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SDGsは、これからのビジネスに対する指南書である?

SDGsが問いかける経営の未来」を読みました。面白かったです。私が働いている会社でも最近「SDGs」という言葉が聞かれる様になり、なんだか胡散臭いなぁなんて思っていましたが、そんなに難しく考える必要はないとこの本を読んで感じました。

私が読んで感じた点としては

・「企業が行う経済活動は同時に社会課題解決にも寄与している」という文脈づくりの重要性
・SDGsに掲げられるような社会課題は、企業にとってコスト・リスクになるのではなく、新規ビジネス開拓に繋がる指南書である
・顧客、取引先、株主、世論など関連する諸々との合意形成、文化醸成が社会課題解決に向けて重要であり、そのためには大義を掲げ、ブランディングを進めていく必要がある。

これからは今まで以上にストーリーを打ち出していく必要がある、ということですね。ストーリーを掲げ、その文脈に基づいたルール作りを進め、結果ビジネスとしても確固たる領域を築く..。

本書にも書かれていましたが日本企業は、SDGsなどの社会要求を「突然」突き付けられる印象です。今後は社会課題とその解決に向けたストーリーを自ら掲げ、欧米の様にルール作りに参画していけるよう、社内組織も然り、考え方を刷新していく必要があるのだと思いました。

今回、社会課題の多くをSDGsにて(タダで)まとめてくれたので、「これを使わない手はない!」という印象です。マネジメント層が考えるだけでなく、一社員レベルでSDGsで掲げる課題を理解し自分なりのストーリーを考えていくことが、今後生き残る組織には重要だなぁと。ビジネスマンは一度、この本を読んでみるといいと思いました。

最後に、「風呂敷広げすぎて結局何もできない問題」に関しては「Zoom out Zoom in」アプローチが参考になりました。大きな絵と短スパンでのコミット手法、この両輪をうまく回していくことを、意識して働いていかなければいけないです。私も今はそういった立場で働かせてもらっているので、改めて意識づけができました。

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(※写真は八丈島の猫です)


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