【読了】頭のいい人が話す前に考えていること
この一年、どこの本屋さんでも必ず目に入るビジネス書はなんでしょう?
そう聞かれたら、みなさんはどの本を思い浮かべますか?
私はこの本です。
2023年4月が初版ですが、現在の2024年12月になっても、私がよく行く本屋さん数件ではドドーンと面で陳列している本です。
この本を読んで何がわかるのかというと、他者から受け入れてもらえる人間になる方法かなと思います。
タイトルは「頭がいい人」という言葉を使っているので、確かに他者から「頭がいい人」だと思われるためのテクニックの解説でもあります。
ただ、本の中では「頭がいい人」だと思われるということは、同時に人に信頼されたり認められたりすることと同じ意味だと書かれています。
だから、「頭がいい人」と認識されて、他者から受け入れられるようになるためのノウハウ本だと思ったわけです。
ではどのようにして「頭がいい人」として認識されるのかというと、ポイントは複数あります。
個人的にめちゃくちゃ共感できたポイントを挙げてみます。
1番共感したポイントは「傾聴」と「整理」。
喋っている人の話をしっかり聞くことと、それを整理することが重要だそうです。
実は私、このことにものすごく共感したんですよね。
なぜなら私がよく「頭がいい」もしくは「頭がよさそう」だとよく言われていたからです。
こう言うと自慢のように受け取られてしまいそうですが、私自身は全然頭がいい自覚がありません。
なんなら親や旦那など、近くにいる人ほど私のことをアホだとよく言いますし。
それでもなぜか、学生の頃からよく「頭がいい人」として認識されていたんですよね。
これって今思えば、人の話を聞いてばかりいたからかもしれないなと思ったわけです。
自分で話すのは苦手だし、話そうと思っても素早く言葉が出てこない。
さらに聞いていることは嫌いじゃない。
だから人の話は聞いている一方でした。
その否定も肯定もせず、ただ聞いているだけの姿勢が「頭のいいひと」に見えたのだろうと思いました。
あともう一つ、「整理」という内容でいうと、高校の頃に小論文対策のために要約をよくやらされました。
そのおかげか、物事の要点を掴むことは得意な方かなと思っています。
実際に、(詳細は省きますが)母親が弁護士と会話をしていた時に同席したことがあります。
話の内容を整理して、再度選択肢として母に提示したことがありました。
自分にとってはただ整理しただけだと思っていたのですが、その弁護士さんからは「聡明な娘さんですね」と言われた経験があります。
これらの経験から、人の話をよく聞き整理することで「頭がいい人」と認識されるというのはものすごく納得できるものでした。
他にも「頭がいい人」に見られる色々=他者に受け入れてもらえるノウハウが詰まった一冊でした。
社会に生きている以上、誰かに受け入れてもらえると格段に生きやすくなるのは間違いないでしょう。
どんな人が読んでも、特に社会人であれば学べることがあるのは間違いありません。
もし次に読む本に悩んでいる方がいたら、自分の人生を生きやすくするために、この本を読んでみてはいかがでしょうか?