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就活生に送る総合商社内定の秘訣

皆さんこんにちは。今日は初めて就活関連の記事を書いてみたいと思います。就活最前線で一生懸命戦っている就活生の皆さんの少しでも助けになれば幸いです。私が、6年前に就職活動をした際に考えていたこと、これはやって正解だったなと思うことを共有致します!

特に下記のような方々に向けた記事になります
● 総合商社で働くことを目指している方
● 総合商社以外の大企業から内定を勝ち取りたい方

それでは、本日も宜しくお願いします。


そもそもこの記事を書こうと思った理由についてまず話します。

これまで多くの就活生とお会いする機会がありました。色んな方とお会いできました。出身地、大学も様々で学生時代に頑張ったことも人によって多種多様。

私はわざわざ就活中の忙しい時間に会いに来てくれた学生に対して、自分が勤務している会社の自慢やアピールをすることは決してしませんでした。そんなものは他の社員がやってくれるし、会社のホームページやセミナーに出れば誰でも入手可能な情報だからです。

その代わり、就職活動で勝つための方法を短い時間の中で出来るだけ学生にお伝えしました。別に私の会社に来てもらうことが全てではないし、まずは受けている企業にできるだけ多く受かることを考え、最終的に私の会社を選んでくれたら嬉しいというスタンスです。まずは受かってから考えよ、ということです。

実際、私にOB訪問してくれた学生は80%以上が総合商社に内定しました。私が学生時代に考えていた就活戦略は正しいと後輩が証明してくれています。
私は昔から何事も勝つための戦略を考えるのが好きでして、自分でいうのもなんですが、面接も結構得意です。

この戦略は知っているか知らないかで就活に大きな差が出ると考えています。是非この記事を読んで知って頂き、皆さんなりの方法で再現して頂ければ嬉しいです!



1. 自己紹介

まずは、改めて簡単に自己紹介させて頂きます!
私は五大商社の1つで勤務していて事業投資の仕事をしています。その傍らで資格勉強をしつつnoteで記事を書いてる独身アラサー男子です。Independentな人生を送るのが僕の人生の目標です。学生当時は総合商社一択で狙い撃ちした就職活動が功を奏し、無事入社することができました。

私は慶応義塾大学卒で体育会出身です。東京生まれ東京育ち、帰国子女ではないです。ただ何となく語学の勉強は好きで、将来は外国語も使いながら仕事出来たら素敵だなぁと漠然と考えており、大学2年の時くらいから総合商社で働けたらいいなぁと考えていました。

ちなみに本日お話しするのは、「慶応で体育会だから内定できたんだろ?」と言わせるつもりは1ミリもありません。誤解を恐れずに言うと、そのマインドを持っている限り総合商社はおろか他企業の内定もかなり難しくなると思います。慶応でも東大でも就活で全滅する人間は腐る程います。その理由は、就職活動で最も重要な戦略が分かっていないからだと考えています。実際、私にOB訪問してくれたMARCH学生も多くの方が総合商社に内定しています。戦略が重要なのです。

2. 私の就職活動

私の最初の就職活動の結果は以下の通りです;

三菱商事 : 最終面接落ち
三井物産 : 内定
伊藤忠商事: 内定
住友商事 : 内定
丸紅   : 最終面接辞退

面接で落ちたのは三菱商事のみです。総合商社以外では練習で民放キー局を受け内定を頂きました。今回は総合商社への内定戦略がメインなのでこの話はまた別の機会に。

三菱商事に落ちたのは当時かなりショックだったのですが、結果として他の総合商社で素晴らしいファーストキャリアを歩むことができました。むしろ今では落ちて良かったなとさえ思っています。笑
(要は自分の会社がベストだと思えるように頑張ることが大事なのです!)

商社の就職活動のプロセスはES ⇒ 筆記試験 ⇒ 面接 ⇒ 内定の4つですね。ESを出す学生は毎年2万人を超えます。そこから100人程度の内定者を選ぶ訳ですから、競争は熾烈です。あえて正直に言いますが、「とにかく頑張れば誰にでも可能性がある!」なんてのは嘘っぱちです。厳しい戦いだからこそ、頑張るだけではダメで、戦略が重要なのは言うまでもありません。

ただ、一つ言えるのは総合商社に学歴の足切りは存在していません。応募者が多くてESを提出した段階でESを一つ一つ見ることを会社はしないからです。ESは面接の時に面接官が会話の話題を見つけるために使われるだけです。その代わり、筆記試験の足切りが相当厳しいです。だから、筆記試験の対策は死ぬほどやりましょう。もし学歴に自信がなくても、筆記試験でいい成績を取っている人間を絶対に企業側は落とすことは出来ません。東大生でも対策を怠ると普通に筆記で落ちます。学歴関係なく平等な世界です。

ここでOB訪問についても触れておきます。私はOB訪問は殆どしませんでした。1社につき最大でも2人しかOB訪問はしていません。OB訪問を何十人もする学生をたまに見かけますが、私は反対です。それは時間を浪費するだけで、何人会おうが内定には関係ないし、会社のことが分からなくなるだけです。大企業では色んな人が働いているので、部署が違えば人も全然違います。会えば会うほどその会社のことがどんどん分からなくなるというのが私の持論です。信頼会える人に出会えたら、そこでOB訪問は終えた方が良いと思います。

3. 内定戦略

3-1. まずは自分のカテゴリーを知る

まず戦うには自分のことを知ることが何よりも大切です。だから、まずは自分のカテゴリーをしっかり理解しましょう。以下の要素で自分自身を整理してみましょう。

どこの大学?
・最も力を入れたことは?(体育会?サークル?留学?勉強?バイト?)
・帰国子女?外国語は得意?
・その他何か自慢できる一芸はある?

なぜ、自分のカテゴリーを知ることが大事なのかというと、これをすることであなたが就活で戦わなければならない敵を知ることが出来るからです。
総合商社の採用は様々な枠で区切られています。例えば学歴でいえば旧帝大枠、早慶枠、MARCH枠、海外大枠などなど。他にも体育会枠、帰国子女枠、一芸枠などなど。つまり、東大生と明治生が就活で直接戦うことはないのです。東大生は東大生、明治生は明治生と戦うのです。体育会は体育会の学生と、帰国子女は帰国子女と戦うのです。

総合商社だけではなく大企業は採用におけるダイバーシティを重要視します。つまり色んなバックグランドの人間を採用したいのです。学歴だけを重視するなら全員東大生にすればいいのです。でも企業は絶対にそんなことはしない。なぜなら、そうすると企業の柔軟性が失われ企業にとって良くないと考えているからです。だからこそ、自分の戦うフィールドをしっかり理解して、敵を知り、準備しましょう!

つまり、応募者が2万人いたとしても、あなたは2万人と戦うわけではありません。同じカテゴリーの人間とだけ戦います。だから敵はせいぜい数百人です。敵が数百人ならなんだか行けそうな気がしてきませんか?

ちなみに、私のカテゴリーは慶応 x 体育会でした。このカテゴリーの人間は沢山いるし、他の人間との差別化が特に難しいカテゴリーでした。ある意味で最も競争率の高いカテゴリーでした。笑
ちなみに、自分を2つのカテゴリーで分解すると、自分のライバルを大幅に減らすことが出来ます。例えば、慶応 x 体育会、中央 x 法律、横国大 x 留学、明治 x ゼミ活動などなど。2つ以上の要素で自分をカテゴライズすると意外と戦う相手が少ないことに気付けるのです。

次は、自分のいるカテゴリーの中でいかに戦い、勝つのかお話しします。

3-2. 同じカテゴリーの中で自分を差別化する方法

自分のいるカテゴリーが分かったら、その同じカテゴリーの中でどうすれば自分が目立つことが出来るかを考えましょう。

自分のカテゴリーを理解できたら、あなたのライバルは今や2万人から数百人に減りました。ここからが本当の勝負です。次は数百人の中から数十人に残るための戦略を考えなければなりません。

ここからは私個人の話をします。
具体的な例を挙げた方がイメージがし易いと思いますので。

私の場合、慶応 x 体育会でした。一見、就活に強そうに見えますが総合商社の就活においてはそんなことは全くありません。超激戦区です。このカテゴリーの人間で総合商社を受ける人間は山程います。その中で20人程度の枠に入るわけですから一筋縄でいきません。。

結論、私は他と差別化するために、一般的な方々が「慶応 x 体育会」カテゴリーの人間に抱いている先入観と真逆の人間であることを猛アピールしました。簡単に言えば、ギャップ萌えを狙いました。

なぜかというと、僕は体育会の中で決してスター選手ではありませんでしたし、見るからにマッチョで筋肉隆々としたタイプでもなかったからです。だからこそ、「体育会」のカテゴリーで真正面から勝負したら勝ち目がないことが分かっていました。だからこそ、「僕は他の体育会の人間とは一味違う面白い人間なんです」ということを知ってもらうことに特化したのです。

これは本当の話ですが、面接官に体育会の話ばかり聞かれたら自分から回答を拒否したりしました。今思えば相当尖っていたなと反省しています。笑
それよりも、ゼミの研究の話、語学勉強の話、ゼミと体育会の両立の苦労、好きなニュースの話などなど、体育会らしからぬ話ばかり喜々として面接では話していました。つまり、「体育会なんだから体力があるとか、根性があるとか当たり前だろう?折角の面接なのだからもっと楽しい話をしよう!」と目を血走らせていました。ちょっと怖かったかもしれません。

結果的にこれが大当たりしまして、面接官からしたら、体育会なのに凄い変わった面白い奴がいたな、と覚えてもらうことが出来たのです。

自分のカテゴリーが折角分かったのに、他のライバルと同じようなことをしていては埋没してしまいます。あなただけのユニークさや個性を思い切り発揮して、良い意味で面接官の予想を裏切ってやるのです。

3-3. 面接における誤解

学生と話していて、多くの方が陥っている誤解があります。多くの学生はいかに自分が優秀であるか、いかに輝かしい功績を残したか、の説明に固執してしまう傾向があります。そして中には話を盛りすぎてしまう人もいます。

しかし、この「自分を優秀な人間に見せる」という方向性がそもそも間違っています。会社にとって、優秀な人間であることが最も大事なのでしょうか?

違います。

会社にとって最も大事なのは、「一緒に働いて楽しそうか」、「会社にとって役に立てる人間か」、「客の前に出して恥ずかしくないか」です。
「優秀さ」は決してトッププライオリティではないのです。

何よりも、自然体で面接官とスムーズにコミュニケーションをとる能力、これが大事なのです。

3-4. 面接での鉄則

結論から申し上げます。面接とは会話です。あなたは面接官と会話をしに来ているんです。決して尋問されたり、評価されに来ているのではないです。(まぁ結果的に評価はされるのですが)

面接官は一日に何十人もの学生を相手にしています。そして、きっと同じような志望動機を何度も聞くのです。内心うんざりしているでしょう。だからこそ、あなたはそんな面接官に「お疲れ様です」と言えるくらいの心の余裕を持って面接に臨むべきなのです。

本番では楽しく会話することだけを考えましょう。普段会話する時に暗記してきた答えを機械的に話したりはしないですよね。そんなことしたら友達いなくなっちゃいますね。
面接も同じです。答えを暗記しても構いませんが、無理やりそれを使うことを考えてはいけません。もし、ドンピシャの質問が来たらラッキー♬と思ってかっこつけて話せばいいのです。基本的には会話なので、暗記に頼らず面接官の言葉をよく聞いてしっかり受け答えをすることの方が200%大事です。

面接官が学生を落とすのに最も簡単な理由が「質問に答えないこと」です。これは暗記に頼りすぎた学生がしがちなミスです。会話が噛み合わない人間と楽しく仕事ができそうだとはまぁ思いませんよね。

緊張はすると思いますが、面接官とリラックスして楽しく会話しましょう。それが最も内定の確率が高い面接対策です。

3-5. 最後に何か質問はありますか?への対応

大企業の面接の最後には大体聞かれるのが逆質問です。最後に何か面接官に聞きたいことはありますか?というやつですね。

真面目に何か質問をしなきゃいけないと思っている人がいたらそれは間違いです。少なくとも僕は質問なんかにこの時間を使うべきではないと考えています。(本当に気になることがあれば勿論聞いてもいいのですが。)

じゃあ何をするのか?

自分がその面接で言いたかったのに言えなかったこと、もしくは会社に本当に入りたいと思っていることを最後に面接官にもう一度伝えるのです。最後に改めて言われると面接官の心に深く残ります。

私の場合、ESに「慶應体育会」と記載されているので、面接官の中には30分ずっと私の部活の話だけを聞きたがる人も沢山いました。私は部活の話はそんなにしたくはなかったのですが、上記でも説明した通り、面接は会話なので盛り上がっている部活の話の腰を折ることはせず、結局部活の話だけで面接が終わってしまうこともよくありました。笑

そんな時は逆質問の時間を利用するのです。「最後に何かありますか?」と聞かれたら、「本日は楽しい面接の時間を有難うございました。今日は部活の話を沢山させて頂きましたが、実は私の本当の強みは部活ではなくてゼミ活動や語学勉強です。是非次の機会には部活以外の私についても知ってもらいたいので次の面接が楽しみです。」とでも言うようにしていました。

もし、面接で話したいことが全部話せたのだとしたら、「今日は有難うございました。質問は特にないですが、今日の面接を通して一層御社で働きたい気持ちが大きくなりました。」とでも言い残しておくといいでしょう。

4. まとめ

いかがでしたでしょうか。書き出したらついつい楽しくて長文になってしまいました。失礼しました。

要点を纏めると、

1. 自分のカテゴリーを理解する (戦う相手を知る)
2. 戦う相手への勝ち方を考える (差別化・ギャップ萌え)
3. 面接とは会話である
4. 面接で言えなかったことは最後の逆質問で全部言う

この記事が就活を頑張る皆さんの少しでも助けになれば幸いです。

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では、本日はこれまで。有難うございました。

NGUP


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