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乗り出し50万円!永く乗れる?軽自動車探しの旅

ある日、知人の女性から愛車探しの相談が来た。曰く、数年来連れ添った愛車のミラジーノが度々故障するそうでこの機会に乗り換えたいそうだ。幸い私は中古車サイトを覗いては空想のカーライフを思い描いてニヤつくのを日課としているので、その趣味が活かされる機会を得たと喜んで相談に応じることにした。早速普段の用途や愛車に求める条件を聞いてリストアップしてみた。
・乗り出し50万円以下
・軽自動車
・主に通勤と買い物に使用
・背が高く見えないデザイン
・レトロな見た目が好き
・ゴツくない可愛い系のルックス
・故障しにくい
・なるべく長く乗りたい(5年以上?)

さあ困ったぞ、乗り出し50万円は程度の良い中古車を選ぶ上でギリギリの予算だ。その上で「できるだけ長く乗りたい」という条件をつけられると相当に選択肢が絞られる。これは私の持論であるが、中古車選びは二者択一だと考えている、「本体価格を安くして、維持費を多めに払う」か「本体価格に多く払い、維持費が安く抑える」かだ。これには理由がある、自動車は消耗部品の塊だ。定期点検などで交換する機会の多いオイル、ウィンドウォッシャー、バッテリー、ブレーキフルード、ブレーキパッド、ワイパーブレード、タイヤがあり、それら以外にも交換頻度は少ないが交換費用の多くかかるショックアブーバー、ファンベルト、冷却水、ブッシュ等がある。つまりは年式が古く、走行距離の多い安い中古車は後者の部品が傷んでることが多く、結果としてメンテナンスコストが嵩むというわけだ。それ以外にも我が国では初年度登録から13年以上経過した車は自動車税が15%重課されるというルールが設けられている。それらの要因を加味した結果、自動車の乗り換え時期は消耗部品の交換が集中する10年10万kmと考えられている。もちろん、金と手間をかければ車はどこまでも乗り続けられるが、相当な愛着と根気がない限りそこまですることはないだろう。
とはいえ50万円は安くない買い物だし、長く乗りたいと思うのは当然の心理だ。何より提示された条件の中でベストを尽くすことこそがオタクの使命だと思う。本人の希望で5年を一つの目安として、年式が新しく良品廉価な中古軽自動車を選ぶ壮大な冒険に旅立とうと思う(?)

次回から紹介していきます。

photo by Mic

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