置いているお店もあります。

日本酒マトリクス

種類が多いので
きっちり分類できるわけではありませんが、
これが好き・これが苦手という
ざっくりとした基準がわかるだけでおすすめもしやすくなります。


選び方 その3
《温度でえらぶ》

今日は寒いから、あったかいお酒。
なんて温度で表情が変わるのも日本酒ならでは。

例えば、

日本酒、ひやで。

こう注文したら、どんな状態で出てくると思いますか?


「ひや」だから冷たいお酒が出てくるのでは?
と思う方が多いと思いますが、
実は日本酒の「ひや」は常温のこと。


冷たいお酒は、冷酒(れいしゅ)と呼び、
5度刻みに
涼冷え花冷え雪冷えと呼び方を変える場合もあります。

逆に温かいお酒は燗酒(かんざけ)と言って
こちらも5度刻みで
日向燗人肌燗ぬる燗上燗(じょうかん)あつ燗飛びきり燗
と名前が変わります。
ぬる燗でも40度ほどなので、まあまあ熱いです。

ちなみにこの細かい温度指定は、
私はほとんどしたことがないです。笑

日本酒の種類をたくさん扱っているお店であれば、
「冷たいお酒 or 温かいお酒でおすすめを教えてください」と言えば
いくつか候補を出してくれると思います。

お酒にはなんとなく適した温度があるので
いい感じにして!って言うのが一番カンタンでおいしいのですが、
たまには同じお酒を違う温度で飲んでみるというのも
新しい発見があって面白いですよ!


なんとなく、歴史もあるし日本のお酒だから、たくさんルールがありそう!
と思われる方もいるかもしれませんが
ルールなんて特にありません!
おいしく、気持ちよく楽しむことが一番です。

この年末年始、お酒をたしなむ方は
クラフトビールで乾杯ののち、日本酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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よいお酒になりますように。

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