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May the mindful be with us.

いよいよ、この時がきました。本日より、スターウォーズ全世界公開です。昨日の前夜祭で観た人、この午前中に観ている人、これから賛否両論のレビューがいっぱいでてくるでしょう。

ネタばれではなく、スターウォーズをスターウォーズたらしめること、スターウォーズであることに、敬意と感謝を評して、May the mindful be with usが浮かんできます。


スターウォーズ・サーガは、ヒーローズ・ジャーニー

なぜ、スターウォーズは、ここまで世界中を熱狂させるのでしょうか?

ジェダイやドロイドなどキャラクター、ライトセーバーやファルコンなどのアイテム、さまざまな要素がすべてハマっているのですが、普遍的に熱狂してしまう物語のフレームワークがあり、スターウォーズはそのとおりに適用されていることはご存じでしょうか。

アメリカの神話学者である「ジョセフ・キャンベル」は古代から受け継がれる神話の数々の研究した結果、共通する「物語の流れ」があることを発見しました。膨大な神話研究に加え、ユングの深層心理学をもとに生まれたのが「ヒーローズ・ジャーニー」です。

ジョージ・ルーカスが読んだ本『千の顔をもつ英雄』には「普遍的に人類の心をとらえる英雄物語の基本パターン」が書かれてあり、ジョージ・ルーカスは1984年のインタビューにて、

彼の本に出会っていなければ
私はいまだに
スター・ウォーズ・シリーズの脚本執筆に
追われていただろう

と語っていたようです。

詳しくは、「ヒーローズジャーニー」検索すると出てきますが、こういうサイクルで描かれています。「日常の世界」から「特別な世界」へ。そして「日常の世界」へ戻ってくるというサイクルです。

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桃太郎からドラゴンボールまで、世代を超えて、みんな大好きな物語は、この王道法則で成り立っているのです。


ルーカスが手放したもの、全世界が求めたもの

スターウォーズは旧3部作(エピソード456)、新3部作(エピソード123)はジョージルーカスの作品であり、監督、脚本、製作総指揮ですが、エピソード789は手離れしています

経緯をみてみると、

ルーカスは、2012年に自身の映画製作会社ルーカスフィルム(『スター・ウォーズ』シリーズの権利を含む)をディズニーに売却。もともとエピソード7以降の案もあったが、「ファンのための作品にしたい」と考えていたディズニーと意見が合わず、自分が関わっても問題を起こすだけだとして『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』をはじめとした新作からは距離を置いている。
ルーカスはエピソード6の『ジェダイの帰還』を執筆する以前、エピソード7~9のそれぞれ12ページにわたるあらすじを完成させていたという。しかしルーカスによるエピソード7以降のアイデアは複数存在し、それらは互いに矛盾してもいたようだ。おそらく創造主ルーカスの中にも、これぞ決定版と呼ぶにふさわしいプロットはなかったとみられる。
「もし会社を売らなければ、この映画が作れたし、作っただろう。多くのファンは毛嫌いするだろうが、少なくとも初めから最後まで、この物語全体は語られることになっただろう」

もちろん、メディアには語られていないルーカスの想いや関係者の思惑、利害関係など、知る由もないですが、私自身はこのように解釈しています。

スターウォーズは「ルーカス個人の作品から、全世界共通の作品へ」と進化した結晶体。

selfからSELFへ、より大きなものにつながっていくという、これも宇宙の流れでしょう。


THE RISE OF SKYWALKER

邦題は「スカイウォーカーの夜明け」ですが、原題は「THE RISE OF SKYWAKER」です。RISEです。

先月11/28に、天王洲アイルの寺田倉庫のSTAR WARS IDENTITIESに行ってきまして、フォースを高めてきました。

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出てきた直後に降りてきた、私の勝手な予言です。

ヒーローズジャーニーの原理原則どおり、帰還し、日常の世界に戻る。
フォースのライトサイド、ダークサイドの両面が統合され、ジェダイは役目を果たす。サブタイトルのように、レイ・スカイウォーカーとして自立す。


マインドフルに、評価判断なく、全身全霊でフォースを味わいます
(12/21午前中に鑑賞予定)

May the mindful be with us.


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