「3つの校則」

データの紹介


本校生223名に、「3つの校則」は存在すると思うかを尋ねた。その結果、「すると思う」が46%で最多。「しない」が33%、「するかないかといえばする」が21%という結果になった。

また、「存在すると思う」と答えた人に対し「一つでも違反したことがあるか」を尋ねた。「ない」と答えた人が74%(全体の35%)、「ある」と答えた人が26%(全体の12%)という結果になった。

考察

毎年麻布学園には多くの生徒が入学する。その多くが志望理由に挙げるのが「自由だから」という理由だ。どのくらい自由であるかを判断する中で「校則」を参考にすることができる。例えば「緊急時以外スマホを使ってはならない」という校則があると,スマホを休み時間に使っていいという自由は得られなくなる。一方自由な校風で有名な麻布には、校則がないと言うことを聞いたことがある人も多いと思う。

しかし、通称「3つの校則」というものが存在するのをご存知だろうか(僕は入学するまで知らなかった)。それは「鉄下駄の禁止」「授業中の出前禁止」「賭け麻雀の禁止」の3つで構成されている、とされている。もちろんこれは公式な「校則」ではなく、代々言い伝えられてきただけのものなので守らないから何か罰則がある、と言うわけではない。

アンケートの結果によれば、3分の2の生徒はこの3つの校則の存在を知っていた。しかし、逆に3分の1の人は存在を知らないと言う結果になった。全員が入学時にこのことについて教員から説明があったかは定かではないが、僕は「鉄下駄禁止」などの話を教員から聞いた記憶がある。

また、1割以上の人がこの校則を知っていながら違反したことがある、というのも興味深い結果だ。僕は「賭け麻雀の禁止」に違反した生徒が多くいるのではないかと考える.先輩から聞いた話では、現在高校1年生で今麻雀が流行っているらしい。

また、今までこの学校で生活してきた中で鉄下駄で登校している人を見たことがないためこの決まりは守られているようだ。授業中の出前(U◯er)は実際に発生することはごく稀にある。

とにかく、麻布でも公式な校則という形ではないにせよ決まりは「なんとなく」存在する。守るのがとても難しいというわけでもない。最低限の秩序を保ちつつ、麻布での特別な時間を楽しむのが大切である。

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