現像現場8
今回は私が複数回撮影をお願いしているリンネさんの写真の現像を行います。
基本的に、人間の目よりカメラの方がダイナミックレンジが低いため、撮影画像は人の目より明暗差が大きい画像になります。
モデルさんの顔の影はあった方が立体感がでますが、影が強いと硬い表情に見えてしまいます。(主観です)
顔の明るい部分、影の明暗差を少なくするために現像時に白レベル、ハイライトを下げ、シャドウを持ち上げます。
明暗差が低くなる分、画像が平滑になり、いわゆる「眠い」画像になるので、黒レベルを下げて、画像を引き締めます。
いかがでしたか。撮影時になるべくゴールに近いように撮りたいと思い、ある程度出来るようになってきたと思っていたら、今度は、以前より色や明度の拘りが強くなって色々と調整するようになってしまっています。ただマニュアルで撮るようになった分1カ所で撮影した写真は同じ現像を適用するだけなので、ワークフローは楽になっています。
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