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歴史のある会社だって「変われる!」 フリーランスの私が思う日本鋳鉄管のポテンシャル

日本鋳鉄管のサポートをしています井澤と申します。
社員ではなく外部の人でして、主にスタートアップのPRなどをしております。

なぜかこの会社に出逢い、お手伝いさせていただくことになり、

日本鋳鉄管を知った際、真っ先に「これはやべーな」と思ったコーポレートサイトのリニューアルについに着手することができました。

創業83年の企業とフリーランスがなぜ出会ったのか?

「広報活動をサポートしてくれる人を探している企業がある」とご紹介を受けたのがきっかけです。正直社名は聞いたこともありませんでした。

とりあえずお話をお伺いすることになったのですが、私は事前にコーポレートサイトを見たときに思いました。

「あー、これはお門違いすぎる。」と。

だって見てくださいこのウェブサイト。
ここだけ時が止まってしまったんでしょうか。

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ADSLの回線の音が聞こえてきそう。
TOPは、Flashって…。
水道管のパイプという、一般人がまず買うことのない製品。

令和やで?PRする必要あるん?そもそも。

私がこれまで培ってきた経験はきっと活かせないやーつな。
けれど無碍に断るのも申し訳ないから、お話は聞いてからお断りしよ。
そう思い、打ち合わせの場に挑むことになりました。

迎えてくれたのは、灰色と紺のスーツを来た、まあ端的にいうとジャンルはおじさん達であります。

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スタートアップ半径100メートルでお仕事していたら、まあエンカウントすることはございません。とはいえ、東証一部上場企業の社長とお話する機会はなかなかないですからね。さぞかし経験値稼ぎが捗りそーだわ、とダンジョンに入りました。

日下社長は、水道について知見がほぼない私に対して、とても丁寧に
業界の構造、現状の課題をお話しくださいました。

正直難しかったり、とっつきにくかったりはするわけです。
いささか壮大すぎるし。
だけど意外とこれが面白い。

水道。

ひねれば水が出てくるのなんて当たり前過ぎて、深く考えたことがなかったけれど、そういえば水道を使わない日はないわけです。
もしかしてこの会社が提供してるのは、意外と誰しもにとって身近な商材なのかな?そんな思いになってきました。

私はお門違いだけど、面白い会社かもしれないよね。などと思いつつ

「とりあえずコーポレートサイトがダサすぎるから変えたほうがいいと思いますよ〜」となかなか失礼なことを伝えると、

「まさにそれがずっとやりたかった」と。

お気づきでしたか。でもさ、私はサイトを制作する人ではないのよね。
「サイトリニューアル頑張ってね!じゃっ!」と去ろうとしたのですが、

なぜか代表である日下社長は、初対面の私からのなかなかの悪口に喜んでくれて、サイトリニューアルのプロジェクトの舵取りも相談したいとお仕事をご一緒することに。

信頼できる制作パートナー探しやらなにやら奔走して(第二回をご覧ください)、ついにプロジェクトがスタートしたというわけです。

私は日本鋳鉄管のように歴史があって上場もしてて人数も多くてという会社は、「変われない」んだという固定観念を持っていました。脳内座標で、スタートアップと真逆の位置に置いてました。

しかし日下社長は、その思い込みとは180度異なる、「変わりたい」人でした。常に新しいことに興味を持ち、年齢や立場問わず、リスペクトを持って接してくれる。それにさ、契約したとしてもあとはよろしくやっといてになってもおかしくないじゃん。なのに、好奇心高めに前のめりに参加してくれるし。

だから接した人はみんな協力したいと感じるんだと思います。(褒めすぎたかなー)

そもそも、定年の表彰とかしている上場企業が、突然現れたフリーランスのPRと契約するのも本来はなかなかチャレンジですよね。

この会社は変われる会社だなと確信しました。そしてそれなら私にもできることがあるなと思っているわけなんです。

サイトをリニューアルすると、まあわかりやすく見た目が変わるわけですけど、それって事業が変わるわけじゃない。でも本プロジェクトを通して、会社全体の意識が変わり始めています。あと具体的にもいろいろな施策が水面下で動いていますので、それもおいおい発表できたらなと思ってます。そして、私もこの化学変化を間近で見られるのは楽しいのよね。

スタートアップが新しいことを始めるより、実は振れ幅がずっと大きくて面白いことが起こるのかも。(まあ時間はかかるんだけど)

多くの、歴史はあるけど新しいことを始めたい会社にとっても、勇気になるのかも。日本を変えられるのは、ベンチャーか大企業かなんて二元論になりがちですが、みんなで変わればいいのかも。むしろそれがいい。

何が起こるか、この先も楽しみでございます。

一気に昭和から令和にいくぞっ。

つづく。


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