【202203-06 全72時間】モンスター・アカデミアのUI/UX研修

デザインの中でもUIに注力している「モンスター・アカデミア」の研修に参加しました。

モンスター・アカデミアとは?

デザインによって人生を変えることを応援する未経験向けのデザインスクールです。デザインの言語化を通して、表現力と提案力が高いデザインが制作できるようになります。

公式Twitterより

スケジュールとプログラム内容

通常のモンスター・アカデミアのコースは、平日の週5日 19:15-22:45という超過酷な(!?)なスケジュールで1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月のコースを選択できます。しかし、上記のスケジュールでは通常業務との両立は難しいと判断したため、弊社用のプログラムを作成・実施いただきました(以下参照)。期間は2022年3-6月の平日週1-2回の各3時間、3ヶ月、全24回、総計72時間の研修でした。

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弊社用に作成いただいた全24回の研修プログラム

研修の目標

研修を参加するにあたって以下の目標を掲げていました。
一つ目は、「自分が考えたデザインを意図通りに伝えられるようにする」です。
現在、UI/UXデザインを担当していますが、お客様へ自分が考えたデザインの説明がうまくできないことが多々ありました。そのため、成果物を言語化するスキルを身につけ、研修後にお客様に自分がデザインした内容を意図通りに伝えられるようにしたいと考えました。
二つ目は、「表現力を向上させる」です。
表現のストックがなく、一辺倒なところがありました。そのため、研修後には少しでも表現の幅を広げられるようにしたいという思いがありました。

研修のリフレクション

研修を受講して気づいたことや学んだことを簡単にまとめました。

①表現力は72時間では向上しない

今回の一番の気づきは「表現力は72時間では向上しない」ということです。「研修を受講すれば、多少は表現力が向上するだろう」と思っていましたが、実際はたかが72時間で、表現力は簡単に向上しないということに気づきました。「1万時間の法則」というものがありますが、他のプロフェッショナルと同様に表現力を向上させるためには、更なる訓練が必要だと実感しました。

②表現力を向上させるためには「考察とトレース」

考察とトレース」の重要性を改めて学びました。自分が何気なく使っているアプリも、色やフォント、内容、形状等、色々な要素に分解していくと、そのデザインが持つ印象と同じような印象を与えることができます。同じアプリを見ていていも、講師を含め他の参加者が別の視点で言語化されているのを聞くと、こういう視点もあるか〜という発見がありました。また、考察する際に自分はデザインの考察の抽象度が高く、分解しきれていないことが多々あると感じました。このスキルが身につけば、もう少し表現の幅が広げられそうだと思いました。

③自分の伸ばしたいスキルが見つけられた

デザインの中でも自分がどのスキルを伸ばしたいかはっきりと見つけることができました。
他のデザインの分野をおざなりにするわけではないですが、自分が伸ばすスキルの見極めは案外難しいものだと思っています。この点は、私の中で大きな収穫となりました。

④研修も大切だが、実務の文脈が大切

この研修は、上記の「モンスター・アカデミアとは?」で記載されている通り、実務経験がない未経験者にとって一番学びの多い研修だと感じました。もちろん実務経験がある方でも参加して学ぶことは多いと思います。私も多くの学びがありました。ただ一方で、文脈にあまりにもリアリティがなく、自分で都合の良いように決められてしまう点は、研修と実務の最も大きな差だと感じました。特にUIの検討では、この文脈との繋がりが大きく影響していると思います。

最後に(個人的な感想)

講師や他の参加者からのフィードバックは、何にも代え難い大きな気づきであり、学びでした。
ただ一方で、Figmaなどの操作方法や表現のサンプルを持ってきて検討することは、既知であり目新しさはありませんでした。ということで、デザインを初めて触れる方や、どうやって学ぶのか悩んでいる方には持ってこいの研修だと思います。

今後の展望として、デザインの考察や成果物の作成経験を増やし、表現力・言語化するスキルを向上させ、実際のプロジェクトに活かしていきたいと思います。


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