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第二回JVC連続セミナー「NGOを大解剖!中の人が伝える魅力やジレンマ」の開催レポート

第二回JVC連続セミナー(https://jvcseminar2.peatix.com/view)は6/28に開催されました。
今回の講師は第一回と同じく広報グループの並木を講師として、NGOの全体像やスタッフとして抱える活動のジレンマなどについてお話しました。

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セミナーの前半部分はNGOについて、定義や成り立ち、活動について説明していただきました。
NGOとは「政府とは異なる立場で活動する市民の組織」であり、日本では1960年代から生まれ続けているNGOですが、最近では新規設立のNGOが少なく、ビジネス的手法で課題解決を考えるアクターが増えてきているそうです。そしてNGOの活動は主に支援プロジェクト実施、アドボカシー、ネットワーキングそして助成と4種類あり、それぞれの活動に関して詳しく説明してくださいました。

続いて、「NGO業界」の市場規模や財政についてお話されました。
NGOの収入規模は、ボウリング市場よりちょっと少ない556億円です。
ここでは、多くのグラフや表を用いて財政面からNGOの抱えている課題について触れました。
「新型コロナウイルス感染症拡大に対する日本の国際協力NGOの対応戦略」によるとNGO団体は年収10億円以上を境に二極化していることを課題に今後するべき解決策について深く説明しました。

NGO団体の収入は主に寄付金、助成金、補助金、事業収入と会費から成り立っています。そしてそれぞれの資金源にある強みと弱みについても触れました。

セミナーの後半ではNGOの仕事の魅力についても語っていただくと同時に、ジレンマやしんどいことも赤裸々に伝えてくださいました。
現地での活動や広報においてもジレンマを感じる事は多いと話します。
そしてこのジレンマを聞いて思ったことや考えたことを参加者がコメント欄で積極的に共有しあっていたので、様々な方の意見を知ることができ、とても充実していました。

最後はNGOに就職したい方に向けて、必要なスキルやアドバイスなどをされました。

そしてQ&Aの時間を設けて、その日のセミナーは無事終了しました。
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今回、実際にセミナーを受けてみて、自身がインターンとして携わっている国際協力の構造的な部分について、改めて学ぶことができたと感じます!国際協力というものがどのような背景のもとで発達し、時代の流れに沿って変化してきたのか、そして、グローバル化が急速に進んでいく今日、求められる国際協力とは一体何なのか、参加者全員で考える機会となりました。

また、活動におけるジレンマという部分では、考えさせられるお話が多くありました。例えば「パレスチナでの支援が、イスラエルによる占領を終わらせるチャンスを奪ってはいないか?」ということや、「支援を行うことで、現地の人々を支援漬けになってしまい、根本的問題の解決に繋がらなくなってはいないか?」など、活動をするうえで気を付けなければならない視点について、深く学ぶことができたと感じます。

そして、大きな刺激となったのは、参加者の方々の活発な質問や意見交換です。オンラインながら、様々な意見に触れることができ、スタッフやインターン、参加者の方々の熱を感じられるようなセミナーでした。

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