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リザードンHR争奪戦レポート【SR獲得・構築考察】

HR争奪戦の実力と運について前の記事で書きました。この記事では実際に私が引いたカードやデッキ構築・対戦を通して実力と運がどのくらいだったか、どの部分が勝敗を分けたかを説明します。

↑こちらを先に読むのをおすすめします↑

この記事に書いていないこと

■万人向けのリザードンVMAX SR HRを取る方法
■全てのカード評価
■過剰な煽り(「読んだら勝てる」のような)

"私が"本番前にどのように準備をしたか。
"私が"どのように考えてデッキを構築したか。
"私が"対戦中に何を考えたか、またどんなプレミ・考慮漏れを犯したか。
あくまで”私の場合”しかこの記事には書きません。

当日までの準備: カードプール理解

伝説の鼓動のカードリストを頭に叩き込みました。これが最も重要です。参考になりそうなnoteを読んでもいいし、シールド戦の動画を見てもいいですが、カードプールの理解が伴わなければ片手落ちです。
カードリストを眺める中で、
⚪︎弱点・抵抗力の関係からタイプの中では鋼が強い
⚪︎強力なVMAXポケモンを倒す可能性を持つ非Vポケモン
⚪︎引いたらほぼデッキに入れるカード
⚪︎引いてもほぼデッキに入れないカード
まで理解しておけばデッキ構築力(35点満点)のうち20点、プレイングスキル(15点満点)のうち5点程度で、事前準備としては折り返し地点です。

当日までの準備: My構築ルール設定

次のステップとして自分の中での構築ルールを設定しましょう。
当日のデッキ構築時間(30分?)は長くはありません。My構築ルールがあれば短い時間で大まかに構築し、1人回しなど調整に時間を使うことができます。
My構築ルールについては非常にわかりやすい記事が上がっていたのでリンクを貼っておきます。私の考え方はこの記事の考え方と非常に近いです。

↑非常にいい記事、HR争奪戦前に読みたかった…↑

ネットの記事、SNS上での優勝報告、シールド戦練習などを通してMy構築ルールを練り上げることでデッキ構築力を最大化しましょう。

参考: 私のMy構築ルール

①トレーナーズは英雄のメダル以外は全て採用する
②エネルギーの色は基本的にメインとサブの2色
③引いたV・VMAXポケモンでメイン色を決める
④エネルギーは16枚以上、使い道が少ないポケモンよりエネルギー
⑤ダンバルを2枚とマギアナを1枚以上引けたら鋼タイプをメインかサブに採用する

わりと普通のことしか決めていないですが、「ルール」と決めてしまうことで迷いがなくなります。
⑤だけ具体的に設定したのは、デッキ構築で悩みたくなかったのと、事故率を下げることを優先したかったためです。

当日までの準備: 睡眠

集中力を長時間維持するために、前日は早く寝ましょう。
当然ですが、持ち物の準備(身分証明書!)や普段行かない会場なら経路や時間も前日に確認しておく方がいいです。

パックから引いた70枚内訳

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引いた70枚の点数をつけるとV・VMAXポケモンは(10点満点)のうち8点、非Vポケモンは(5点満点)のうち2点、トレーナーズは(5点満点)のうち4点といったところです。

非Vポケモンについては、アタッカーをこなせる進化ポケモンの枚数が揃っていないこと。後攻1ターン目に技宣言できると強い鋼タイプのダンバル・マギアナが少ないこと。エネ加速に優秀なツツケラ・ケララッパが1枚ずつしかあたらなかったこと。トータルで少し引きが悪いくらいでした。
トレーナーズについては、ポケモンいれかえを引けなかったことが痛いですが、2~4枚引けるであろうサポートを3枚引けていたので悪くなかったです。

デッキ構築: おおまかな方針決定

まず、トレーナーズはMy構築ルール①の通りにメダル以外採用。

次に、強力なライコウを引いていないため、My構築ルール②を遵守し、色は2色に決定。

そして、V・VMAXポケモンは闘と無で噛み合わせが良く、素直に3枚採用が確定しました。そしてセキタンザンV・VMAXのエネルギーの色の縛りがきついため、闘をメインに据えることに決定。
また、採用率の高いポケモンに闘抵抗と雷弱点を持つものが多いため、闘タイプをサポートする意味でも雷タイプのアタッカーが必要だと判断しました。雷タイプには無色だけで強力な技を使えるポケモンがいないため、サブの色は雷にしました。

また、後攻1ターン目に宣言して強い技を持つダンバルやマギアナを擁する鋼タイプを採用しないため、最初から手貼りをアタッカーに行えるように、アタッカーとなりうるポケモンと少数のシステムポケモンのみを採用する方針としました。

デッキ構築: 詳細

非Vポケモンについて

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闘のアタッカーは、抵抗力を持つポケモンの対処が難しいため、抵抗力を無視できる2エネ技を持つレジロックを採用。
雷のアタッカーは、逃げエネ0でバトル場に出ても困らないゼラオラと、育てばVMAXすら倒せるゼクロムを採用。
闘・雷以外のアタッカーは、ツインエネルギーと相性がいいガラルマッギョ(1枚)とトルネロス。
システムポケモンは、エネルギー加速ができるケララッパライン。さらに進化できれば強力なドデカバシも採用。

エネルギーについて

ツインエネルギーはシンプルに強いので採用。
セキタンザンを安定して育成するために闘エネルギーはストーン闘と合わせてまず10枚。
雷はトゲキッス対策用のゼクロムかゼラオラどちらかを育成できればいいため、ゼクロムに必要な2枚+3枚の5枚。

この時点で確定しているのはトレーナーズ7枚、V・VMAXポケモン3枚、非Vポケモン8枚、エネルギー16枚。合計34枚。

残り6枚

サポートが4枚と少し心許なく、疑似ドローサポートとしてライボルトラインを採用。
また、マリガン確率が10%以下になるたねポケモン11枚を目指し、複数枚引いたラクライとガラルマッギョを1枚ずつ追加。
(ラクライやマッギョスタートは強くないため、あまり追加したくはない)

残り2枚を有効に使えそうなポケモンはおらず、とつげきラッパとふんかだんの糧になる基本闘エネルギーを2枚追加して完成。雷エネルギーと配分を悩みました。

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デッキ構築: 悩んで採用しなかったカード

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メガヤンマ: セキタンザンの弱点をつけるが、1枚しかないメガヤンマの育成が間に合うかは疑問。ヤンヤンマでスタートしてほしくないため不採用。

デンチュラ: 2-2で引けたため早い進化が見込めそう。追い討ちショックで高いダメージを期待できる。しかしバチュルスタートが弱く、雷エネルギーの採用数が多くはない。そして雷タイプに期待するのはトゲキッスの相手であり、2エネで起動するならゼラオラの方が使い勝手がいいため不採用。

ジガルデ: 闘タイプ1エネ30のためラクライスタートの相手にeasy winできる可能性があり、HPが150と高く、ツインエネルギーとも相性が良い。ただし、サイド差がないときは闘抵抗のポケモンに有効打がなく、逃げエネも重い。ジガルデでスタートしてほしくないため、不採用。

対戦記録

予選第1試合
先攻 勝ち サイド4 - 1
私: レジロックスタート、相手: ガラルマッギョスタート

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序盤は動きなし、相手は事故気味・エネ不足。
こちらはエネが潤沢で、サイドを先行できると判断し、レジロックに3エネつけてメガトンフォールでゴツゴツメット付きガラルマッギョを倒す。反動で80ダメージ入るもモーモーチーズで回復しながらメガトンフォールを計3回宣言。反動で瀕死のレジロックが倒されたときには後ろで育ったドデカバシで最後のサイドをとって勝利。
プレミは手札にいるゼクロムをベンチに出さずにとつげきラッパを使用したこと。圧倒的有利盤面とは言え、ゼクロムを育てて万全を期すべき。
(とつげきラッパは3枚エネだった)

予選第2試合
先攻 勝ち サイド4 - 0
私: ラクライスタート、相手: セキタンザンVスタート

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手札にライボルトがあったためラクライスタートも気楽なもの。1ターン目から引いたセキタンザンVをベンチで育てる。相手はサポートも闘エネルギーもないようでセキタンザンVが育てられない。順調に育ったセキタンザンVで前を倒し続けて勝利。
プレミは特になし。

予選第3試合
先攻 勝ち サイド4 - 2
私: ゼラオラスタート、相手: リオルスタート

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手札にトゲキッスVがいたが逃げ0のゼラオラ前でスタート。相手はベンチにセキタンザンV。1ターン目私はベンチでトゲキッスVを育てる。相手はリオルにエネ貼ってゼラオラに弱点60ダメージ。
2ターン目私はマリィ(相手の手札にセキタンザンVMAXがあったらしい)を使用してゼラオラを逃し、トゲキッスVしろきかぜ。相手はリオルに手貼りした分エネルギーのテンポで遅れ、私のトゲキッスVがセキタンザンVを倒す。ハガネールVにスピードウイングをあてて、返しのレイジングハンマーでトゲキッスVが倒れるも、育ちきった後続のドデカバシでハガネールVを倒して勝利。
プレミは1ターン目、闘弱点のゼラオラを逃して闘抵抗のトゲキッスVを前にしておけばリオルから60ダメージを受けずにすんだはず。(エネ貼りをリオルに誘導したと思えば悪くはないかも)

決勝トーナメント1回戦
後攻 負け サイド0 - 4
私: セキタンザンVスタート、相手: トゲキッスVスタート

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後攻をとらされた上、闘抵抗で相性不利のため辛いスタート。ラクライをベンチにだしつつ、セキタンザンVにエネを貼るだけ。
2ターン目、相手はトゲキッスVMAXを引いたらしく、先2ダイグライドを宣言されて諦めムード。私は、セキタンザンVをモーモーチーズで回復し、ダイグライドの確定数をずらす。ストーン闘エネルギーを引く可能性を踏まえて悩んだ末に基本闘エネを貼ってからマリィを使用。セキタンザンVMAXを引いてきたため進化し、ふんかだんを宣言し、エネトラッシュで追加ダメージまで入る。次のキョダイガンセキ圏内に入って逆転ムード。
3ターン目、相手はモーモーチーズでトゲキッスVMAXを回復し、キョダイガンセキ圏外(HPが30残る)に。ベンチのトルネロスにエネを貼ってダイグライド。私は解決札をサーチするためポプラを使用するも2裏で諦めムードの中でキョダイガンセキ。
4ターン目、相手はダイグライドでセキタンザンVMAXを倒す。私はバトル場に出す予定だったトルネロスをベンチに出し忘れていたため、ラクライを前に。エネを貼るだけで番を返す。
5ターン目、ダイグライドで前をバトル場のポケモンを倒されて負け。
プレミはセキタンザンVMAXが倒される前に次に戦うトルネロスをベンチに出し忘れていたこと。
(トルネロスでトゲキッスVMAXを倒しても、相手の後続が育っていたため勝敗に影響はなかった)
対戦相手には2ターン目にオニオンでゴツゴツメットを捨てるというプレミがあった。ゴツゴツメットをトゲキッスVMAXにつけていれば、モーモーチーズで確定数をずらされることはなかった。

お互いがぶん回ったので負けても楽しかった対戦。そして先攻がいかに有利かを再認識した対戦。

勝因と敗因

勝因はじゃんけんに勝ち、先攻をとることができたこと。さらにエネルギーを18枚入れることで、相手より先に、そして確実に手貼りを行うことができた。また、とつげきラッパを2回使用したが、2枚と3枚エネ加速ができた(有利盤面を圧倒的有利盤面にできた)のもエネルギーを多く採用した構築の強みだった。

敗因はじゃんけんに負けたこと。プレイングスキルが未熟だったこと。ジガルデのようにダイグライドを耐えるHPのたねポケモンを上手くデッキに組み込めなかったこと。

結果から振り返って自分を採点

⚪︎デッキ構築能力 27/35
⚪︎プレイング 10/15
実力 37 / 50
⚪︎70枚の引き 14/20
⚪︎先攻後攻じゃんけん8/10
⚪︎対戦中の引き 17/20
運 39 / 50
計 76 / 100

概ねこのくらいだと認識しています。プレイスキルも構築能力ももう少し伸ばせたはずかなあと反省してます。

本番会場の雰囲気・スタッフの対応

後日書きます…

#ポケカ #ポケモンカード #リザードンHR争奪戦 #シールド戦

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