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{読書感想短歌*59}森晶麿 『黒猫と歩む白日のラビリンス』

君が書き → 消した字たちの降りつもる没稿の森で昼まで眠る

kimiga kaki ⇢ kesita ji tatino furitumoru botukouno moride hirumade nemuru

黒猫シリーズの短編集。実際にありえそうか否か?とかいうことよりも、それが〈成立するとする〉世界のうつくしさを読む。

※一話めに登場する詩の、〈本が降ってくる〉というイメージがとてもきれいでね。天才詩人なら本が降るらしいけど、凡人な私にも降らせられるものはないかしら、とおもったらこうなった歌。


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