見出し画像

\発想を転換/白髪を美しく艶やかに!グレイカラーを楽しむための演出を加えるという考え方 | 恵比寿 美容室 髪質改善

※2022/10/4更新※ この記事を読む推定時間:約4分

こんにちは。恵比寿の美容室、OrBに所属しているナカセコミユキです。これまで約5年ほど、サロンワークの他にオフィスワークも掛け持ちしてました。
美容師をやりながらオフィスワークもしていると伝えると、おもしろい!と捉えてくださる方が半分、なぜ全く違うことをわざわざ選んだの?と困惑する方が半分でしょうか。
その答えはとてもシンプルで、知らないことを知りたかっただけなんです。

履歴書には書けない趣味・特技『思考』

オフィスワークでのパート・アルバイトワークは、COVID-19の影響を大きく受け、4月の緊急事態宣言と共に出勤停止、途中で辻褄の合わない契約書にサインを求められたのち、そのまま半年後に雇止めとなりました。
この渦中、私以外にもこのような経験をされた方は非常に多くいらっしゃると思います。ショートタイムで働く人って、社会では弱者になりがちです。日本と比べれば人手が足りている海外でも、個人の能力を適正に評価する動きが加速しているようです。
ペーパーテストでの評価を長年重視してきた日本は、本格的に人が足りなくなる前に、社会のてっぺんが億劫さからの脱却を図って個人を評価する視点へシフトしていけたらいいの‥。

このように、時間が余るようになると、思考が複数平行して頭の中を猛烈な速度で駆け巡るのです。

ニューノーマル時代の到来とともに変わると見られている価値観

かつての社会に戻らないことがはっきりと見えた今、自分が今後も美容師を続けるのかどうか。美容師であり続けることを選ぶなら、その理由は何なのか?と深く掘り下げてみる時間も必然的に増えてきます。
自分のオルタナティブ性って何?と自分に問いかけたとき、絶対に揺らがない芯は、ヘアデザインをオートクチュールとして常に捉えること。そして、ヘアスタイルを可能な限り長く楽しんでいただけるよう、持続性のあるデザイン設計とカット技術の提供することです。

アラフォー・アラフィフ世代になると、これまでとは違う新たな髪悩みに直面します。単に悩みを解消するだけでなく、違った角度で美容室通いの楽しみを見つけていきませんか?

白髪を隠す白髪染めという意識から美しく艶やかに見せるためにどうすればよいか?という発想の転換

グレイヘアに対する価値観も、人によってさまざまです。ありのままを美しく演出する方法、不自然にならないようカラーリングのデザインにうまく組み込む方法など。個人が考え抜いた末、こうしようと決めた価値観には不正解がありません。自分らしくいるためにも、一緒に新たな一歩を踏み出してくれる美容師さんと出会いたいものですよね。

白髪は遺伝性

40代になるとますます本格化・加速化するグレイヘアの悩み‥。20代後半になると、本格的な白髪染めが必要になる方もいらっしゃいます。その理由の多くは遺伝的なものです。
中には、過度なストレスや体調不良などにより、一時的に白髪が増えるといったケースもあります。しかしこの場合、忘れた頃には戻っているということが大半です。
白髪がいつどれだけ増えるかという時期は、人によって大きく異なりますが、30代半ば頃になると、白髪染めをした方がいいのか、まだ様子を見るべきかと悩む方が多くなります。

40代になるとその増え方はこれまでと違い、目で見てわかるほど加速することが大半です。わざわざ探さなくても白髪が目に付くようになってくると、人目もだんだんと気になってきます。とくに白髪があることに慣れるまでは、精神的にも受け入れがたいものです。
それがどれほど心に衝撃を与えるかというと、私の場合、前髪に白髪を初めて見つけたある日、真冬の深夜にもかかわらず濡れた髪のまま外に出てしばらく星空を眺めるほどでした。(深刻になり過ぎたケースです)

同じ色で染めても白髪と地毛で仕上がりの明るさは変わる

メラニンで着色されていない白髪は光を通す性質があります。透明のセロファンを思い浮かべてみてください。ベースの白に色付きのセロファンを重ねると、色はそのままダイレクトに出ます。
ベースがブラックやブラウンの場合、色を重ねるとより深い色合いに映し出されますよね。これが、同じ色で染めても同じ明るさには仕上がらない原理です。
白髪染めやトーンダウンに使用するカラー剤の色は、濃く処方されています。そのため、白髪の分量が少ない場合には、必然的に仕上がりの色はイメージよりも暗くなります。
今の大人世代が20代の頃は、ハイトーンな髪色が主流でした。オフィスでの縛りもだんだんと緩まってきて、季節ごとに髪色を変えていた方も多いのではないでしょうか。ちょうど、ダブルカラーやブリーチした金髪メッシュも流行ってましたよね。

グレイヘアを楽しむという考えにシフト | 恵比寿 美容室 髪質改善

カラーをいろいろと楽しんできた世代にとって、ただ単に白髪を染めるためのカラーは飽き飽きしてしまうもの。20年前の白髪染めは、ブラックとダークブラウンの2択に限定されていました。
現在は、これまでおしゃれ染めとして色々なカラーを楽しんできたそのままの流れで、白髪染めに移行できると考えていて大丈夫です。

次世代のグレイカラーは自由な発想でいい!

本当は白髪染めだっていろいろな染め方ができるんです。これまでカラーをしたことがなく、白髪の量がかなり増えてから、突然すべてを染めることに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
その場合、ブラックでローライトを入れて、わざとすべて染めないでおくのもひとつの方法です。さまざまな突破口が見つかると、白髪に対するネガティブな気持ちも薄くなってくるはずです。
少し前にグレイカラーが話題となり、注目を集めました。そのタイミングで、カラーをやめたいという方もいらっしゃいましたが、憧れのグレイヘアを実現することと、放置することを「グレイヘア」という言葉だけでイコールにするのは難しいと感じた方は少なくないようです。

美しいグレイヘアを演出するには、キレイなすっぴんを保つのと同様、ベースのお手入れが重要です。ひと口にナチュラルと言っても、ありのままで何も手をかけないことと、キレイに整えたものでは見え方が異なります。
どんなに白髪の多い方でも、真っ白になれるのはまだまだ先の事です。それまでの長い期間、試行錯誤して楽しみながら、エイジングによる変化とポジティブに向き合っていきましょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?