現在地→目的地

現在地

「大学卒業して何してるの?」と聞かれることが多いので、ここで一旦「現在地」をはっきりさせてみようと思う。

2023年の3月に私は国際基督教大学を卒業した。4年間の寮生活を終え、今は地元・熊本が本拠地である。就活には疑問があったため、就活せずに生きていく道を選んだ。

そして5月12日より、不定期の海外視察(旅)にきている。日本を去ってから2ヶ月が経とうとしている。旅の初めはヨーロッパ。イタリアでのウーフをスイスでFoodculturedaysのアート×フードイベントのボランティアを終え、今はフランスのBoisbuchetでワークショップのボランティアをしている。

これが今の現在地だ。

大学の時に、環境問題について触れ、フードシステムや農業やエネルギーに至るまで世の中がどう動いているのかということを知り始めて衝撃だった。そのあと友達と農家さんのお手伝いに頻繁にいくようになった。そして「すきま」という団体を立ち上げて、同世代の子達と農業や食に関する事柄を実践してきた。例えば草木染めや味噌作りやフードイベントがある。また小金井の市民農園でのボランティアやイベント企画運営なども行なった。学校では養蜂活動の立ち上げ時期で1年間のコミットを通して、養蜂の世界をのぞいたりもした。学校は森のような場所でお気に入りだ。4年の春頃に原宿で落ち葉をコンポストしたり、屋上でファーミングを行なっていた「Cats street farming」さんに参加させてもらい、都市において、農的な活動が行われているということに興味を持った。それがきっかけで都市の農業について卒論をかいた。地元は地方都市なのでそうした「自然」はごろごろ転がっているが、東京という消費地においてそうした生産の現場、自然とのつながり、資源の循環を目の当たりにすることが新鮮で興味深かった。また、レストラン「Maruta」でのアルバイトは私の価値観への影響は大きい。庭があるのに加え、焚き火で料理をし、野草を採集し、直接生産者に会いにいく、、、。今までのレストランの次元を遥かに超えていた。こんな世界があるんだと。そして今はアート、農業、フード、イベント、ダイニングアウトなどをキーワードに、インスタでそれに関する活動を見つけ、運営や実態を実際に見てみたいと思い、ボランティアをメインに内部に入って動いている。資金は働いていないので収入はない。そのため僅かな手持ち金と身内に借りることでまかなっている。今のところインスタで見るのとはやはりギャップがあり、色んな意味でショッキングだ。

目的地

「目的地」と書いたものの、目的地は変化するものであり、点のようなもので続くものだと思っている。
全体として言えることは、問題を活かす、あるもの、自然や循環、土地性、アート、文化や伝統、体験(不便益)、コミュニケーション、コミュニティをミックスしながら、場づくり、書くこと、作ることによって創造していくことだ。
例えば、日本家屋で映画を上映する、自然の中でダイニングアウトをする、好きな本がたくさんあって、ファーミングや養蜂をしているカフェを運営したり、古民家を改装して体験ができるところやFKJみたいなライブやりたい。
あとは本も書いてみたいと思っている。
まだまだぼやっとしているが、目の前のことにむかって、輪郭をくっきりさせていこうと思う。
心の声に従って。
きっとうまくいく。





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