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雨の音は、優しいメロディー

雨が降る、静かな午後
君の誕生を祝うかのように
雫は窓を流れ、
心の中に温もりを運ぶ。

小さな手が、私の指を握り
その瞬間、世界が変わった
雨の音が、優しいメロディーに
心の奥で響き渡る。

君の笑顔は、曇り空を照らし
水たまりの中で跳ねる姿
無邪気な笑い声が、
雨の日を特別な日に変える。

幡野広志さんの著書
『息子が生まれた日から、
雨の日が好きになった。』
を読みました。


息子が生まれた日から、
雨の日が好きになった。
幡野広志 (著)

息子が生まれた日が
雨だったから、
ぼくは雨の日が好きなのだ。
いまでも雨の日に一人で
車を運転していると、
息子が生まれた日のことを
思い出す――
行きたい場所へ行き、
会いたい人に会い、
生きたいように生きる。
ぶれない意志をもつ
写真家が1枚の写真とともに
切りとる、息子のこと、
写真のこと、病気のこと、
旅行のこと……。
新たに書き下ろしエッセイと
古賀史健との
ロング対談を加え、
人気連載を書籍化。

息子が生まれた日から、
雨の日が好きになった。
幡野広志 (著)
Amazonより

日常の何気ない瞬間を
切り取った心温まる
幡野広志さんの
エッセー集です。

著者の優しい眼差しと
繊細な感性が、
読者の心に静かに寄り添います。
雨の日の思い出から始まる
この本は、息子の誕生という
特別な日を通して、
人生の美しさと儚さを
描き出しています。

幡野さんは、息子が生まれた
雨の日から雨を
愛するようになり、
その理由を息子に
明かしていない様子が
印象的です。
この秘密は、
親子の絆を象徴する
温かいエピソードとして
心に残ります。

日常の中の宝物
エッセーは、料理や外出、
お年玉など、
一見ありふれた話題を
取り上げています。
しかし、
幡野さんの視点を通すと、
それらは全て輝きを放つ
宝物のように感じられます。
特に「チョココロネを
わけあって」
というエピソードは、
親子の愛情が甘さと共に
伝わってくる素敵な一編です。

人生の喜びと悲しみ
著者は自身の病気についても
触れていますが、
重々しい雰囲気ではなく、
前向きな姿勢で描かれています。
また、東日本大震災後の
気仙沼訪問の話は、
悲しみの中にある希望と
人々の強さを静かに伝えて
います。

写真家としての視点
幡野さんの写真家としての
目線も随所に感じられます。
「写真には撮らない景色」や
「ヘタだけどいい写真を撮ろう」
といったエッセーは、
日常の中に潜む美しさを見出す
著者の感性を
垣間見せてくれます。
この本は、
人生の喜びや悲しみ、
そして何よりも大切な
家族との絆を、
優しい筆致で描き出しています。
読み終えた後には、
自分の周りの日常にも
新たな輝きを見出せるように
なるかもしれません。
幡野広志さんの温かな視点は、
私たちに生きることの
素晴らしさを静かに、
しかし力強く語りかけてくるのです。

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❤️になってきた。より

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