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【NFLの支配者】Case Keenum #2 ~わかってんだろ?ケイス~


Keenum Numberを数えていきます

ざっくり振り返り

前段のお話は#1をご参照。(https://note.com/nfl114514/n/n95939e985242)
現在各チームで最小のKeenum Numberを持つ選手を探していきます。

チームメイトの定義は主に以下の通り。
・2023年8月29日時点で、Keenumと同じチームのActive Rosterに登録されていたことがある。実際に試合に出たか、は不問。
・ディフェンスやSTの選手、シーズン途中に加入した選手でもOK。
・チームメイトであった/ある期間は不問。極端な話、1週間でもOK。
・IRやPSの選手はチームメイトとして扱わない。一方、PUPやNFIリスト入りの選手はOK。
・Pre SeasonはチームメイトだったがRoster漏れした、という選手は対象外。

結果発表

各チームで、「最小Keenmu No.の選手」、「Keenum No.」、「Keenumとの関係性」としてリストアップしました。
前の投稿に書いた通り、各チームのRoster/PUP/NFI登録されている選手の中から、最小Keenum Numberを持つ選手を調べています。名簿を上から見て元チームメイトを見つける、「こいつ昔チームメイトだったろ」と思いついた選手を挙げる等のなるべく楽な方法を採用したため、他にも最小Keenum No.の選手が居ることは認識しています。
Note上で表作るのしんどそうだったのでExcelで作ってキャプチャします。
まずはAFCから…

CINはいっそKeenum獲得しろ

説立証ならず!とは言え、CIN以外はKeenumの現/元チームメイトが散らばっている結果となりました。
NFLの移籍は同地区内が多い印象なのでCINについても、Keenumが2021まで在籍していたCLEの選手が移籍しているのでは、と思っていました。結構生え抜き志向強いんですかね。
他の各チームは、調べればKeenum No.が1の選手(現/元チームメイト)はスイスイと見つかりました。
HOUは8/29時点で在籍の全選手がKeenumとチームメイトになりますがそりゃずるいので調べたところ、Weeksという長老LSが2010からずっとHOU在籍で簡単に見つかりました。
BUFのStefon DiggsやINDのIsaiah Mckenzieの様に複数チームでの同僚が居るのも、Keenumのキャリアの特徴ですかね。

続いて、NFC…

AFC含め全体的にWAS時代の同僚は登場頻度低め。
これが何を意味するか、これ以上突っ込んではいけない。

AFCの表も併せて見ると、2017MIN時代の選手が、年数経っている割に多い印象です。やっぱり優秀なメンバーだったのでしょうね。
PHIは生え抜き大国なので諦めていましたが、実は惜しかったです。Greedy Williams(2020-2021シーズンにCLEでKeenumとチームメイト)が8/29のRoster確定前にカットされたので、Keenum No.が1の選手が消えてしまいました。
また、SEAはギリギリでした。Evan Brownという総統の愛人みたいな名前の選手が5試合分Keenumと被っていたみたいです。
あっ、おい待てぃ!と思われた方。そうだよ。SFおかしいよなぁ。Trent Williamsは2019シーズン全休だろ、と思いましたよね。私のルール設定の問題ではあるのですが、同シーズンのTrent WilliamsにはNFIリスト入りしてた時期がありました。ってことでチームメイト扱いにしています。あのレベルの選手なので、WASもプレイ復帰を模索していたために即IRではなくNFIに入ってのでしょうね。「(PUP/NFI選手をカウントしちゃ)いかんでしょ」と言われればそれまでですが。ちなみにTrent Williams以外のSF選手はKeenumとチームメイト経験ありません。

まとめると、CINとPHI以外の30チームにKeenumの現/元同僚が存在することが分かりました。
感覚で捉えても驚異的ですが、果たしてある程度キャリア積めば誰でも成立するのか、Keenumならではなのか?
Keenumのキャリアの特色は大まかに2点に分けられると思っていて、
1. NFL在籍期間が長い(10年以上)
2. 移籍が多い

両方を満たす選手は少ないのですが、1だけなら比較対象は結構出てきます。(そもそも、NFL在籍期間が長くないと移籍回数も積むことができない)

Brady Number調査

Tom Bradyの元チームメイトはどこにいる?

NFL在籍期間が長い選手の代表格としては、やはりTom Bradyですかね。その割に通算2チームしか経験していないという点でも比較対象にはうってつけですね。(Rodgersでもよかったのですが。)
ジャーニーマンとしてよく挙がるRyan Fitzpatrickも比較対象として検討したのですが、21シーズンで引退しており、過去Active Roster調べるのはかなりの苦行で断念しました。
Bradyは2022シーズンいっぱいで現役引退したので、一緒にやっていた選手もまだ現役で残っているでしょう。やっぱり調査は鮮度が命。
あとは、現役選手ではKCのBlaine GabbertやNYJのAl Woodsも良いキャリアですね。

結構すごいやん

Brady No.が2の選手を見つける場合、ハブになる選手を見つけるのが大事

Bradyも、「元同僚の元同僚」であればどこかしらのチームに在籍していることが分かりました。特に2014シーズンから5年で3回SB制覇しているNEのことなので、選手の息も長いです。
BALには本記事投稿時点(10月)でBradyの元チームメイトであるKyle Van Noyが在籍していますが、8/29時点では所属していなかったのでBrady No.検証の対象外です。
INDはBreshad Perriman、JAXはJosh Wells、GBはDanny Etling、MINはJoejuan Williams、LARはTyler JohnsonといったBradyとチームメイト経験ある選手が8/29のRoster確定時に漏れています。ここら辺は8月上旬に下調べをした後で落とされているので再調査がしんどかったです。尚、SEAはまさかのEvan Brown君が2回目の登場です。
今回の調査で何が苦行だったかと言えば、Brady No.が1の選手(Bradyとチームメイト経験ある選手)が見つからない場合、選手とBradyの間をつなぐハブ選手を探すことです。NEとTBに長期在籍している代表格として、それぞれDavid AndrewsとMike Evansはハブになりました。あと、Cordarrelle PattersonやDanny Amendolaですかね。Amendolaなんて皆さん久しぶりに目にしたでしょう。

まとめ

Keenumの顔の広さは異次元

チームごとに、所属選手中の最小Keenum No.と最小Brady No.を並べると、やはりKeenumの方が全体的にNo.が1(直接チームメイト経験あり)の選手が多いですね。
他のサンプルをとっているわけではありませんが、Bradyも十分すごい結果だと思っています。

レンジは双方とも1~2だが、並べるとKeenum側に1の多さが目立つ

概ね思っていた通りでした。移籍が多いNFLではリーグ在籍期間が長い方がその分元チームメイトも散らばりやすい。さらに、多くのチームを経ることで元チームメイトが増えるとほぼ全チームに散らばる。
数年後、もしかすると全チームにKeenumの元チームメイトが在籍しているかもしれません。Back up QBというどこのチームも必要なポジションで、唯一無二のキャリアを築いてきたKeenumにしかできない離れ業です。
(他に調査してほしいジャーニーマン居ましたら教えてください。ただし調査自体がしんどいのでやるか分かりません。)

あとがき

キラキラなNFL生活ではないが地道にキャリアを重ねてきたKeenumの今後の活躍に期待しましょう。(試合に出てくるか分からんが)
少なくとも私は引き続き見守りたいと思います。ということでKeenumが引退するまで、1年に1回このカウントは続けていく所存です。(比較対象の選手は、そのときによって変えてみるか。。)
あと、レギュレーション設けてよい気がしています。例えば、調査時点の4年前にルーキーで入ってずっと在籍している選手は除外するとか。
アメフトの戦術も技術もサラリーキャップも語れませんが、今後もこんな感じの企画ものをゆるーくやっていきます。

シリーズリンク

【NFLの支配者】Case Keenum #1 ~NFLの現役選手はみんなトモダチ?~
https://note.com/nfl114514/n/n95939e985242

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