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アニメ会社に見学に行ってきました


某日。
小雨がぱらつく常磐自動車を南下する、一台のハイエース。
デジタルアニメ科1年生の面々は一路、福島県はいわき市に向かっていました。

この日は会社見学。
そしてほとんどの学生がアニメ会社の見学に行くのは初めての経験。
車内は当然、緊張の空気に包まれて…

いませんでした。

体調不良で何人かお休みとなり、静かな車内になるかな…と想像していましたが、予想に反して大盛り上がりの車内。運転手兼引率としてついていったnote担当ですが、終始その勢いに圧倒されて「そっすね」しか言えませんでした。



仙台⇄いわき間はゆっくり移動すると2時間半くらいかかってしまうので、昼食も兼ねてサービスエリアで休憩!
大きく体を伸ばしたあと、鼻息荒くフードコートへ向かいます。


魔王城での最終決戦に向かうパーティーみたいに見えるのは、なぜだろう。




デカくてうめっ。

note担当はそば狂いなので、そばに狂わせていただきました。かき揚げが黒板消しくらいあって大満足です。

↑そば狂いのバラッドはこちらからもご覧になれます。



さて、紆余曲折ありながら着きましたのは



株式会社バンダイナムコピクチャーズです!



銀魂、TIGGER &BUNNY2、アイカツ!シリーズなどを手がける株式会社バンダイナムコピクチャーズのいわきクリエイティブルームにお邪魔しました!

ファン層の多様な大型のコンテンツを手がけるバンダイナムコピクチャーズさんです。そんなアニメ会社の制作現場を生で見れるなんて、ありがたすぎますね。




※掲載許可もいただいております!ありがとうございます…!

今回の見学は、先輩社員がこちらで働いてらっしゃるご縁から実現したもの。

しっかりアニメーターとして作業に取り組む先輩の姿を見て、後輩たちも「おお〜」「ええ〜!?」とあ行の感嘆詞を連発。

国民的人気を誇るコンテンツの作画を担当されている別の社員の方からも、貴重な作業風景を見せていただきました。誰もが見たことのあるキャラクターが、下書きの状態で画面を駆け回っています。「ワァ…」と口元を抑えて感動を隠せない様子の学生さん方でした。

同行していたデジタルアニメ科教務の方のお話では、まずここまで歓迎ムードで見学を受け入れてくださる会社さんはないのでは、ということでした。
確かに皆さん、作業机からおへそをこちらに向けてお話くださる。行っている作業に解説を加えて説明くださる。アドバイスをくださる。
note担当もアニメ会社への見学は初だったので、この温かい対応が普通なんだ…あったけえ業界だあ…と思っていたのですが、どうやらバンナム(略称)さんのホスピタリティが異常に高いようです。

貴重な機会をくださり、本当に感謝です…とここで終わらないのがバンナムさんの優しさです。訪れた学生さんのために、わざわざ採用担当の方が説明会を開催してくださいました!


「なんでも描ける、また描けるようになりたいという気持ちが大事」
「上手さ、速さ、バランスある人がいい」
「得手不得手なく、人、風景、静物、動物、なんでも描ける人材の強さ」
「キャラに芝居させること。ドラマとか映画を観て芝居の勉強も必要」
「クロッキーは本当に大切」
「年齢や性別による手の描き分けできないと苦労する」

など、ありがたすぎるアドバイスをたくさんいただきました…!

アニメーター職はポートフォリオ(※)の出来がとても大事な業界です。
バンナムさんのアドバイスを糧に、納得いくポートフォリオを作れるように準備していきたいですね!

※ポートフォリオ…デザイン/イラスト業界に就職する際に、判断材料として提出する作品集。ニチデの学生は一次創作、二次創作、課題、デッサン、実績などを載せる場合が多い。アニメ業界ではデッサンもかなり大事。


今回は本当に貴重な機会をいただきまして、バンダイナムコピクチャーズの皆さまには感謝しかありません。
本当にありがとうございました!



帰りも凄かったね!という話を学生さんとしたかったのですが、皆さん疲れていたのか、爆睡していました。子供か。
でも、いいね。note担当もなんだか眠くなってきちゃった…









(終わり)

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