見出し画像

都会の木々は田舎の木々に比べて成長は早くて死亡率が高い

都会の木々は田舎の木々に比べて成長は早くて死亡率が高い
ボストン大学の研究
対象:ボストン市内の街路樹3万本以上とハーバードフォレストの25年間の研究データ
ハーバードフォレストは、ハーバード大学が森林を保護したり、生物学の調査をするために所有している森林
広さは3000エーカー

・研究の意図
木々が二酸化炭素の排出を抑制する効果がある
地球の持続可能性を考えるためにも植樹などの行為は大切である
しかし、我々は都会の木々(街路樹)の生態系についての理解は及んでいない
都会と田舎で木々の成長に違いはないか調べた

・研究の内容
ボストン市内の街路樹38765本の高さや太さを調べ、
ハーバードフォレストの25年間の生態データを利用して、都会と田舎の木々の成長の違いを比べた

・結論
都会で育った木々は田舎で育った木々と比べて、5倍も成長が早かった
しかし、死亡リスクが2倍高い結果となった
都会の木々は成長が早いが、枯れる確率が高い

ニューヨーク市の街路樹の26%は植えられてから9年以内に枯れている
何十年も成長を続ける木々からすると、あまりにも早い死である
ミルウォーキー、デンバーの両地域では5年間で28000本以上の木々が失われている
街路樹は植物のサイクルからすると頻繁に植え替えられていることになる

都会の木々の成長が早い理由として、
木々が密集しておらず、太陽光をたくさん浴びれること
活動に必要な二酸化炭素が多いこと、
植物の肥料である窒素が多いこと、
ヒートアイランド現象で気温が高くて成長に適していること、などが上げられる

一般的に木々は成長する際に二酸化炭素をたくさん排出する
二酸化炭素の吸収量が排出量を上回るには、およそ26~33年かかる
木々の大きさは二酸化炭素の吸収量に直結するが、都会の街路樹の成長の早さが活かせているかは不明である
いくら、街路樹を植えてもすぐに枯死していては二酸化炭素の吸収は期待できない

今後、街路樹のメリットを活かせる施策が必要になる

#木々
#都会
#田舎
#ボストン
#ハーバードフォレスト
#寿命
#ヒートアイランド現象

参考文献
Live fast, die young: Accelerated growth, mortality, and turnover in street trees
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0215846

よろしければサポートをお願いします。 これからも良質な記事を投稿できるように頑張ります。