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ここで事件を整理してみよう【ファスト需要をゆるりと眺める】

森村誠一「終着駅シリーズ」、西村京太郎「トラベルミステリーシリーズ」の二時間ドラマが終わるそうですね。

私は、長尺モノが好きで、ドラマも時代劇も、二時間あるとじっくり見るのも垂れ流すのも、ちょうどいい。短い尺のものは、すぐに他の番組に変えたり、CMばかりで煩わしいと思ってしまうから。

鬼平犯科帳も、数年前に終わってしまいました。キャストが次々と高齢になり、お亡くなりになる方もあったので、仕方ないですね。あれも、レギュラー放送よりも、スペシャル版が好きで、よく見ておりました。

ところで、近頃では、ファスト需要ということで、動画の尺もどんどんと短くなっていきますし、ワンポイント一発芸みたいなことをしないと有象無象に埋もれます。また、切り抜き、倍速視聴、要約動画など、いかに短い時間にエッセンスを詰め込めるかというところに主眼が置かれているようです。

本編を見てもらうために、いかにおいしいところを試食させるかという観点は、興味深いものです。

私どもは、セミナーで終活や相続のお話することも数多くあるのですが、ふだんは60分から90分くらい、しっかりと時間をとって話すことが多い中、先日参加した終活EXPOでは、5分のミニセミナーを行いました。

短すぎやしないかとは心配でしたが、思いの外、好評でした。講師にとっても、ワンポイント解説として、話題を絞り込むことで、十分に伝えられることがわかりました。

短尺のネタをいくつかもっておくと、使い勝手がよさそうです。

二時間ドラマでも、半分くらい経過したところで、「ここで事件を整理してみよう」とおもむろに事件のあらすじに触れて、登場人物をまとめはじめるものです。これは、視聴者の頭の中を整理するとともに、途中から来た視聴者をフォローアップするためでしょう。

ちょっと、メタ的なやりとりに見えてしまいますが、それも味わいということで。

長話をずっと聞いていると疲れますし、一度わからなくなって置いていかれる、もうずっとわからないまま、聞く気持ちが離脱してしまうため、整理したり振り返ったりするタイミングは必要です。このあたりはセミナーのときも特に意識的に、設けています。

この技術は、大勢の前で話すだけではなく、個別相談でも活きてきます。相手の話を聞き取って、それにあった返事が端的にできるか、ということです。このあたりの機転のきかせ方は、日頃から人前で話をしていなければ、なかなか身につきません。

円熟した話芸と気の利いた瞬発力があれば、ファスト需要の中で十分戦えると思うのですが。ということを考えながら、ときどき上岡龍太郎師匠の動画を見ては、おしゃべりの勉強をしています。



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野田啓紀@よく食べる司法書士

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