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マネジメントとは何なのか?

管理職の仕事は部署をマネジメントすること!部署のメンバーをマネジメントしてより成果を上げること!って言われても、いったい管理職としてどうやって取り組んでいけばいいのでしょうか?

今回のnoteでは、そんなマネジメントの概要について少しふれてみたいと思います。


■マネジメント概論

マネジメントって何なの、そう思って国語辞典を引いてみると、「経営などの管理をすること」って書いてありました。何だかぼやっとしていて雲をつかむような答えですね。管理をする事以外読み取れません。

冒頭の部分で書いてますが、管理職の仕事は部署をマネジメントすることです。部署のメンバーをマネジメント(管理)してより成果を上げることが使命となってきます。

しかし、いったいどうやってマネジメントしたら良いのでしょうか?その為にはまず、マネジメントの全体像を知る必要があるのではないでしょうか?

細かい1つ1つのスキルについては、また別のnoteで書いていきたいと思いますが、今回はマネジメントの全体像について書いてみたいと思います。


マネジメントとは?

マネジメントを一言で簡潔に述べると

「人を使って、物事を上手く進めて、成果を出す技術」である。

と言えます。

また、マネジメントには「課題」をP→D→C→Aしていくことが必要となりますが、その中での「課題のすすめ方」(Plan【計画】したことを、どうDo【実行】していくか)についても重要なマネジメントとなってきます。

マネジメントの重要性について考えてみると、現在の日本は組織社会です。そこで成果を上げるとなると、それが成功するかはマネジメントにかかっています。

このマネジメントの技術について習得してけるのだろうか?天性の才能が必要ではないのか?私になんて出来るだろうか?と思う人もいるかもしれませんが、マネジメント技術は習得できるものです。ただ、このマネジメントを実施していくにあたり、現在、管理職の貴方が置かれている状況というのは、矛盾に満ちあふれています。また曖昧な状況であったりもします。そんな中でマネジメントを実施していくにあたっては非常にストレスがかかります。管理職の貴方はその事に耐えていく必要性もあることを最初に伝えさせていただきます。


マネジメントの課題


マネジメントの課題として、まず1+1>2にすることが上げられます。つまりは、個々の力を集結して、それを超える成果を出すことです。

そしてもう一つ意識して取り組まなくてはならないことは、短期と長期のバランスを取ることです。短期目標としての業績達成に取り組み、また合わせて長期課題への取り組みを進める必要があります。それに加えて、そこに携わる部下の育成にも取り組まなくてはいけません。

ここでワンポイント、長期課題への取り組みに関して、一番重要な事があります。それは5年とか長期で達成する課題について、まだ先だからと、課題にとりかかることを先延ばしにしないことが重要です。長期課題はほっておくと出来ないので、今すぐ取り組むことが重要となります。


マネジメントに取り組むにあたっての意識しておくべきこと


マネジメントを実施するにあたり、事前に意識しておいて欲しいことが3つあります。

①人(部下)は基本的に正常な考え方を持っている前提で、人の強みを活かしていくこと。

②実施する業務について、選択したり、集中させたりして、捨てること。

③意思決定していくこと。

この3つを強く意識しておく必要があります。


マネジメントの仕事


ここまでマネジメントを実施していくにあたっての導入について書きましたが、ここからは具体的にマネジメントの仕事について書いていきたいと思います。

今回はあくまでマネジメント概論というタイトルですので、全体を捉えてもらえるように全体像を示したいと思います。それぞれの詳細については、また別のnoteで記述していきます。

さて、マネジメントの仕事を考えた際に、その仕事は大きく5つにジャンル分けされます。その5つは

①計画  ②組織化  ③指揮  ④統制  ⑤人材育成

と言えます。

①の計画についてですが、こちらは経営計画を作成したり、目標管理を作成したり、予算作成を実施することです。

②の組織化ですが、こちらは会社の組織づくりを行ったり、部門の組織づくりを行ったり、人材の配置を行ったりすることです。

③の指揮ですが、こちらは端的に言えば「人の管理」となります。風土づくりを行ったり、モチベーション・マネジメントとして学習組織づくりやチーム作りを行ったり、評価と人事の実施などがその業務としてあげられます。

④の統制ですが、こちらは「業績の管理」と言った方がわかりやすかもしれません。経営計画の実行管理を実施したり、予算管理や業績管理を実施すること、部下の進捗のサポートを実施することが、その業務となります。

⑤の人材育成ですが、読んでそのままの部分となりますが、育成のしくみづくりをおこなったり、OJTを実施したり、自己啓発を行ったりを継続していくことが必要となります。


さあこれで、マネジメントの5つの仕事について把握できました。それではここからマネジメントの実践をしていきましょう!


マネジメントの始め方


マネジメントを開始するにあたり、まず何から開始すべきか?闇雲に初めても上手くはいきません。目的を達成する為にはP→D→C→Aが基本ですが、マネジメントを実施するにあたっても、Plan(計画)がまず最初となってきます。

自部門についてまず、計画を立て、それに基づき組織づくりをしていくことが大事です。

計画を立て組織づくりをしていくといっても、何から計画を立てていいのか分からないってなりますよね?そんな時は次の10個の項目を意識して作成していくことがポイントとなります。

※本来この項目のひとつひとつについて掘り下げられる内容ですが、今回は概論ですので、ざくっと項目だけ記載いたします。


①部門の役割と目標は何なのか?

このことについては、実際に役割と目標について言葉で表すことが重要となります。

②数字の目標

主要業績指標であるKPIやKGIを定めること。

③部門長の重要業務

部門長の重要業務を特定する作業を行う。

④メンバーの業務・役割・キャリア検討の実施

メンバーのキャリア・業務分担・強みや課題、キャリア展開、役割のまとめを実施します。この作業の中では全員と面談することが望ましいです。

⑤部門の目標管理項目の決定

部門で目標管理する課題の項目を定めます。

⑥権限の決定と委譲

部門内の権限を明示します。

⑦コミュニケーションシステムの決定

朝礼・会議・ミーティング・教育などの内容・日時を決定していきます。

⑧組織図の作成

役割分担や・KPI入りの組織図を作成します。

⑨標準業務日程の作成

各業務のサイクルや、締め日など1ヶ月の日程を定めていきます。

⑩進捗管理・サポート・育成のしくみ決定

日報報告・時間管理・進捗管理などの仕方を定める。

以上の10個の項目に留意して、計画立てと組織づくりを実施していきましょう。


準備が整ったら、マネジメント開始です!

マネジメントの始め方で、マネジメントの計画立てと組織づくりについて書いてきましたが、ここまで出来たら次は実際にマネジメントの開始となります。

マネジメントの実行にあたっては、月次での実行管理のサイクルを作っていくことが重要です。


月次での実行管理のサイクル

①振り返りと計画

月初に前月の活動状況を振り返り、改善を考える。今月の取り組みを計画しスケジュールに落とし込む。

②部下面談

上司・部下の個人面接で、目標と取り組み内容を共有し、アドバイスやフィードバックをする。

③チェック会議

取り組み状況を報告し、全員で内容を共有。必要なアドバイスをもらいコミットメントを高める。

④進捗管理とフォローアップ

日々の進捗管理と必要なフォローを実施。プロジェクトチームなどで関係者が集まり、取り組みの内容を検討。確実に実行していく。計画実現の鍵となる部分。

④まで月次で実施したら、次月はまた①から実施する。このサイクルを繰り返して目標を目指していくことが大切です。マネジメントを実施していくにあたり、このサイクルを意識して実施していきましょう。

ちょっと長くなってしまいましたが、ここまでがマネジメント概論となります。


今回のnoteではマネジメントとは何なのか?と題して、マネジメントの導入について書かしていただきました。管理職でマネジメントで悩んでいる皆さんに少しでもお役に立てる部分があれば嬉しいです。マネジメントの概論について書いてみて、私自身も改めてマネジメントって大変だなーって思うところもありますが、それだけに理解していくと面白い部分でもあります。私自身ももっとマネジメントについて学んで、日々の業務の中に活かしていきたいなと思う今日この頃です。

また別のnoteで、マネジメントに役立つスキルを紹介できればと思います!

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