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記事一覧
{読書感想短歌*176} あんびるやすこ『きえた魔法のダイヤ』
わたしってステキでしょう?と言うことは マウントじゃないよ あなたも、ステキ。watasitte sutekidesyou? to iukotowa maunto janaiyo anatamo, suteki.
2月の妖精が行方不明に。どうやら、ほかの姉妹の月は花や雪やできらびやかなのに、〈私だけ地味!〉ってとこに嫌気がさしたらしい。ツンデレ魔女のシルクちゃんが、ドレスもモチベーションもおなお
{読書感想短歌*174} サラ・ペニーパッカー『どうなっちゃってるの!?クレメンタイン』
フルーツの名を冠されたジューシーガール さっぱりしたけりゃわたしを呼んで!fruits no nawo kansareta juicy girl sapparisitakerya watasiwo yonde!
他に気になることがあるのに、「集中して!」って言われる理不尽感などをひさびさに思い出して、クスクス笑った。大人は、〈集中させたい〉ものに集中できない子を叱ってしまいがちだけど、そんなこと
{読書感想短歌*172} ウィリアム・ベル『地球からのメッセージ』
人はたぶん いろんな声で鳴きすぎて 伝わらなくなるみたいだ、ってクジラがhitowa tabun ironna koede nakisugite tutawaranakunaru mitaida, tte kujiraga
小さな町のなかに、大手企業の森林伐採の仕事で食べているひとたちと、自然保護のために伐採に反対しているひとたちがいて…っていう構図が、子どもたちの目線から書かれてる。正しいこと
{読書感想短歌*175} ディクスン・カー『連続殺人事件』
にぎわしくトムとジェリーがケンカする間にもどこかで殺人事件nigiwasiku Tom and Jerry ga kenkasuru manimo dokokade satujinjiken
呑気な性格だからか、カーの作品の中でもコメディ色の強いものがすき。このお話は、主人公2人の出会い方から、ケンカしてるうちに仲良くなっちゃう過程、事件に巻き込まれてついつい恋愛関係に発展しちゃう感じなどなど、
{読書感想短歌*166} アルフレッド・ワードハイマー『エルヴィス・プレスリー 21歳の肖像』
エルヴィスのななめうしろに立つひとの翳りとふいの笑顔に付箋ELVIS no nanameusironi tatu hitono kagerito fuino egaoni fusen
エルヴィス・プレスリーにかんするお芝居の台本を書いていたとき、関連本をいくつか読んだのだけれども、いちばん時間をかけてしまったのがこの写真集。とにかく眺めちゃう。女の子を口説いてキスするまでの数ショット(空気になり
{読書感想短歌*165} あんびるやすこ『ドラゴンの正しいしつけ方』
がおがおと吠えてるくらいがイキのいい女なんだわ しつけとか、無用。gaogao to hoeterukuraiga ikinoii onna nandawa situketoka, muyou.
ツンデレおさいほう魔女シルクちゃん。今回は、〈ちょっとドラゴンのベイビーをあずかって♡〉ていうムチャブリに、ツンツンツンツン、たま〜にデレ、くらいの割合で立ち向かいます。赤ちゃんドラゴン、ピンク色ってか
{読書感想短歌*164} 輿水泰弘ほか『相棒 season3下』
人名のしりとり必勝法として「か」が来るたびに歴代の相棒jinmeino siritori hissyouhou tosite "ka" ga kurutabini rekidaino aibou
season3くらいになると、薫ちゃんが右京さんをまるまる信じてる感じがしてきてイイ。何かしてください、って言われたときに、以前なら理由を聞いてただろうところを、とりあえず走り出しといて後で聞こう、みた
{読書感想短歌*163}ディクスン・カー 『テニスコートの殺人』
そんなにも手間暇かけたトリックで殺したい人は思いつけないsonnanimo temahimakaketa trick de korositai hitowa omoitukenai
個人的にすきなカー作品のパターンとして、〈探偵側じゃないひと目線〉で物語が進むやつ、っていうのがある。もちろん犯人でもないんだけど、積極的に事件を解決したいわけでもなく、加えてちょっと隠したいことや人に言えないことが
{読書感想短歌*162}ロバート・ニュートン・ペック 『スープ』
おべんきょうだけじゃココロの栄養がかたよるよ ほら〈スープ〉はいかが?obenkyou dakeja kokorono eiyouga katayoruyo, Have a cup of soup!
いたずらっこすぎる親友にふりまわされながらも、それがけっこう楽しい、という、うわぁいかにも少年期!な少年の日常ものがたり。楽しいことばかりじゃないし、悩みだってたぶんあるんだけど、〈だけど、君がいる