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ヨコハマ・フットボール映画祭スタッフインタビュー|作品選定・字幕翻訳編

みなさん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第14回を担当します、スタッフの細川です。よろしくお願いします。

今回は、ヨコハマ・フットボール映画祭(YFFF)で字幕翻訳担当の伊東紗衣子さんと、作品選定担当の佐藤鉄舟さんへのインタビューの様子をお届けします!字幕制作や作品選定の方法について、やりがいや過去の思い出についてもたっぷり語ってもらいました。実行委員長の福島成人さんも参加してくれています。

最初は映画祭のお客さん

ーー YFFFにスタッフとして参加したきっかけは?

伊東 私は、最初はお客さんとして映画祭に行っていました。サッカーが好きで、仕事でもサッカー関係の仕事を受けていて、映画も好きだったので、ツイッターか何かで映画祭を知って行くようになりました。
7~8年ぐらい前だったと思うのですが、2回観に行ったんですね。その間にちょんまげ隊長のツンさん(Smile for Nippon主宰)という方と知り合いになりまして。その頃は翻訳の仕事を始めて割と間もない1~2年の頃でしたが、ツンさんに翻訳をしてるという話をしたら、じゃあ映画祭の字幕をやってみたらいいんじゃない?と、ノリで紹介してもらって。それで福島さんと初めてお話ししました。その後字幕に参加するようになった、というのがきっかけですね。

佐藤 私は元々、映画とフットボールがすごく好きで、その二軸が割とライフワークの中心にあった中で、ミニシアターで「ヨコハマ・フットボール映画祭」というチラシを見て、まさにこれ自分のためにあるじゃん、と。でも、2~3年間くらいはチラシ持って帰るだけで、観に行こうと思ったら終わってる、ということが続いていたんです。そんな中でFacebookで、2017年に伊東さん主催の英語字幕ボランティアの説明会を知って、そこに行って福島さんたちに会いました。それからちょっとずつ手伝わせていただくようになったという感じですね。映画とフットボールがどっちもすごく好きだったので、その流れで自然と、という感じです。

ーー どういう業務を担当していますか?

伊東 字幕翻訳のチームは今8人いるのですが、私が一番長いので、作業の手順をみなさんに説明したり、翻訳し終わったものをチェックしています。あとはフリーソフトのAegisubというソフトを使って作業しているのですが、入ったばかりの方にその使い方を説明したりしています。字幕チームには、普段も翻訳の仕事している方もいますし、翻訳ではない会社に勤めている方とか、違う仕事されてる方もいますね。

佐藤 作品選定チームは基本的には字幕チームと一緒にやっているんですけど、私はそこでミーティングだったり進行だったりということをしていて。あくまでスペシャルに何か担当というより、一緒にやってこうって声掛けをしています。みなさんと一緒に協力しながらやっていることとしては、作品をまず見つけてきてリストアップした中で観たい作品を手分けして観て、選んでいく、ということをしています。作品選定のまとめ、みたいな感じでいいのかな。もうちょっとやんなきゃなと思いつつ。

伊東 一緒ですよね。選定チームと字幕チーム。字幕チームがいて、それプラス、佐藤さん、福島さん、(加藤)麟太郎くんが選定している、という感じですね。

佐藤 この体制になったのはコロナ禍で初めてで、リモートでみんなで集まれるようになったのが逆にいい感じになっています。今回からの初めての取り組みになっているというところではあります。
それまでは割と福島さんががんばってくれてた、という感じだったんですよね。みんな仕事しながら参加しているので時間合わせるのが難しくて。コロナ前は実際に集まるのがなかなか難しかったのですが、結果的にコロナ禍というのもあり、意外とzoomでできるじゃん、ということでオンラインで定例ミーティングを始めました。

140の候補作品から厳選したプログラム

ーー 上映作品はどこから探して来ていますか?

佐藤 作品はチーム内で手分けして探しています。主な探し方は海外のフットボール映画祭のサイトを見てスプレッドシートにリストアップしたり、原始的ですが、IMDbに「football」と入れて検索したり、偶然見付けた作品も挙げたりして、シートに追加していきます。
ステップとしては、リストから気になる作品をみんなで選んで、スクリーナー(本編のサンプル)を取り寄せて、実際に作品を見てみて、感想をシェアしていきます。さらに揉んでいって、作品が絞られてきた中で、映画祭にテーマがある場合は、1作品はそれに沿った作品を選ぶ。例えば、延期になってしまっていますが、2021年は、WEリーグ創設もあるということで「女子サッカー」というテーマがあったので、それに沿うものを選んで、プラスで映画祭なのでいろんな方に来てもらいたいから、堅過ぎるものだけにならないように、コメディっぽい映画、ドラマっぽい映画があったりというバランスを見ながら最終的に選定していく形ですね。
あとは、我々の映画祭もお金持ってるわけではないので、条件が折り合うというのが大事だったりします。いい作品だと上映料が高いということがあって手を引いたりすることもあります。その辺も折り合いをつけながら、テーマに沿ったもの、バラエティに富んだものを選んでいく。その中で、もちろん我々がおもしろいなって思うものを伝えるように、ということを意識しています。

ーー 候補は何作品くらいリストアップされていますか?

佐藤 製作年が最新ではないものや、短編もあるので、今回はリストアップだけで140本くらいになりました。その中からスクリーナーは30くらいは取り寄せてるかな。スクリーナーの取り寄せは、コンタクト先を探して、そこから始めています。それを去年からは11人くらいのメンバーで手分けしてやってます。

ーー 作品選定で、メンバー間で揉めたりしませんか?

佐藤 揉めるというのはない気がします。それぞれ興味のあるフィールドがキレイに分かれているので、組み合わせると自然とバランスがよくなるという感じになっています。最終的にどう決めるかというのはゆるやかに着地している感じがします。
エゴとかもまだない気がしますね。良くも悪くも。この進め方もまだ1回目なので、それを踏まえながら進めているところではあります。
ただ、メンバーのみなさんは人間的にしっかりしてる方が多くて、コミュニケーションが取りやすいし、変に我が強いということもなく。自分を持ってることは大事なのですが、表現の仕方もちゃんと考えてくれる方や、気を使える方が多くてうまく回っています。それにだいぶ助けられてるところはあると思います。

伊東 本当にそうだと思います。みなさんすごく大人な方が多いので、みなさんのヒューマンスキルに助けられてるというのはかなりある。そのおかげでスムーズに回っていると思います。

佐藤 そこはあるので、揉め事とかはそんなにないです。もちろん、ところどころでイヤな思いや悔しい思いはあるのかもしれないけど、大きく揉めたりということはなくて。逆に私が気付てないだけだとしたら、うまくやっていかなきゃいけないですが。その辺は1回目を踏まえて改善してけたらなと思っています。

映画祭スタッフ自らが字幕翻訳を担当

ーー 字幕はどんなふうに制作してますか?

伊東 おおまかに言って、1本の字幕を作るのに3人の人が関わります。まず翻訳する「翻訳者」、翻訳したものをチェックする「チェッカー」、さらにチェックされたものを最終チェックする「最終チェッカー」です。
手順としては、まず翻訳に必要なのが、映像のファイルとスクリプトのファイルです。英語以外の言語の場合も英語のスクリプトをいただいて、英語から翻訳しています。英語以外の言語、ドイツ語などができるスタッフもいるのですが、基本的には英語から翻訳しています。そのふたつを制作者から取り寄せて、翻訳者がAegisubというフリーソフトを使って翻訳を行います。
なんでチェッカーがふたりも必要かというと、チェックする項目が多いからなのですが、ポイントがいくつかありまして。

YFFF字幕翻訳の注意点

注意点のファイルをみなさんに送って、これに沿って作業していただいています。字幕翻訳の大きなルールとして、1秒間に4文字ぐらいまでしか表示してはいけないので、「文字数がオーバーしていないか」というのを翻訳ソフトで確認します。
「一読して理解できる日本語表現になっているか」というのは、映画は前に戻って読み返すことができないので、一読して読みやすい、分かりやすい日本語になっているかということ。あとは、話の流れの矛盾、辻褄が合わないことがないこと、ドキュメンタリーでは事実関係と違うことはないかの確認が必要になります。
あとは、字幕ひとつひとつに集中するあまり、全体が見えなくなることが結構あります。一通りチェックし終わった後でも、最初から通して見ると、同じ人が言ってるのに、こことここが矛盾してる、ということがあったりします。よくよく見るとどちらかを誤訳していたり、あるいはどちらも誤訳してるということがあるので、そういう確認をします。
制作者から送られてきたデータだと字幕の出るタイミングがずれていることがあるので、日本人的に気にならないタイミングに整えたりという作業もします。字幕が出るタイミングが合っているかの確認ですね。あとは、登場人物がシーンによって一人称が変わっていないか、同じ言葉の訳し方がぶれたりしないかとか、そういったことを確認します。
こういう項目をチェックするんですが、ひとりでこの項目を全部完璧にカバーしてチェックするのはなかなか難しいので、どこかしら漏れが出てしまいます。なので、最初のチェッカーが一通りチェックしたあとに、最終チェッカーが確認して、修正が必要なところは修正して完成します。3人の作業が終わって完成したら、字幕を付けた映像を他のスタッフにも見てもらいます。

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スタッフによる字幕確認

コロナ前は会議室を借りてミニ上映会をしていましたが、今はクラウドにアップして各自で見てもらって、気になるところをスプレッドシートに記入してもらって、それを元に修正をします。それで完成です。
作業にかかる期間は、翻訳自体に2~3週間くらい、チェックもそのくらいかかるので、1ヵ月半から2ヶ月ぐらいですね。それぞれの仕事の都合とかあるので、その時によって違いますけど。あと、ワード数によっても左右されますね。

お蔵入りや字幕のミスも

ーー これまでに、失敗したなー。やらかしちゃったなー。ということはありますか?

佐藤 私の段取りもよくなかったのですが、一度、学生さんが卒業制作で作った作品を上映するってなった時に、直前でその学校のルールでダメってことになってしまったことがありました。条件も整ってて、字幕も付けてもらってたのですが、いろいろ準備してもらったのに上映できなかった。というのは失敗というか、残念でした。事前に分かっていれば対応できたのですが、その辺は経験が足りなかったのかもしれないです。

伊東 やらかし、ですね。初めて自分が本格的に字幕翻訳したインドネシアの『ガルーダ19』という映画で、少年たちの草サッカーシーンが最初の方にあるのですが。シュートして「ゴール」って喜ぶシーンで、ゴールする前に「ゴール」と字幕が出てしまって。映画祭当日に会場で観て、うわーって思いました。私のタイミングミスだったのですが、翻訳作業中に何度も見てるはずなのに気付けなくて。文字ばかりではなく映像で確認しないとダメだなって反省した出来事でした。
あとはやらかしというか、主に自分の要領が悪いので当初見込んだ時間よりも多く作業時間がかかってしまって、いつもお尻がギリギリになるということが多いので、自分の作業の仕方はいつも反省点は多いですね。

『ガルーダ19』はオンラインシアターでご視聴いただけます!☝

ベルリンでの交流から日本での上映が実現

ーー スタッフとして一番思い出に残ってる作品やエピソードは?

佐藤 私は、2020年の『スタディオン』ですね。フットボール映画祭として世界で一番大きいといわれている、11mm国際フットボール映画祭というものが毎年ベルリンで開催されているのですが、2019年に参加して、そこで初めて作品を観ました。11mmでは会場前のパブが交流の場になるのですが、そこで呑んでると、やたらと陽気なチェコ人に絡まれるんですね。気付いたら彼らと毎晩朝まで呑む仲になってしまいました。ただの陽気な酒呑みだと思ってた彼らが、実は『スタディオン』の関係者ということがわかって。友達になった義理もあったので、本作を観に行きました。そしたら意外にもめちゃくちゃ良かったんです。それで「是非、日本でも上映しよう!」ってことで話をまとめ、上映するに至りました。作品との出会いから、上映までの経緯が映画祭ならではだったのでとても印象に残ってます。
映画祭の予算的に難しいこともあって、彼らを招待は出来ていなかったのですが、映画祭の1週間前に「俺ら航空券取ったわ!」という連絡が私に入りました。そして48時間も滞在しないような弾丸日程でわざわざ映画祭のためだけに来日してくれました。
来てくれたはいいものの、よほどの弾丸だったのか、監督が泊まるところがないと言い出したので、私の家に急遽泊めてあげたりなんてこともありました。

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『スタディオン』トークショーの様子

映画祭では彼らの陽気なキャラクターのおかげで、上映後の質疑応答も盛り上がりました。その後もお客さんと(直接)交流したり、スタジアムプロジェクトのリーダーは「(Jリーグの)チェアマンを紹介してくれ。」とずっと言っていて、ハーフタイムパーティー(会期中に開催されるゲスト、観客、スタッフの交流会)で村井(満)チェアマンと連絡先を交換していました。
こうして出演者や監督とお客さんが垣根なく交流出来るというのも、我々のような映画祭の魅力だと考えてるので、そういうことが実現出来たことも含めて、とても良い思い出です。

『スタディオン』はオンラインシアターでご視聴いただけます!☝
また、noteマガジンでも作品をご紹介しています。☟

苦労しながら完成した初翻訳

伊東 先ほどもお話しました、インドネシアの『ガルーダ19』が特に記憶に残っています。映画祭の字幕スタッフに加わって初めて本格的に字幕翻訳を手掛けた作品です。試行錯誤しながらすべてが手探り状態で、スキルも経験も全然足りないまま、苦戦しながらだったので、すごく思い出に残っています。その時は字幕スタッフの人数も少なくて、チェックしてもらえる人もいなかったので、自分で翻訳して自分でチェックして、延々見ては直し、見ては直しをしてようやく完成しました。

スタッフのミニ上映会というのも確か2回あって、1回目でこの表現おかしいよ、ここは事実と違うというのをいっぱい言われて直して、2回目の上映会でやっと完成したという感じでした。映画祭のスタッフはマニアばかりなので、マニアックなつっこみをたくさん受けるんです。おかけで修正できたのですが。すごく大変でしたが、おかげで字幕翻訳ってこういう風にやるのかなあというなんとなくのイメージは自分の中にできて、ちょっと自信が付いたというのはあります。
一番大変だったのは、クライマックスの前に監督が選手たちの前で、「今から大事な試合に向かうけど、こういう気持ちで行け。」って鼓舞するシーンの訳がすごく大変で何十回も直したので、今でも監督のセリフをほとんど憶えています。実際に上映したら観た方から、おもしろかったとか、監督のスピーチがよかったって感想をもらえたので、苦労した甲斐があったなと思いました。

YFFF2021のイチオシ作品

ーー YFFF2021のイチオシ作品を教えてください。

伊東 私が今回字幕チェックした作品は『オリンピック・リヨン-女子サッカー最強チームの真実-』『壁を壊せ!-ドイツ女子サッカー 台北の奇跡-』『ポーツマスFC-破産からの再生-』『VOY!-光と影の冒険-』『俺たちブロンリーボーイズ-ヘタレなクラブの愛し方-』です。全部おもしろかったので、1本でも多く観ていただきたいですが、特に印象に残ったのは『VOY!』ですね。

佐藤 被りましたね。『VOY!』は人気高いですよね。

伊東 ドキュメンタリーですが、結構ドラマチックなんですよね。ブラインドサッカーの選手たちがそれぞれインタビューに答えているのですが、サッカーだけではなく、自分の普段の暮らしや恋愛、人生について語るわけです。自分の言葉で。それがすごく率直で結構胸に響く言葉があって。サッカーの映画だけど、人としてどう生きるか、自分に何ができるか、ということがテーマになっていると感じます。これはたくさんの方に見ていただいて、何か感じてもらいたいなって思う作品です。

佐藤 まさに私の言いたかったことを言われてしまいました。『VOY!』はイチオシですが、あとは、女子サッカーということで言えば『壁を壊せ』ですね。ドイツにもこういう時代があったんだということもそうですし、私がすごくおもしろいと思ったのが、昔のドイツ女子サッカーの選手がみんなファンキーというか、かっこよくて。その当時を引っ張っていた映画でもフィーチャーされてるプレーイングマネージャーの方が、サングラスをかけながらPKを蹴ってるんです。80年代なのですが、カルチャー的にイケてる雰囲気がしててかっこいい。そういうこともありつつ、自分たちの権利を主張するために強く闘ってたんだなということも見えますし。同じく女子サッカーの『オリンピック・リヨン-女子サッカー最強チームの真実-』とはまた別のおもしろさもあるので、観て欲しいなって思います。

特技や好きを活かす、伸ばす
映画祭だからできること

佐藤 『スタディオン』で思い出に残ってることがまだありまして。私もただ楽しく話すくらいの英語はできるのですが、オフィシャルに英語ができるわけではないのに、いきなり通訳をすることになりました。急遽、彼らが来ることになったから、通訳を手配できなくて。朝、現場入りしてから、過去の映画祭で聞かれた質問全部出してもらって、それをノートに書いて準備しました。お客さんもいい感じで質問してくれたので、結構盛り上がってきて。ただ、盛り上がってくると監督が哲学的なことを話したりするんですよ。まったく訳せないようなことを言われて、ステージ上でおどおどしました。結構困ったんですけど、それも観客の方が温かく受け入れてくださったのでいい経験だったなって思います。

伊東 ジャイヤ(・サエルア)さん(YFFF2015上映『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』出演)が来てくれた時に私も通訳をさせてもらいましたが、あわあわして大変でした。プロの通訳さんはすごいです。

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伊東さんとジャイヤ・サエルアさん

福島 字幕翻訳もそうなのですが、プロでやろうと思っても参入が大変だったりする中で、プロではない人がちょっと自分のスキルを伸ばしたり、映画祭の活動を通して普段の生活が楽しくなったり、今まで勉強したものを活かせる機会になる、というのはすごく価値のあることだと思ってやってます。

佐藤 字幕チームの半分くらいは既にフリーで翻訳をされてる方ですが、そうではない方もいます。映像の字幕学校に行ってる方とか、翻訳をしたいけどまだとかしたことない方も数名いらっしゃって。我々もプロでガチガチでやってるわけではないけど、もともとされてる方はもちろん、仕事としてはしていないけど英語ができる、という方や、これからやりたいという方も、伊東さんを中心に経験を積める場としてはいいんじゃないかと。

YFFFスタッフとしてのやりがい、楽しさ

ーー どんなことにやりがいや楽しさを感じますか?

伊東 字幕によって映画のおもしろさがどれくらい伝わるかが影響してくると思っています。訳し方も人それぞれ違いますし、人物の口調とかもどう訳すかによって作品の印象も変わってくるので、ある程度責任を感じながらやっています。お客さんがせっかくお金を払ってチケットを買って来てくださるのと、貴重なお休みを使って足を運んでくださるということで、おもしろかったとか、知識が増えたとか、今まで気付かなかったことに目が向くようになったとか、「来てよかったな。」と思ってもらいたいなって思ってやっています。なので、実際映画を観たお客さんから感想をいただいたり、ツイッターでも書き込んでくださる方がいらっしゃるんですけど、そういう反応が返ってきたりすると、やってよかったなってすごく思います。

佐藤 自分自身が新しい世界を見られるということと、映画やフットボールを通じて新しい人との繋がりができたりするということが、一番のやりがいかなと思います。コロナ禍でまだ実際には会ったことのないメンバーもいるものの、今年はzoomで定例ミーティングを行っていたので、そこで新しい繋がりができたことがすごく嬉しかったです。そして最終的にそういう仲間と集まって映画祭をやれるというのが自分にとっては大きな喜びになっています。2021年は延期になっていますが、秋に開催するので、YFFFの仲間や、お客さんのみなさんにお会いするのが今から楽しみです!

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私は2021年の1月から仲間に入れていただいていますが、とてもよい雰囲気のチームだというのは感じています。おふたりのお話からもそれが伝わってきて、楽しいインタビューになりました。
伊東さん、佐藤さん、ありがとうございました!

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YFFF2021も楽しい回になりますので、ぜひ、お誘いあわせの上お越しください!

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