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ニチデ パッケージデザインアワード、閉幕


11月某日。
ニチデのエントランスがごったごたになった日がありました。





ニチデ パッケージデザインアワード2022の表彰式です。


ニチデ パッケージデザインアワードとは、地元企業の皆さまご協力のもと、実際に販売される商品のパッケージデザインをコンペ形式で決めよう!という催し。



この日の表彰式には、河北新報社さまも取材に来てくださいました。



パッケージデザインアワードは今年立ち上がった企画で、地元企業さまと繋がりの深いニチデ講師(敏腕デザイナー)がここまでの全てをお膳立て。

協力してくださった企業さまにも、双方が滞りなく動けるよう尽力してくださった講師の先生にも深く、感謝です。

そして素晴らしい作品を仕上げた学生の皆さんも、お疲れ様でした。



今回参加したのはグラフィックデザイン科とWebデザイン科(この2科は2023年4月よりクリエイティブデザイン科として統合)、そしてイラストレーション科の面々。

企業への訪問、取材を通し、新商品のパッケージデザインを考えました。






商品がどのような想いで作られているのか、新商品はどのようなターゲットを想定しているのか、作り手から直接話を聞くことで、自身のデザインの輪郭を定めていきます。


そしてできた作品たちが、こちら。











壮観。

各社それぞれの商品を思い思いのパッケージで表現します。

ただデザインを考えるだけでなく、パッケージの下のプリントではコンセプトや意図も自身の言葉で説明していますね。実際にデザイナーになったら必要な力なので、そこもばっちり鍛えられたのではないでしょうか。


ここまでハイクオリティのパッケージが出そうろうと、大変なのは審査


学生は1枚、職員は3枚、企業代表は5枚のシールが配られ、それが審査員としての持ち点となります。そして、どの作品に何点入れるかは自由です。


つまり…


https://youtu.be/mz9DaOxoCRA



つまり、職員と企業代表はM-1の最終決戦と似たようなシステムで投票することになります。(今回のM-1の動画、笑えて泣けてかっこいい、最高の仕上がりです)


そんな緊張感のなか事前に投票を終え、この日の表彰式を迎えました。

投票数が多かったパッケージデザインには某アマゾン奥地で使えるギフトカードが贈られ、また、投票数に関係なく企業代表に選ばれた「企業賞」のパッケージは実際に販売されるパッケージとして商品化される予定です。

残念ながら権利の関係もあり、どのパッケージが採用されたかのお伝えが難しいのですが、表彰式は大いに盛り上がり、笑顔に包まれて幕を閉じました。

特にありがたいな、と感じたのは表彰式後の時間でした。

企業の皆さまが、全ての作品にフィードバックをして下さったのです。

「このパッケージはここの◯◯がよかった!でも商品化すると考えた時ここが…」と、企業としてのアドバイス。一人一人、感想や改善点を述べてくださいました。

この企業としていただける言葉が、本当にありがたいです。
デザイナーは誰かの頭の中にある想いを形にし、課題を解決するのがメインのお仕事。自分が「こうかな」と思って作ったものに対してアンサーが貰えるのは、今後の創作活動の大きな指針になり得ます。

本当に素晴らしい機会をいただきました。


企業賞を受賞した作品が実際に店頭に並んだら、また情報をお伝えできればと思います!









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