ニチニチ

ゆるゆるゆる。 何となく、何気なく、さりげなく。 子供のころに感じた空気感を、大人になった今では感じることが少なくなってしまった。 今でもふと、お日さまのにおいを感じることがある。 そんなとき、子供の自分に触れた気がして、嬉しくなってしまう。

足跡

空が赤かった。 それは、ちょっと不気味で、怖い感じがした。 少年は、うつむきながら歩いた。 誰かの足跡を踏まないように。 自分の足跡を残さないように。 いつも、う…

コロナウイルスが、ただの風邪になる日

未知のウイルス。 人類は、今までもウイルスとの戦いを繰り広げてきた。 人類は、進化している。 ただ、ウイルスも、進化している。 この戦いは、一定の周期で全面戦争に…

花の名を

男の子は、春の季節が嫌いだった。 いつも落ち着かず、そわそわしていた。 何だかじっとしていられなくて、何となく、外に飛び出していた。 友達がいないその男の子は、い…

昔の死神と、今宵のゾンビ

きたきた。 死神が来たぞ。   ヤツには気を付けろ。 刈り取られないように、気を付けろ。 ヤツの通ったあとには、何も残らない。 そこには、無惨な残骸が残るだけだ。  …

いたちごっこ

もう少しだけ。 もう少しだけ。   僕は、昔からひとつの事に集中すると、周りをシャットダウンしてしまう。   ゲーム。 小説。 漫画。   大人になった今でも、基本的…

無限大な夢のあとの、何もない世の中で

ねえ。 さすがにそろそろヤバイんじゃないかな。 隣のクラスのヤツ、見つかってやられたってさ。 体育のゴリラと、学年主任のあいつらがヤバイ。       授業中に鳴り…