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ほぼ學聴講メモ。(8月18日〜25日)

だんだん、自分が〈おもしろい〉と感じることの傾向が見えてきて、その路線をまっすぐ進むか、あえてそらして他の方向も見てみるか、ちょっと悩みどころ。オリパラやってるのにスポーツ関係の講座ぜんぜん見てないとか自分でもびっくりだ。

笑福亭鶴瓶さん/「もっと、おもろなりたい!」と叫んだ男。③

最終回。〈鶴瓶さんのDNAを一個引き継ぐ(≒おもしろくなる)としたら、どうしたらいいですか?〉という質問が出て。難しいなぁと言いつつも、ひと通りお話してくれたあとで、その質問者に対して、「(それを踏まえて)じゃ、最近あったおもしろいこと言うて」っておっしゃるので、うわ、すごいなぁと思った。こういうふうに、自分ではコントロールできないところにボールを放るというのは、たとえば相手がだまりこんじゃうとか、過剰に困ってしまうとか、ダダすべりするとか、いろんな可能性が考えられると思うんだけど(※その質問者の方はちゃんとおもしろいこと思いついてました。)、そういうのが〈どこへ転がっても〉、状況を楽しめるんだろうなぁ、このひとは、と。ひとをおもしろがらせる、ためには、まず自分がおもしろがる、才能がひつようよね、とおもったり。

俚謡山脈さん/いま、最高にカッコいい音楽 やべぇ!民謡入門①

クラブで民謡をかけて人々を踊らせているDJユニット。うん、民謡がすごいらしい、ということはわかった。…んだけど、なんかね、それを語るうえで、けっこうな割合で相対評価ぽいことばが使われるのが、ちょっと苦手だったかなぁ。〈民謡〉を褒めるために、他のジャンルを下げるようなことを言うひつようはないんじゃないかな、って思っちゃうんだよね。〈あっちに比べてこっちのほうがイイ〉みたいに言うのって、まぁ、簡単ちゃあ簡単なので、伝達方法としても、ちょっと怠惰じゃない?とかもおもってしまう。…て、俚謡山脈さんのファンの方が読んでらしたらごめんなさい。彼らの活動自体はとってもカッコいいのです。

飯島奈美さん/飯島奈美が、おにぎりを本気でつくる…。②

②(最終回)は、フードスタイリストのお仕事について。深夜食堂とかは知ってたけど、え、これも飯島さんなんだ!っていう作品がいっぱいあった。出てくる写真出てくる写真ほんとうに美味しそうなので、見終わったらお腹すいてた。お仕事が、というか、お料理が、というか、アイデアを出す、ていうことが、かな、ほんとに好きなんだな、とおもった。目がね、きらきらしていてきれい。こんなひとの握ったおにぎりはそりゃ美味しいでしょうよ、間違いないよ。

山極壽一さん/ゴリラから学ぶ「幸福論」と「未来」②

はぁあ、ほんとおもしろい。これまで自分が漠然と感じていたようなことに、パリパリ説明をつけてもらってく感じがする! 効率、とかコスパ、とかを、あんまりたくさん言われると、なんか変じゃね?と思うことがあったんだけど、何が変だとおもうのかよくわかってなかった。その違和感の正体が、〈現在を未来に売り渡す〉ことでは、幸福感は得られないよね、っていう山極さんの発言で、ピカッとクリアになったかんじがした。それだ!ってなった。もちろん、未来のためにがんばりたい気持ちもあるけれど、それはあくまで〈未来のためにがんばる今も楽しい!〉って思えてることが前提なわけでね。そう思えないまま、現在の1分1秒を未来の奴隷のように暮らしても、絶対いいことないとおもうの。だって私が今いる〈ここ〉は、永遠に〈未来〉にはおいつかないんだもの。

ほぼ日の學校って、なんか、究極の雑談、みたいな雰囲気があるなとおもう。何かためになることを、みたいにおもって観てるわけじゃないんだけど、結果としてふだん使ってないぶぶんの脳を使って感じたり考えたりしてる気がする。なんつってな。

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