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「自分のやり方で」2年 酒井優希


今回noteを担当させていただきます、東京ヴェルディユース出身、経済学部2年の酒井優希です。このような機会は初めてなのですが、自分なりに書いてみたので最後まで読んでいただけると嬉しいです。

「プロサッカー選手になる」そう志して、この部に入って1年とちょっとが経った。プロサッカー選手になるという目標に対して本気で取り組めるのも残り3年となった。高校の頃は高卒でプロになれなくても「大学の4年間があるから大丈夫だ」とどこかで気持ちに余裕のようなものがあったと思う。でも、もう3年しかない。正直に焦りのような物は感じている。小さい頃はサッカーノートにW杯で50点取るとか今思えば無茶だろうと思うような目標を書いていたのを覚えている。その頃はプロサッカー選手になるなんて当たり前の話のようにいろんな目標を立てていたんだと思う。

でも、今はプロサッカー選手になるということ自体がどれほど難しく大変なことなのかを実感している。それは、プロと試合をしたり練習をしたりしてだ。もちろん全てが通用しなかったわけではないし、意外とできたなと思うところもあった。でもまだまだだなと感じることの方が多かった。早い段階でそのレベルを知れたのはすごく大きなことだと思う。プロの選手に通じるのはみんな特徴や武器があって、それ1つで局面を打開できたり試合を決め切ってしまう力がある。それがプロなんだと感じた。

大学に来て、自分の特徴はなんだろう、他の選手に負けない武器はなんだろうと考えるようになった。俺のプレースタイルは点を決めるよりもその前の起点になったり、セカンドボールを回収したり、相手からボールを奪ったり、くさびのパスを通したりだと思うしそういうプレーが好きだ。ちょっと変わっているかもしれない。でもそれが俺のやり方だ。まだ武器といえるほど圧倒的なものではないけど。だからもっと磨いて誰にも負けない武器にしたい。

ユースの頃はチームメイトに「クレバー」とか「仕事人」とか言われたりした。それが自分の中では最高の褒め言葉だった。中学や高校で試合に使ってもらえていたのも、このサッカー部に入れたのもそういうところを評価してもらったからだと思っている。なかなか目立ちにくく評価しにくい選手かもしれない。でも、そういうところを評価してくれる人がいるということはとてもありがたいことだ。今までのサッカー人生を振り返ってもそこそこな成績を収めてきたし、そこそこ活躍できた選手だと思う。でも、そこそこな選手だったから都や県の選抜には入れても代表に選ばれるような選手ではなかった。プロサッカー選手になるにはそこそこな選手じゃなくて圧倒的な選手にならないといけない。このプレースタイルを磨き、極めてプロサッカー選手になりたいし、15年、20年と長くプロで活躍できる選手でありたい。

プロになる難しさを知った反面その思いはより強くなった。自分を信じて努力し続けたい。

最後に、いつもサポートや応援をしてくれて、これまで何不自由なくサッカーをさせてくれている家族にはとても感謝しています。一生懸命サッカーしている姿を見せることが最大の恩返しだと思っているのでこれからも頑張ります。

拙い文章でしたが最後まで読んで頂きありがとうございました!

酒井 優希(さかい ゆうき)
〈経歴〉
パーシモン→東京ヴェルディJr.→東京ヴェルディJr.ユース→東京ヴェルディユース→日本大学

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