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社会へ出るあなたへ


「たかが社会人5年目の人間が、何を偉そうに言うとんねん」

という気持ちもなくはないです。

が、この先何年経っても

「たかだか10年の身分で言えない」「20年では…」とか言いつつ

その時に”伝えたい”と思ってもやらなそうなので、

”今”僕が思うことを形にします。



・1年目の”特権”

社会人1年目はおそらく、仕事の内容も、世の中のしくみも

分かったのか分かってないのか、よく分からんけども

とにかく新しい環境・立場で、バタバタした1年になると思います。

時間の流れが今まで以上に早く感じて、「あれ?」

気づいたら1週間、1か月、半年、1年…

時間は何食わぬ顔で過ぎていくことを実感します。


そんな中で、1年目のあなたがした方がいいと思うこと。

それは "質問する" です。


社会人1年目を、学校で言う「1年生」とすると、

上の人だと「90年生」とかになるのかな。

100歳越えてる社会人とかいますもんね。

ひたすら学年は上がっていくだけです。


学年が1個上~89個上とかいろんな人たちが共存する中で、

あなたは今、大海原に放たれようとしている"稚魚"です。

それまで学校や保護者という生け簀にいて

大事に守られ、育てられてきたあなたはもうすぐ

ほかの稚魚たちと一緒に大海原へと放流されます。

そこから

「どんな泳ぎ方で、どんなペースで、どんな魚や生物たちと、どこへ行くか」

はあなた次第です。

会社という魚の群れに入って泳ぎ方を覚えていく魚もいれば、

最初から単独で泳いでいく魚もいる。

あまりにも世の中という海が広大すぎて、方向なんてわからないかもしれません。

そんなあなたは、先に海へ出ている先輩たちへ

なんでも”質問する”ことをお勧めします。

例えば「これをする意味ってなんだろう?目的って?」

といった疑問が浮かぶことがあるでしょう。

そんな時も聞いてみるといいです。

「これは〇〇で〇〇だから…〇〇なんだ」
と、受け止めて答えを提示してくれる人もいれば、

「知らないなあ」「わからないや」という人、

「きっとこうなんじゃないかな?」と一緒に考える人、

「つべこべ言わずやれよ」と相手にしない人、

十人十色の対応を受けることになると思います。

どういった反応が返ってこようが、その反応そのものが大事で、

納得できることもあれば、もやもやすることもあるでしょう。

それによって自分がどう感じるのか、を観察してみてほしいです。


社会人10年目になった時を想像してください。

10年選手が、1年目と同じようなニュアンスで

「今、私は何したらいいでしょうか」なんて聞けるでしょうか。

「お前、何年やってんねん」とツッコまれるだけです。


キャリアを重ねていくにつれて、「拍子抜けな質問」が

できる機会はどんどん少なくなると思います。

なぜか。それは

年数を重ねるということは

「自分より年上の人間が減っていくこと」であり、

「教えてくれる指導者が減っていくこと」であり、

「年下の人間が増えていくこと」であり、

「自分が教える機会が増えていくこと」

だからです。


誰が何と言おうが、今日今この瞬間が、あなたも僕も一番若いです。

若いあなたが、いろんな疑問質問などを純粋に聞いてくると、

大概の目上の人は「教えてあげよう」という気持ちになってくれます。

教え好きな人は多いし、教えることは楽しい。つまりうれしいわけです。

生まれてきたばかりの赤ん坊を誰がいきなり叱るでしょうか。

そんな人がもしいたら、

相手にせず離れましょう。あなたの大切な人生時間の無駄です。


とにかく質問してほしいです。

相手の答え方や内容によって、自分で判断できる引き出しが増え、

逆に将来自分が質問された際に答えることができます。

そうやって、早いうちに何年か後にやってくるであろう

「今更こんなこと聞けない…」を潰しておきましょう。

仮に「しょうもない質問だ」と笑われても、

20代で笑われるのと4,50代で笑われるのは意味が違います。


ルーキーイヤーは、1回です

その後転職したとしても、環境を移籍しただけで、

社会人1年目のルーキーイヤーとは別ものです。




・経営者になる

人生という大枠での話です。

自分のことを管理してくれるのは、自分です。

自分の人生の責任は、他人は取ってくれません。

転職や結婚など、人生で大きな決断をする時があると思います。

いろんな人に相談やアドバイスを求めることも必要になってくるし、

した方がいいと思います。

その時僕たちが下した判断は、望んだ結果にならないこともあります。

それを「あの人がああ言ったからこうなったんだ」と考えればそこで終わりです。

ですが、その人の意見を採用したのは紛れもなく自分です

どんな人からどんなアドバイスを受けようが、

それを採用するかどうか決めるのは結局最後は僕たち自身になってきます。

「自分で考えて決める」ことは、

自分自身を経営していることとも言えると思います。

仕事をいつまで続けるか辞めるか、チャレンジするかしないか、

いくかいかないか、やるかやらないか、

自分の人生を考えた時、自分で決めた方がいいです。


悩みに悩んで「あーもう誰かに決めてほしい!」ってなって、

本当に誰かの意見を聞いてそのままなんとなく

「これでいいや!」と採用した時って、

後になって「あちゃー…」ってなんとなく後悔、

ってことありませんか? 多分自分で決めて腹くくってないからだと思うんですよ。

人によって性格的な部分もあるかもしれませんが、

「最後は自分で決める」と、納得して前に進めると思います。その先も。

望んだ結果にならなくても、きっと自分が一回り大きくなってます。

働く、休む、遊ぶ、食べる、起きる、寝るetc…

僕たちは24時間に、35000回以上意思決定をしているといわれています。

その中で、自分の納得いく決定を増やしていきたいですね。



・とは言っても

とは言ってもですよ、

あんまり気を張って毎日突き進むのも、疲れますよね

なので「今疲れてるな」と感じたら、休みましょう

僕もそうですが、特に日本人は休むのはどうも苦手なようです。

なんかさぼってるみたいに感じたりもしますよね。


でも、それを続けた結果、体を壊してしまうと元も子もありません。

心と体は両輪、二つで一つなので、

どちらかが弱るともう片方も引っ張られます。

「今自分の心はどんな感じかな?」

「今自分の体はどんな感じかな?」

そういった心と体の今の状態を観察することが、

自分の意志決定の判断材料になると思います。

「働くことと同じくらい、休むことは大事」です。



そして、人に頼ってください。人は一人では生きていけません。いろんな意味で。

つらつらと書きましたが、年齢関係なくみんなが日々それぞれに考えているし、悩みもあると思います。僕もそうです。

世の中は狭くてめっちゃ広いんで、世界って無数にあると思うんですよ。

なので続けていくことももちろん大事やし、

本当に「もうだめだ」と思ったら自分のために住む世界を変えるのもアリです。

その決定に周りの反応は関係ないです。

自分が幸せを感じれるかどうかじゃないでしょうか。


マジで生きてるといろいろあるなと思いますが、ほかの人もみんないろいろあるなあと実感する今日この頃です。

ちなみに僕は学生時代も楽しかったですが、

社会人になった今もめちゃ楽しいです。周りに助けられながらやってます。



ふとした時に聴くと、元気が出る曲二つ紹介しときます。





果てしなく広い世界へようこそ!




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