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日本の教育が進化しない理由

日本の教育は、お父さんの代…いや、おじいちゃんの代から大きな変化をしていない。それは黒板を使っているなどの物質的な話だけではなく、もっと本質的な話である。

今の30代40代のお父さんお母さんも、学校に母校に行けば思わず「懐かしい」と口にしてしまうだろう。それほどまでに時が止まっているのである。

その頃、社会はどうかというとポケベル→PHS→携帯電話(ガラケー)→スマートフォンと変わっている。

なぜ、このようなのとが起こるのか?

過去の成功体験が邪魔をする

日本は戦後、ものづくりで高度経済成長を迎えた。その頃の日本を支えていた教育、それが今も残る、私たちが教育と言われてイメージするものである。

今の教育システムが悪者という議論ではない。今の教育システムが、かつて日本の成長を築いたことは紛れもない事実である。しかし、あくまでそれは過去の話。その時代にはまさにマッチした教育システムだが、教育が止まっている間に社会のほうが先へ進んでしまったのである。

新しいテクノロジーによりライフスタイルが変わるのは自然なことで、ライフスタイルが変われば必要な仕事や能力も変わる。必要な仕事や能力が変われば、教育も変わるのが当たり前である。しかし教育は変わらなかった。それが教育と現実社会のギャップを大きくしている。

日本の教育は世界でも遅れをとっており、ここにきてようやく【自分の力で考えて解く】という当たり前の議論がなされるレベルである。

日本は先進国ではなくなる

今後、あらゆる面で日本は世界から遅れをとり、取り残されるという意見すらある。これに関して、もっとも悪い例が教育である。実際に日本の教育は遅れている。この原因は、まさに過去の成功体験が邪魔をしているからである。


発展途上国は成功体験が無い分、ものすごい速さでテクノロジーを導入していく。先進国が経験した途中段階を飛ばして成長するのだ。
これに対し日本は、過去の成功体験が邪魔をし、新しいモノを取り入れるのに躊躇し、批判し、否定し、変化の速度が遅れてしまう。そうして世界から取り残されるのである。
実際に新しい教育論を展開すれば、たちまち古い考えの教育者から叩かれてしまう。古い教育を守ろうとしている人たちにより、日本の教育はどんどん遅れをとっているのである。

ここがヘンだよ日本の教育

先生は教え、生徒は聞き、それでお互いに仕事をやっているという表面上の教育になっていて、次世代リーダーが育っていないのである。いわゆる、やっているフリになっているのである。
 
しかし、社会では全く逆のことをしなければならない。それこそ、やっているフリではなく、やった成果が求められるのだ。
 
それを考えると、自分で考えて自分でやれ!教育のほうが、むしろしっくりくるのではなかろうか?
 
そんなこんなで
大人が教育について真剣に考えましょうね!

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