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三洋堂書店を勝手に戦略コンサルしてみた

こんにちは、NISHIです。


ついさっきヤフーニュースでこの記事が目にとまりました。


本屋さんの三洋堂書店のお話。

この記事を読んで「あぁ」と思い、
念のため確認して見ました。


メール会員とはなんなのか?

WEBから会員登録を募って
メール会員で、ポイント貯まって
本を店頭で受け取れて、、、


う、うむ。汗


さて、

みなさんが経営コンサルなら、三洋堂書店に
どんな経営アドバイスを授けますか?

紀伊国屋書店に勝つ戦略はなんでしょう?
Amazonとどう住み分けしますか?

ランチェスターにします?
強者の戦略にします?

戦略チョイスはどうします?

まぁ、この辺りを秒で回答を出さないと
コンサルとして入り込めないわけですが。


音声で撮ろうと思ったんですが、
テキストで書いてみます。


まず考えるべきは、「本屋って何だっけ?」
という根本論です。

今って、街の小さな書店が次々に
閉店しているじゃないですか?

間違いなくAmazonショックです。

つまり、単純なる「本を買う場所」と
しては本屋は成り立たなくなっている。

逆に紀伊国屋やその他の規模が大き目の
本屋がなぜ生き残っているか?というと
本を買う場所というよりは、

本と出会う場所

という状態になれているからです。

大きい本屋さんだと各カテゴリーの
陳列スペースが広くて、

スポーツコーナーで特集
将棋のコーナーで特集
漫画のコーナーで特集

ということで、各カテゴリーごとに
色々な催し物があって、需要を喚起
している。

本屋に行ってブラブラするだけで
発見があって時間が潰せるんですよね。

つまり、

想像の範囲内の本を買うのはAmazon
想像の範囲外の本を買うのは書店。


これからAmazon GOが日本に合流して
街中に黄色と黒のコンビニが現れる
未来になるわけですが、その5年後から
逆算して、書店として生き残る策は何か?

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ここを洞察して、会社のリソースを集中
していかないといけない。


ここまで考えて、三洋堂書店のHPを開くとこう書いてある。


あらたなであいのおてつだい


やっぱりそうなんですよね。
書店って出会いなんですよ。


広いスペースを生かして、Amazonには
できない「出会い」を強く出していくべき。

ただし、これはスピード勝負。

Amazonが店舗を持ったら、同じ戦略を
とる可能性が高い。

その策は何かというと。

「著者本人を招いての読書会」

です。


これを毎回支払っての参加型ではなくて、
月額課金のサブスクリプションとして
会員制サービスにする。

お値段は3,000円くらいでいい。

参加するときに本を現地で買って、
読書会に参加する。

この流れを各店舗で別々にやる。

店舗で著者を招いて読書会をやるという
流れを競わせます。

各店舗に予算をつけて、自由にやらせます。

著者本人も実は本が売れるなら
ホイホイ何処へでも現れます。

というか、1日のギャラが1万円と
交通費でも普通に来ると思うw

自分の本をもう一度喋るだけなので
準備もいらないです。


このサービスは著者を一人招いて、
その著者を三洋堂書店を巡らせることで
かなりスケジュールを作ることができる。


当日参加の人は、普通に毎回1500円
でも実費とっておけばいい

つどつど参加よりも会員制に入った方が
明らかに安いのですぐ移行する。


これを2021年いっぱいかけて必死で追い込む。


月額の有料会員1,000人くらいは余裕で行くでしょう。

誰もが知っている本屋さんの
主催ですから怪しさ皆無です。

1000×3000=3,000,000円/月額

年間3600万の粗利の確定です。

粗利で3600万取ろうと思ったら
一体何冊本を売らねばならんのか?

そう考えるとこの仕組みは鉄板です。


会社としてのリソースで、リアル店舗を
何十店舗も持っているというのは
かなりの強み/アドバンテージです。

Amazonにはできないことです。

ここを最大限生かす仕組みを考えるわけですね。

年間で3600万も粗利が出るようになれば
逆にガンガン出店することも可能でしょう。


当たり前ですが、

その月額会員の人に対して、普通に
セミナーを販売することも可能です。

実に反応良いリストでしょうから
講演会も簡単に主催できる。

あらたなたであいのおてつだい

という風土(=MSP)があるのだから
本屋で出会おうが、
セミナー会場で出会おうが
どこでも問題ない。


で、

この月額会員の人があまり集まらない
店舗は、速攻で閉めればいい。

あらたなであいを創出する可能性が
低いわけだから。


逆に、めちゃめちゃ月額会員が多い店の
そばに2号店、3号店を出して、
競合を挟み撃ちにするドミナント戦略を
簡単にとることができる。

両側からシェアを吸われるので、
ジリジリと店舗の売上が下がって行く。

その弱ったお店を買い取れば、その地域を
完全に制圧することができます。

こういうプランが浮かんでいます。


別に難しくないでしょう?

お店のちょっと隅っこのスペースで
広さ5坪くらいで最初は
細々とスタートすればいいのよ。

テストマーケティング。

今回書いたことは別に私だから思いつく
ものではなくて、ある程度
マーケテイングの感度があれば、
秒で思いつくことだと思います。


というか、覇王:紀伊国屋さんとかは
サブスクリプション系の
会員制サービスやらないのかしら??


こんな単純なスキームで何千万も
粗利が増えるんだからやらない手は
ないと思うんですが。。。


ま、そんなことを妄想してみましたー。


今日のこの発想はもちろんその店の
MSPを踏まえての提案になります。

そこを外すと提案しても採用されない
確率が上がるので。


自分のビジネスだけはなく、
他人のビジネスを支援する系の人も
MSPの概念を知っておくのは必須ですよ★


今週末に12日の朝にワークショップやります。


↓↓↓

MSP構築ワークショップとは?
https://vimeo.com/487673067

お値段は3,000円(早割)です。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=blllxg

今日は以上です。


NISHI


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