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動物薬剤師 すること


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1)動物ごとの調剤・調製を考える。
動物ごとに、好き嫌いや、その子の癖、感じ方など様々です。
動物に限らず、その種類によっても性格の違う子ばかりです。
なので、薬剤師としてできることは、その子にあった飲み方・剤形を考え、調剤・調製をすることが大切です。
人と、同じですね。



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2)薬について、獣医さんをサポート
 獣医さんは、お医者さんと同じように一通り薬理に関して学んでいます。
しかし、犬猫はじめとして、鳥や爬虫類など様々な動物を診ている獣医さんは、すべてを把握なんて到底無理なんですよね。。
そこで、薬剤師の出番です。
その子に適した治療を行うために、薬剤師として動物ごとの薬物動態・副作用などから薬物治療を考えることが大切なんです。
現に獣医さんも、薬について相談できる専門家を必要としています。
これも人と同じですね。



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3)副作用や相互作用についてサポート
副作用や相互作用は、定期的に更新されていて、獣医さんも欠かさずチェックしています。(新薬、後発品なども)
しかしそれでも、見逃してしまうときや、忘れてしまうときがあるんです。
人間ですからね。
なので、薬剤師としてできることは、日々アップデートされる薬の情報をキャッチして、獣医さんのサポートをすることが大事なんです
やはりこれも、人と同じですね。



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4)薬剤耐性菌対策
この問題は、人のほうでも話題になっていますね。
獣医さんでも、抗生剤を安易に出していまい、薬剤耐性菌がでる問題の原因となっています。
やはり、薬剤のほうまで気を回すのは厳しいようですね。
薬剤師として、その抗生剤は、その治療に適切なものなのか、投与量や投薬期間は大丈夫なのか、などを考え、正しい治療を促すことが大切です。
人と同じ。。



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5)薬局の設置
今は、まだないですが(あったらごめんなさい)
院外処方箋を受けとり、動物用医薬品などを扱うことができる薬局ができると良いそうです。
たぶん法律的に厳しいのかな。。
でもやっぱり、あったらいいですよね。その薬局に行けば、なんで飲まないのとか、薬飲んでなんかおかしいとか、薬剤師に相談できて、確実に正確な情報が手に入りますしね。
ついでに私の相談も、みたいな感じもできますよね。


以上が、動物薬剤師がすることです。
ほかにもすることがあるかもしれませんが、この内容が獣医から・ご家族・ペットから望まれていることなのは、間違いないです。

動物別で覚えるし多いなと思うかもしれませんが、獣医さんは薬以外にも、その動物特有の病態・機能形態など様々知識を必要としているので、薬のサポートがあると助かるという気持ちはすごくわかりますよね。
もちろん、薬剤師もそのようなことは勉強する必要はありますが、
医師を見ていればわかるように、その知識を診断や手術で用いるのでその応用力や責任感でも疲弊しますよね。

動物薬剤師はとても少なくて、今必要とされています。
これを機に考えてみるのも、いいかもしれませんね。
私としては、動物薬剤師と人薬剤師が、一つの薬局にいると、とてもすてきだなと思います。




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