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失って気付くとは聞くけど、なってみないと気付けない

一人暮らしの家が北向きなのよ。向かいに高い建物もなくて開けてるから晴れてる日は明るいんだけど、やっぱり日差しがないとちょっと元気が出にくい気がする。

実家はね、東向きだったから朝日を浴びながら起きられたし、当時は眩しかったのに、今となればアラームをセットした時間に合わせてサンライズ機能が付いている目覚まし時計買っちゃったよ。

私にとって(太陽光が)こんなに大切だったなんて失くしてから気付くよね。BUMPもミスチルもそんなこと歌ってたのにな。

で、もうひとつ気付いたのがあって。

実家は、玄関開けたらすぐそこに河川敷があるの。
今日は子供のサッカーの日だな、とか、草野球やってるおっちゃん元気やなーとか思ってたわけさ。おまけに桜が咲いてきたなーとか、散歩してる人の服装が薄着になってきたなーって無意識に季節を感じてたのね。

今、無意識に季節を感じられる瞬間がない。マンションマンションで風景が一緒。

東京に就職した地元の友達も言ってたわ。大阪に帰ってきてとりあえず河川敷走ったって。そのときは「へ?そこ?」って思ったけど。めっちゃ分かる。めちゃめちゃ共感するぞ。

私も仕事おわりに、意味なく河川敷通って帰宅するときあるもん。あの開けた感じと、そろそろ日が長くなってきたことを全身で浴びて帰る。もうそれだけで、心がファーーーーーーって解放される気がする。


つい最近、実家に寄ったら玄関から河川敷にいっぱい咲いてる桜が見えてびっくりした。え!いつの間に!って。「そろそろ咲くねー!(にっこり)」の時間が今年はなかった。早くお花見の計画立てなきゃ。

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