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コミティア初参加大失敗話

さて、先日の文学フリマ福岡のnoteでちらりと話をしたコミティア惨敗記録を書いていこうと思います。

そもそもの話、コミティアは私の憧れのイベントでした。
創作漫画オンリーイベントで、ここからスカウトを受けてデビューする人も多い『創作漫画ガチ勢』のイベントのイメージ。
だからこそ、私の様な元ピコサー(二次・漫画)現小説書きはお呼びではないだろうし、何と言うか敷居が高かった。
ですが、去年J.GARDENという創作BLオンリーイベントがコミティアと合同開催をされました。J.GARDEN(通称J庭)にも一度出てみたいと思っていたので、こちらに参加をし、コミティアに一般参加という形で見に行けました。
それでやっぱり好きなイベントだな!と思って、今度はサークル参加をしてみよう!と、ついに2023年9月のコミティアにサークル参加をする事に。
一応ネットで調べて「一次創作であれば小説サークルでも参加して良い」と確認をしました。じゃないと申し込みしなかったでしょう。
しかし私は、ここでとんでもない間違いを冒しました。

それは参加『ジャンル』の部分。
イベントにサークル参加をした事が無い人の為に説明すると二次創作で参加する場合、
まずは【ジャンル(パロ元作品)】を選び
つぎに【カップリング】(無い場合はオールキャラ)
最後に【作品傾向】(シリアス、コメディなど)
を選びます。
そして私は今回、新刊で「女性×男性のオメガバース官能小説」を出す予定でした。
その気持ちが先走ったのと、【ジャンル】は一次創作であるのだから、【作品傾向】で参加スペースを選ぶのだと思ってしまったのです。
つまり、「男女(逆だけど)カプの官能小説」が新作であるから→【成人向け】でスペースを取ってしまったのです。
コミティアを知らない人、サークル参加をしない人達はそれの何がいけないのかと思うかもしれないが、コミティアには【小説】というジャンルが存在するのだ。いや、したのだ。
「男女カプ官能小説だから成人向けだー!」と浮かれていた私は、その存在に気付きもしなかった。
つまり、小説書きはまず前提として【小説】のジャンルを選び、その中で傾向を選ぶんだったんです。
そしてこんな先走り軽率行動の先にある未来。
それは圧倒的《孤独》でした。

そもそもニッチ性癖であるのに、しかも中身は小説。そして漫画が中心のイベント。
私の存在は島内でも場違いでした。
隣近所も普通に男性×女性の成人向け漫画を取り扱っているサークルさんで、ついで言うと両隣とも二人連れで話す隙も無い。
私はイベントには出会いを求めて行っている節が多いのだが(出会い厨では無く、普段の読者層じゃない人が通り掛けや試し読みで見つけてくれる方)ほぼ素通りされました。
当たり前です。この島に来る人達は、美少女がガチムチおっさんをぶちおかする話なんて求めていないし、そもそも小説も求めていないのだから。
ありがたい事に、元から私の作品を好いてくれている読者さんが目がけて買いに来てくださったのだが、通りすがり買いは本当に一冊だけでした。
完全に、ジャンル選択を間違えたのです。
自惚れた事を言うと、小説島に配置されていれば最初から「小説本に興味がある」人が見に来てくれるので、もう少し結果は違ったと思います。
敗因は「憧れのコミティアと男女カプ本に浮かれすぎて、申込時に要項をよく読まなかった」事だと思います。自業自得以外の何物でもない。

今度はスペース選択を間違わず、リベンジをしたい……とは思いますが心の傷が癒えるまで一年は掛かりそうです。

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