いぼ痔になった時の話

初投稿がこんな話とは育てられ方を間違ったように思う。
つい二年前、性行為のいわゆるアブノーマルなプレイをさせられかけた時に事は起きた。皆さんはAFをご存知だろうか。そう、ケツの穴のファック。ジブリの題名に出てきそうな題名だ。したかった訳では無いが物は試し、指を入れられた時に事件は起きる。素人なものでローションをつけずに入れたことが今となれば原因に思うが、前戯の最中、急にアナルに指を入れられた途端に激痛が走る。排便をする時は痛みなどないのに入れられるとなると話は別だった。あなるの痛みに悶絶しながら申し訳なさそうな相手。しんみりした感じで事を終え、数日経ってもケツからの出血が続いた。1週間がたった時、ケツの違和感に気付く。便でもない「何か」が腸からこんにちわしてるのだ。これは「いぼ痔」だと悟る。初めての経験なのでネットで調べる。恐ろしかった。ミギーに寄生された主人公の気持ちも分かる。しかしまあ自然治癒と書いてあるので放置してみた。1週間後、女友達との飲み会がありその話をしていると深刻そうな顔で「実は私も何年も前から……」絆が深まる音がする。そう、親友の彼女もいぼ痔だった。いぼ痔で盛り上がっているとお酒のせいか急な腹痛に襲われる。奇跡かのように親友も腹痛を訴え2人でトイレに駆け込んだ。そこからは地獄だ。2つしかない居酒屋の個室トイレでいぼ痔の女二人が地獄のような断末魔を響かせる。居酒屋いぼ痔オーケストラだ。トイレに列ができるも悶絶する私たちは出ることが出来ない。申し訳ない気持ち、腹痛、いぼ痔の苦痛。あの日ケツから出血した性行為の日…侮ってはいけなかったのだと後悔するいぼ痔との共存の2ヶ月間の話でした。

ちなみに後日ボラギノールで治りました。ボラギノール神様。
おしまい

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